全日本空輸(ANA)グループは、国際線貨物の「燃油特別付加運賃」(燃油サーチャージ)を9月1日から引き下げると発表した。
同社グループでは、燃油特別付加運賃を申請時点における直近1カ月の航空燃油市場価格の平均に基づいて見直している。7月の航空燃料市況価格の平均が1バレルあたり54.52ドルとなった。このため、9月1日からの燃油特別付加運賃額を引き下げる。
9月からの燃油特別付加運賃額は、日本=北米・欧州・中東・オセアニアなどの長距離路線が1kgあたり現行より7円引き下げて29円、日本=シンガポール・タイ・ベトナム・インドネシア・インドなどの遠距離アジアが7円引き下げて27円、日本=韓国・台湾・中国・香港・フィリピンなどの近距離アジアが6円引き下げて23円とする。