自転車2台をひき逃げ、別の事故も起こした男は酒酔い状態

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26日午前0時15分ごろ、埼玉県春日部市内の県道を走行していた2台の自転車に対し、後ろから進行してきたワゴン車が追突する事故が起きた。自転車の男性2人が重軽傷を負ったがクルマは逃走。警察は後に25歳の男をひき逃げなど容疑で逮捕している。

埼玉県警・春日部署によると、現場は春日部市南中曽根付近で片側1車線の直線区間。2台の自転車は道路左側の路肩を縦列で走行していたが、後ろから進行してきたワゴン車に次々とはねられた。

この事故で最初にはねられた28歳の男性が頭部強打で意識不明の重体。次にはねられた20歳の男性が打撲などの軽傷を負ったが、クルマはそのまま逃走。

警察では重傷ひき逃げ事件として捜査を開始したが、特徴の似たクルマが約4km離れたさいたま市岩槻区内で停車していたトラックへの追突事故を起こし、運転していた越谷市内に在住する25歳の男が道路交通法違反(酒酔い運転)で逮捕されていたことが判明。このクルマを調べたところ、春日部の事故現場から採取された破片と破損部位が一致したことから、翌27日に自動車運転死傷行為処罰法違反(過失傷害)と道交法違反(ひき逃げ)容疑で逮捕している。

聴取に対して男は「事故を起こした記憶はない」などと供述しており、警察ではアルコールの影響で正常に運転できる状態ではなかった可能性が高いとみて、危険運転容疑への切り替えも視野に事故発生の経緯を詳しく調べている。

《石田真一》

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