2016年のF1第7戦カナダGPの公式予選が11日に行われ、ルイス・ハミルトン(メルセデス)が今季4度目のポールポジションを獲得した。
曇り空で気温15度とやや低めのコンディションでスタートした予選。ここジル・ビルヌーブサーキットはランオフエリアが少なく、コースオフするとそのままコンクリートウォールにクラッシュしてしまうという難易度の高いサーキット。予選Q1ではリオ・ハリアント(マノー)はターン3でヒット。予選Q2ではカルロス・サインツJr(トロ・ロッソ)が最終コーナーでクラッシュするなど若手ドライバーが苦戦する場面もみられた。
そんな中、前回のモナコGPで待望の今季初勝利を挙げたハミルトンが勢いに乗り、順当にQ3へ。その1回目のアタックでいきなり1分12秒812を記録しトップに浮上する。これに僚友のニコ・ロズベルグも迫ろうとするが、わずか0.062秒差で2番手。両者ともにタイヤを履き替え2回目のアタックに臨むがタイム更新はならず、そのままセッション終了。ハミルトンが今季4回目、通算53回目のポールポジションを獲得した。
グリッド2列目以降は最後の最後までアタック合戦が白熱。セバスチャン・ベッテル(フェラーリ)がレッドブル勢とのポジション争いを制し3番手を獲得。以下ダニエル・リチャルド、マックス・フェルスタッペンのレッドブル勢が続き、キミ・ライコネン(フェラーリ)が6番手という結果になった。
マクラーレン・ホンダ勢はフェルナンド・アロンソが3戦連続でQ3に進出し10番グリッドを獲得。ジェンソン・バトンは12番手から決勝レースでの追い上げを目指す。
1.ルイス・ハミルトン(メルセデス)1分12秒812
2.ニコ・ロズベルグ(メルセデス)1分12秒874
3.セバスチャン・ベッテル(フェラーリ)1分12秒990
4.ダニエル・リチャルド(レッドブル)1分13秒166
5.マックス・フェルスタッペン(レッドブル)1分13秒414
6.キミ・ライコネン(フェラーリ)1分13秒579
7.バルテリ・ボッタス(ウィリアムズ)1分13秒670
8.フェリペ・マッサ(ウィリアムズ)1分13秒769
9.ニコ・ヒュルケンベルグ(フォース・インディア)1分13秒952
10.フェルナンド・アロンソ(マクラーレン)1分14秒338
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12.ジェンソン・バトン(マクラーレン)1分14秒437