ドイツの自動車大手、ダイムラーは7月11日、2016年第2四半期(4‐6月)の暫定決算を明らかにした。
同社の発表によると、メルセデスベンツなどグループ全体の第2四半期の利払い・税引き前利益(EBIT)は、39億7300万ユーロ(約4600億円)。前年同期の37億6400万ユーロに対して、5.6%増えている。
増益となったのは、小型商用車やバス事業の好調さによるもの。第2四半期のEBITは、小型商用車事業が前年同期の1.9倍の4億6200万ユーロ、バス事業が前年同期の1.6倍の8900万ユーロと伸びた。
一方、主力のメルセデスベンツ乗用車部門の第2四半期のEBITは、22億0900万ユーロ。前年同期比は1.1%のマイナスだった。
ダイムラーは7月下旬、2016年第2四半期の正式な決算を公表する予定。