ポルシェの名車11台、クラシックラリー参戦…全車が完走

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エンシュタール クラシックに参戦したポルシェ車
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7月末、オーストリアで開催された「エンシュタール クラシック」。このクラシックカーラリーに、ポルシェ ミュージアムが、貴重なスポーツカー11台を参戦させた。

エンシュタールクラシックは1993年から開催。スポーツ性を重視したクラシックカーイベントのひとつとして知られる。ポルシェはポルシェ一族の故郷であるこの地で、常に際立つ存在。ラリー世界チャンピオンを2度獲得したヴァルター・ロール氏は、2つの総合優勝を手にしている。

11台のポルシェは、2 ピースフロントウインドウの『356クーペ』、『356スピードスター』、『356 B GS カレラGTLアバルト』、『550スパイダー』、『718 RS 60スパイダー』など。ポルシェの輝かしい歴史を彩り、重要なマイルストーンとなる車が、3日間のラリーを駆け抜けた。

ラリーの先頭を率いたのは、ヴォルフガング・ポルシェ監査役会会長。続いてLMP1プロジェクトリーダーのフリッツ・エンツィンガー氏、そして現在のLMP1世界勝者のマーク・ウェバー選手、ル・マンの勝者ニール・ジャニ選手、ポルシェの数々の伝説を作ったハンス=ヨアヒム・シュトック選手、ポルシェ GTワークス・ドライバーのリヒャルト・リーツ選手という錚々たる顔ぶれ。

今年のエンシュタール クラシックには、1972年までに製造された合計198台のクラシックカーが参加。その約20%をポルシェが占めた。3日間、繰り広げられたこのイベントでは、非常に難度が高くその多くが極秘扱いにされている合計30のスペシャルステージを設定。エントリー車両の信頼性が試される。

ポルシェ ミュージアムの全チームは、ほとんどが海抜2000mを超えるオーストリアアルプスの難度の高いスペシャルステージを駆け抜け、クラシックカーならではのドライビングプレジャーと高回転のフィーリングを体験。ポルシェ ミュージアムチームにとってさらに重要なのは、参戦した11台のクラシックカー全車が、約1000km先のゴールまで無傷のまま完走したこと。

ポルシェミュージアムのアヒム・ステヤスカル館長は、「貴重なクラシックスポーツカーでも、定期的に走らせることが大切」とコメントしている。

《森脇稔》

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