15日に開幕した2016ルマン24時間耐久レース。今年はWECにフル参戦しているメンバーを含め、合計7人が参戦。各クラスでの優勝を目指す。
最高峰のLMP1クラスにはTOYOTA GAZOO RacingでWECフル参戦中の中嶋一貴(5号車)と小林可夢偉(6号車)がエントリー。WECでの序盤2戦では思うように結果が残せていないが、陣営はルマンで勝つことを一番重要視しマシンを開発。決勝での活躍に期待がかかる。
一貴は2014年の日本人初ポールポジションを獲得。決勝も途中までトップを快走していたが不運なトラブルに見舞われ総合優勝の夢が断たれてしまった。今年はそのリベンジを果たすことができるかに注目が集まる。また可夢偉は2013年以来、2度目のルマン挑戦。今回は最高峰クラスでのチャレンジとなる。どんな走りを見せるのか、目が離せない。
LMP2クラスにはスポット参戦する3人のドライバーがエントリー。SUPER GTで2年連続GT500チャンピオンに輝いた松田次生はWECでの参戦経験があるNo.47KCMGからエントリー。昨年は日産ワークスからLMP1に続きルマンは2度目の挑戦となる。フリー走行ではクラストップタイムを記録したが、予選1回目では相次ぐイエローフラッグも影響しクラス9番手。予選2日目での挽回に期待がかかる。
No.34レース・パフォーマンスからは中野信治が参戦。これで9回目のルマン挑戦となる中野。旧型マシンで戦うとあって手こずっている部分もあるようで、予選1回目を終えクラス19番手。それでも少しでも前の順位を目指し、予選2日目に挑んでいく。
今年はSUPER GTに加えてヨーロピアン・ルマン・シリーズ(ELMS)にも挑戦している平川亮は、TDSレーシングからルマンに初めて挑戦する。ELMSでも同チームで参戦しており、第2戦イモラで早速優勝を飾っている。予選1回目ではLMP2クラス7番手。さらに上位に食い込めるのか注目だ。
LM GTE-AmクラスにはGTアジアなどで活躍中の澤圭太がNo.61クリアウォーター・レーシングのフェラーリ『458イタリア』からエントリー。早速フリー走行と予選1回目でクラストップタイムに躍り出ており、予選ポールポジションに期待が集まる。WECフル参戦中の山岸大がNo.50ラーブルコンペティションのコルベット『C7-Z06』で参戦。予選1回目はクラス5番手につけている。
注目の2016ルマン24時間レース。予選2回目は日本時間の17日2時から、予選3回目は17日5時から行われる。