大相撲夏巡業は12日、仙台市で開催され、10日の福島市巡業から復帰した大関稀勢の里(30=田子ノ浦)が初めて土俵に上がった。

 朝稽古の中盤、ぶつかり稽古で新十両大輝を指名。約15分間も胸を出し「上にいるものの務めですから。いい押しをしている。まだ上がってきたばかりだから、明日もあさっても…」と話した。名古屋場所中に右かかとを痛めており、取組への復帰については「もうちょっと安定してきたら」と慎重だった。