今宵は後の月「十三夜」ですが、台風のお話しでも。

今日(2014/10/6)は、旧暦8月の十五夜から約一ヶ月後の旧暦9月13日である「後の月」「十三夜」そして「栗名月」、「裏名月」等々です。
中秋の名月(十五夜)が「芋名月」と呼ばれるのに対し、十三夜は「栗名月」「豆名月」とも呼ばれますが、これは栗や豆が良くとれるシーズンであることからきたものだそうです。
十五夜だけでは「片月見」なので十五夜に月見をしたら必ず十三夜にも月見をしなければならない、という風流な日本の風習のおかげで、月見で一杯の名目をかろうじて立ててる私。

今は台風第18号が太平洋側を覆っていますが、台風一過となれば夜には少しは月夜を伺えるかなあ。
(って、私はこれから名古屋→関東に移動なんですけどね、お昼までには何とか辿り着けるかなあ)
どうぞお気をつけくださいね。

という訳で、台風にちなんだお話しでもしましょう。

typhoon
アメリカのハリケーン同様、台風にも名前が付けられているって知ってます?
あまり有名じゃないので、天気予報とかで毎回名前も紹介すればいいのにって常々思っているのですが、台風の名前は北西太平洋または南シナ海で発生する台風防災に関する各国の政府間組織である台風委員会(日本ほか14カ国等が加盟)ってところで決められています。
平成12年(2000年)の台風第1号にカンボジアで「象」を意味する「ダムレイ」と命名したのを始めとして、以後、発生順にあらかじめ用意された140個の名前を順番に用いているようです。
そこでこの名前ですが、5,6年でこの140個を使い切ったら、また最初の「ダムレイ」が使われるらしいのですが、大きな災害をもたらした台風に限っては使用しないように変更することがあるそうです。
今回の台風も、何年か後にはまた使われる程度の勢力であって欲しいものですね。

それぞれの名前は、こちらの気象庁の台風の番号と名前一覧を参考にしてみてください。
今回の台風第18号の名前は、ラオスで「動物」を意味する「Phanfone(ファンフォン)」。
次の台風第19号に予定されている名前は、すずめ蜂ですよ、痛そう!!
一覧を見ていると、何かへんてこな名前もあるなあ、と思うときもあるのですが、それもお国柄なのかな。^^)

で、ちょっとだけ後の月「十三夜」に戻ると。

今年は閏月(うるうづき)が旧暦九月のあとに挿入されて閏九月があるので、3回名月を愛でることができます。
旧暦は約三年に一度、閏月を挿入して暦を調整する仕組みのためにこのようなことになるのですが、今年の「後の十三夜」と呼ばれる閏九月の十三夜は11月5日(水)になります。
その折には、月にちなんだお話しでもしましょう。

[amazonjs asin=”406257778X” locale=”JP” title=”図解・台風の科学 (ブルーバックス)”]