イタリアのフィアットの主力コンパクトカー、『500』。同車が、全世界でおよそ8万台のリコール(回収・無償修理)を行う。
これは5月18日、FCA(フィアット・クライスラー・オートモービルズ)USが明らかにしたもの。フィアット500に関して届け出たリコールの内容を公表している。
今回のリコールは、MT車のクラッチの不具合が原因。FCA USによると、フィアット500のMT車のクラッチが部品の損傷により、シフトチェンジしづらくなる可能性があるという。
リコールの対象となるのは、2012-2016年モデルのガソリン自然吸気エンジン搭載車。米国では3万9217台、カナダでは7834台、メキシコでは7155台、NAFTA地域外では2万6268台の合計8万0474台が、リコールに該当する。
FCA USでは、対象車を保有する顧客に通知。販売店で、クラッチのリリースシステムを改良するリコール作業に着手する予定。