米国の自動車最大手、GMは5月31日、タカタ製エアバッグインフレータの不具合による約190万台の追加リコール(回収・無償修理)を、米国当局に届け出た。
今回の追加リコールは5月4日、米国NHTSA(運輸省道路交通安全局)とタカタの米国子会社が、米国市場におけるエアバッグのリコールに関して修正合意したことを受けての対応となる。
修正合意では、相安定化硝酸アンモニウムを使用した乾燥剤が入っていない前席エアバッグインフレータのうち、米国においてこれまで市場措置対象となっていないもの全てについて、新たに市場措置の対象に含めることが決定した。
今回GMは、この修正合意を受けた追加リコールを米国で行うと発表。米国市場で過去に販売された約190万台を、リコールの対象に加えた。
対象になるのは、主に2007-2011年モデルが約140万台で、キャデラック『エスカレード』などのフルサイズSUVが該当。主に2007-2008年モデルは約50万台で、同じくエスカレードなどのフルサイズSUVが対象になる。