全日本空輸(ANA)グループは、日本発国際線旅客の「燃油特別付加運賃額(燃油サーチャージ)」を、10月1日以降も適用しないと発表した。
燃油サーチャージは、2カ月ごとに直近2カ月間の燃油市況価格平均に基づき見直している。今回、6月から2016年7月におけるシンガポールケロシン市況価格の2カ月平均が1バレルあたり56.57米ドル、為替レートが1ドル=104.74円だった。
シンガポールケロシン市況価格の円貨換算額は5925円となり、燃油サーチャージが適用となる6000円を下回ったため、4月から9月に続いて、10月から11月に発券される航空券にも燃油サーチャージをゼロとする。
国際線旅客の燃油サーチャージは日本航空(JAL)グループも10月以降、ゼロにすることを決めている。