前頭2枚目の宝富士(29=伊勢ケ浜)が初顔の大翔丸を左でいなして押し出し、自己最速タイの10日目で勝ち越し。初の三賞受賞の可能性も出てきて「11番で敢闘賞? 12番で技能賞? 13番で優勝?」とおどけた。

 だが1敗力士が相次いで敗れ、気が付けば賜杯争いのトップに浮上。優勝への欲は否定したが「押されない自信はある」と話す存在が不気味になってきた。