自転車を押しながら横断の高齢男性、はねられ死亡

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11日午後8時30分ごろ、栃木県大田原市内の市道で、自転車を押しながら道路を横断していた68歳の男性に対し、交差進行してきた乗用車が衝突する事故が起きた。男性は死亡。警察はクルマを運転していた33歳の男を逮捕している。

栃木県警・大田原署によると、現場は大田原市荻野目付近。68歳の男性は自転車を押しながら道路を横断していたが、右方向から交差進行してきた乗用車にはねられた。

男性は近くの病院へ収容されたが、頭部強打などが原因でまもなく死亡。クルマを運転していた同市内に在住し、ブラジル国籍を持つ33歳の男にケガはなく、自動車運転死傷行為処罰法違反(過失傷害)の現行犯で逮捕。男性死亡後は容疑を同致死に切り替え、調べを続けている。

逮捕された男は聴取に対して「気づいてブレーキを掛けたときには遅かった」などと供述しており、警察では双方の安全確認に怠りがあったものとみて、事故発生の経緯を詳しく調べている。

《石田真一》

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