日産自動車の海外向け高級車ブランド、インフィニティは6月1日、5月の米国新車販売の結果を公表した。総販売台数は1万0828台。前年同月比は3.4%増と、3か月連続で前年実績を上回った。
セダン系では、主力の『Q50』(日本名:日産『スカイライン』)が2367台にとどまり、前年同月比は30.9%減と、3か月ぶりに減少。『Q70』(日本名:日産『フーガ』)は、前年同月比25.5%減の515台と、大幅な減少が続く。モデル末期の『Q60』(日本名:日産『スカイラインクーペ』)も、71.9%減の103台にとどまる。
SUVでは、『QX60』が4274台を売り上げ、前年同月比は36.1%増と、3か月連続で増加。『QX50』(日本名:『スカイラインクロスオーバー』)は、改良新型モデル投入の効果で、前年実績のおよそ6.6倍の1632台と大幅増を保つ。
また、最上級クロスオーバー車の『QX70』は、前年同月比33.8%増の511台と、2か月ぶりのプラス。最上級SUVの『QX80』は、34.6%増の1424台と、2か月連続で増加する。SUV全体では、62.4%増の7841台を売り上げた。
インフィニティの2016年1‐5月米国新車販売は、前年同期比0.7%減の5万3920台。その内訳は、乗用車が28.5%減の2万1190 台、ライトトラック(SUV)が32.8%増の3万2730台。SUVが牽引役を果たしている。