ジープ ラングラー、北米中心に50万台リコール…オフロード走行に起因

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ジープ ラングラー
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米国の自動車大手、FCA US(旧クライスラーグループ)は5月18日、北米中心に全世界で約50万台のジープ『ラングラー』をリコール(回収・無償修理)すると発表した。

このリコールは、ステアリングホイール内のクロックスプリングと呼ばれる部品の不具合が原因。ラングラーならではの性能を生かしたオフロード走行が、このクロックスプリングに不具合をもたらす。

FCA USによると、ルーフを開けた状態や、サイドドアを外して、本格的なオフロード走行を行った場合、土ぼこりがステアリングホイール内のクロックスプリングに入り込み、事故の際、エアバッグが展開しない恐れがあるという

市場別のリコール台数は、米国が39万2464台、カナダが3万5412台、メキシコが8529台。その他、NAFTA地域以外が、6万2580台。合計で2007-2010年モデルの49万8985台が、リコールに該当する。

なお、FCA USは、「この不具合に起因した事故や負傷者の報告は受けていない」と説明している。

《森脇稔》

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