あらゆる立場の人たち、あらゆる動物、様々な生きとし生ける者たちが織りなす不思議な展開。
読みだすと止まらない未知の世界があなたを待っています。結末でアッと驚く面白さが病み付きになるでしょう。
イスラムに詳しくない人でも気軽に読めます。豊富な内容ですがそれにしてみたら決して高くは無い買い物です。
余計な複雑さがないので幅広い年齢の方がお読みになれます。わたくしはこんなに面白い本を読んだのは久しぶりです。
10人が読んだら10人の感想が全く違うような、読者の感性を突くような感じです。
で、結局何が言いたいの?かと思うでしょう。でもそれがまた次のお話を読みたい気分にしてくれます。
物語を憶えて、お子さんと感想を言い合うのもすごくいいと思います。単純なので子供さんと話しながら
象さん、凄いね、とかおさかなさん偉いとか、と言った感じに親子の会話にも適していると思います。
友人に教えたら早速注文したそうです。

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スーフィーの物語: ダルヴィーシュの伝承 (mind books) 単行本 – 1996/7/1
- 本の長さ373ページ
- 言語日本語
- 出版社平河出版社
- 発売日1996/7/1
- ISBN-104892032719
- ISBN-13978-4892032714
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商品の説明
内容(「MARC」データベースより)
スーフィーたちが語り継いできた、知恵と寓意にみちた82の物語。イスラーム神秘思想の一千年余にわたる、多彩な伝承を収録。
登録情報
- 出版社 : 平河出版社 (1996/7/1)
- 発売日 : 1996/7/1
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 373ページ
- ISBN-10 : 4892032719
- ISBN-13 : 978-4892032714
- Amazon 売れ筋ランキング: - 777,005位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 60位スーフィー
- - 274位イスラム教(一般)関連書籍
- - 2,869位宗教入門 (本)
- カスタマーレビュー:
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2013年6月12日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
2014年7月26日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
1話2ページほどの短い教訓的昔話で、とても読みやすかったです。イスラム圏の人にとって私たちの「日本昔話」のようなものだと思います。ピンと来ない習慣がたくさんあるのですが、イスラム圏の人々の心の風景はこんなかんじなのかな、と想像しておもしろかったです。これが新鮮でおもしろかったのでアラビアンナイトが読みたくなり、全11巻箱買いしてしまいました。
2016年1月22日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
この本に記載されている真の深さを理解するには、相応の意識レベルになければならないと思いますが、ますます暗い方向へ向いつつある今の世の中において、独立個人としての意識の持ち方がいかに大切であるか教えてくれる本だと思います。
2006年11月8日に日本でレビュー済み
「寓意に満ちている」とは、こういう話のことだろう。
物語の飛躍がものすごく、共に精神も飛翔する。
編者イドリス・シャーはOSHOの「私が愛した本」で薦められている。
OSHOの講話の中の、ムラ・ナスルディンのおはなしが好きな人にオススメ!
物語の飛躍がものすごく、共に精神も飛翔する。
編者イドリス・シャーはOSHOの「私が愛した本」で薦められている。
OSHOの講話の中の、ムラ・ナスルディンのおはなしが好きな人にオススメ!
2019年4月22日に日本でレビュー済み
過去一千年にわたって記録されてきた、スーフィーの導師や諸教団の教え。
とりわけ「スーフィーの最大の敵はアホ」であることをくりかえし教えてこられる。
のっけからこんなふうに切り込まれる。
「ある池に、頭のいい魚と、半分頭のいい魚と、馬鹿な魚がいた。」
また、あるラクダは人間を一喝する。
「愚か者よ、去れ!馬鹿者の理解は、所詮その本質を超えることはない。」
真面目な紹介をするのであれば「知とは何か(≒愚とは何か)」という命題を徹底的に、これでもか!というほどに考え抜くのがダルヴィーシュ達の修行、ということなのだろう。これは宗教団の教えであるのに「宗教的な教義に自己一致させようとするな、真理にこそ自己一致せよ」という鋭いメッセージも繰り返し寓話に織り込まれている。
素朴な教えもあり、笑えるのもあり、深いまじめなのもある。
しかし、本書の価値はやはり「列仙伝」と一脈相通ずるマジカルパワーを平気で放つスーフィーさんたちの存在自体にあるのだと思います。
この宗教けしてほろびるなと祈る。
どの寓話にも註解がついており、その註解もまた情け容赦なく「馬鹿者」にトドメを刺しにくるのも素晴らしい。
訳者あとがきや用語解説も丁寧。おすすめしかしない。
とりわけ「スーフィーの最大の敵はアホ」であることをくりかえし教えてこられる。
のっけからこんなふうに切り込まれる。
「ある池に、頭のいい魚と、半分頭のいい魚と、馬鹿な魚がいた。」
また、あるラクダは人間を一喝する。
「愚か者よ、去れ!馬鹿者の理解は、所詮その本質を超えることはない。」
真面目な紹介をするのであれば「知とは何か(≒愚とは何か)」という命題を徹底的に、これでもか!というほどに考え抜くのがダルヴィーシュ達の修行、ということなのだろう。これは宗教団の教えであるのに「宗教的な教義に自己一致させようとするな、真理にこそ自己一致せよ」という鋭いメッセージも繰り返し寓話に織り込まれている。
素朴な教えもあり、笑えるのもあり、深いまじめなのもある。
しかし、本書の価値はやはり「列仙伝」と一脈相通ずるマジカルパワーを平気で放つスーフィーさんたちの存在自体にあるのだと思います。
この宗教けしてほろびるなと祈る。
どの寓話にも註解がついており、その註解もまた情け容赦なく「馬鹿者」にトドメを刺しにくるのも素晴らしい。
訳者あとがきや用語解説も丁寧。おすすめしかしない。
2014年3月6日に日本でレビュー済み
いくつかの比較的理解し易い内容のものは
実際に寝る前に小さい子供が聞いて結構楽しんでくれています。
もちろん難解な言い回しの部分はその都度わかりやすく言い換えていますが。
この本に納められた霊的かつ神秘的な物語の数々は私にとってはまるで小さな宝石箱の様で、
出会えて幸運だったと思えるお話がいくつか有るほどです。
その中には真我実現に関係すると思われるものがいくつかあり、
修練の際の注意点を示唆したものや
何故それがなかなか実現されないのかと
暗示されていると思われるようなものも有ります。
もちろんその様な事をハッキリとお話で具体的に説明している訳ではないので
読む人によっては全く異なる解釈をする人もいるでしょう。
そこがこの本のお話の多層的に楽しめるところでも有り
奥深いところでしょうか。
実際に寝る前に小さい子供が聞いて結構楽しんでくれています。
もちろん難解な言い回しの部分はその都度わかりやすく言い換えていますが。
この本に納められた霊的かつ神秘的な物語の数々は私にとってはまるで小さな宝石箱の様で、
出会えて幸運だったと思えるお話がいくつか有るほどです。
その中には真我実現に関係すると思われるものがいくつかあり、
修練の際の注意点を示唆したものや
何故それがなかなか実現されないのかと
暗示されていると思われるようなものも有ります。
もちろんその様な事をハッキリとお話で具体的に説明している訳ではないので
読む人によっては全く異なる解釈をする人もいるでしょう。
そこがこの本のお話の多層的に楽しめるところでも有り
奥深いところでしょうか。
2003年2月8日に日本でレビュー済み
寓話的な短編が集められていて、一つ読むだけでも何らかのインスピレーションを感じることができます。
お勧めします。
お勧めします。
2009年10月11日に日本でレビュー済み
82の短編からなり、いずれも面白いが11番目の火の伝説を取り上げる。
ある男が火を起こす方法を発見して伝えた。その後、数世紀が過ぎた。
ある部族では、聖職者が独占して富と権力を保持していた。
ある部族では、忘れられていて道具が礼拝されていた。
ある部族では、ある男が神として祭られていた。
ある部族では、物語として伝えられていた。
ある部族では、実際に利用されていた。
そして、さらに時が過ぎ聖職者と弟子がそれらの部族を訪ね本来の意義を指摘した。
その際の各部族の対応が大変面白い。
現実は、到底因果律で説明できるような単純な代物ではない。
日常世界のあらゆる時、場所に不可視の世界(神性)が浸透しているのに気づかないのは、知っているとする執着による固定化した見方、つまり思い込みであるということである。
スーフィズムは、自我のベールが完全に消滅したとき、神的な直観知が生じる。つまり、私性(自我)は隠れて神性が顕れる。という教えである。
私性が顕れているときは神性が隠れている。(二択ではない)
スーフィズムには複眼の士という言葉がある。
イスラムの伝統的手法として、神秘的な内容を物語の形式で表わすということであるが短編であるためとっつき易い。
解読されるのを待っている。正解などない。その人の思い込みによっていかようにも採れるのだから。
ある男が火を起こす方法を発見して伝えた。その後、数世紀が過ぎた。
ある部族では、聖職者が独占して富と権力を保持していた。
ある部族では、忘れられていて道具が礼拝されていた。
ある部族では、ある男が神として祭られていた。
ある部族では、物語として伝えられていた。
ある部族では、実際に利用されていた。
そして、さらに時が過ぎ聖職者と弟子がそれらの部族を訪ね本来の意義を指摘した。
その際の各部族の対応が大変面白い。
現実は、到底因果律で説明できるような単純な代物ではない。
日常世界のあらゆる時、場所に不可視の世界(神性)が浸透しているのに気づかないのは、知っているとする執着による固定化した見方、つまり思い込みであるということである。
スーフィズムは、自我のベールが完全に消滅したとき、神的な直観知が生じる。つまり、私性(自我)は隠れて神性が顕れる。という教えである。
私性が顕れているときは神性が隠れている。(二択ではない)
スーフィズムには複眼の士という言葉がある。
イスラムの伝統的手法として、神秘的な内容を物語の形式で表わすということであるが短編であるためとっつき易い。
解読されるのを待っている。正解などない。その人の思い込みによっていかようにも採れるのだから。