【ルマン24時間 2016】3時間経過…7号車アウディにトラブル発生、3メーカーのトップ争いが激化

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2016ルマン24時間レース
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2016ルマン24時間レースは開始から3時間が経過。序盤からポルシェ、トヨタ、アウディの3メーカーが激しいトップ争いを繰り広げ、現在は1号車ポルシェがトップに立っている。

開始から1時間が経過すると、それまでレースを悩ませたいた雨雲が消え去り、太陽が顔を出し始め、路面コンディションも急速に回復。ここで各車が1回目のピットストップを行いスリックタイヤに交換した。いち早く動いた7号車アウディがトップに浮上するが1時間20分を経過したところで、緊急ピットイン。ターボチャージャーのトラブルに見舞われガレージで急きょパーツ交換。20分の作業時間を要してしまい、トップから6周遅れとなってしまった。

コース上ではピットストップでトヨタ勢を逆転した1号車ポルシェ(ベルトラン・ハートレー)と8号車アウディ(ロイック・デュバル)が激しいトップ争いを展開。何度か順位を入れ替えながらサイド・バイ・サイドのバトルを繰り広げた。その間に6号車トヨタ(マイク・コンウェイ)が好タイムを刻み接近。一時は10秒以上離れていた差を1周あたり2~3秒速いペースで追いつき、1時間30分を過ぎた頃にはポルシェ、アウディ、トヨタの三つ巴のバトルとなった。

結局、大きく順位は変わらず2回目のピットへ。ここでトヨタ勢はライバルよりも、1~2周タイミングを遅らせ26周終わりでピットイン。特に6号車はトップを争っていた2台を逆転できるかと思われたが、1号車は捉えることができず2番手で復帰を果たした。昨年は序盤からライバル2メーカーの遅れを取ってしまったが、今年は序盤からしっかり上位に食い込んでおり、この後の展開次第ではレースをリードしそうな勢いを持っている。

そして、開始から2時間30分を過ぎる頃には、再び3メーカーが接近。一時は3秒以内に3台がひしめく接戦となった。そんな中で力強い走りを見せたのがトヨタ勢。1号車ポルシェ、8号車アウディが早めに3回目のピットインを済ませる中、トヨタ勢はライバルより2周多く走り39周終わりにピットへ。直前に思い切りペースを上げて逆転を目指したが、タッチの差で届かず2番手のまま。それでも、ライバルより1スティントあたりの周回数を少しずつ伸ばしており、レース後半にピット回数を減らせる可能性も出てきている。

2016ルマン24時間レース スタート3時間経過順位
1.#1ポルシェ(42周)
2.#6トヨタ(+6.3秒)
3.#8アウディ(+20秒)
4.#5トヨタ(+31.9秒)
5.#2ポルシェ(+46.3秒


53.#7アウディ(6週遅れ)

《吉田 知弘》

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