怒りの葡萄 [Blu-ray]
フォーマット | Blu-ray, ブラック&ホワイト |
コントリビュータ | ヘンリー・フォンダ, ジョン・キャラダイン, チャーリー・グレープウィン, ジョン・フォード, ドリス・ボウドン, ジェーン・ダーウェル, ラッセル・シンプソン |
言語 | 英語 |
稼働時間 | 2 時間 10 分 |
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商品の説明
大地は乾き、人々は胸に“怒りの葡萄”を宿していた……。
巨匠ジョン・フォードが謳う力強い人間賛歌!
<キャスト&スタッフ>
トム・ジョード…ヘンリー・フォンダ
母…ジェーン・ダーウェル
ケーシー…ジョン・キャラダイン
祖父…チャーリー・グレープウィン
ローザシャーン…ドリス・ボウドン
父…ラッセル・シンプソン
監督:ジョン・フォード
製作補・脚色:ナナリー・ジョンソン
原作:ジョン・スタインベック
音楽:アルフレッド・ニューマン
撮影:グレッグ・トーランド
●字幕翻訳:佐藤一公
<ストーリー>
不況の嵐に農場を追われた貧しい一家が、カリフォルニアの楽園を目指して旅立った。だが様々な困難を乗り越えて辿り着いた彼らが見たものは、溢れる農民と絶望的な生活だった……。
<ポイント>
★1080p HDの超高画質ハイビジョン映像
★ピュアなデジタルサウンドを体現するロスレス・オーディオ
★本編を観ながら操作ができるポップアップ・メニュー
★月刊HiVi監修「プレミアム・ブルーレイの楽しみ方」(12ページ特製解説書)封入
・月刊HiVi編集部監修による特製ブックレット
・月刊HiVi誌面はもちろん、他では読めないコラムがぎっしり!
・作品解説にはHiVi誌面でお馴染みのAV評論家&ライターが登場
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★豪華“オプティカル・エンボス仕様”アウターケース付
●4倍画素の美しさ! 4Kデジタル・トランスファーマスター使用!
●アカデミー賞2部門受賞(監督賞/ジョン・フォード、助演女優賞/ジェーン・ダーウェル)。
●文豪スタインベックのピューリッツァー賞受賞作品を、『荒野の決闘』『わが谷は緑なりき』の巨匠ジョン・フォードが完全映画化。
<特典>
●FOX ムービー・チャンネル:“FOX LEGACY” ※
●オリジナル劇場予告編 ※
※ブルーレイディスクのみの収録特典
登録情報
- メーカーにより製造中止になりました : いいえ
- 言語 : 英語
- 製品サイズ : 30 x 10 x 20 cm; 83.16 g
- EAN : 4988142885227
- 監督 : ジョン・フォード
- メディア形式 : Blu-ray, ブラック&ホワイト
- 時間 : 2 時間 10 分
- 発売日 : 2012/6/22
- 出演 : ヘンリー・フォンダ, ジェーン・ダーウェル, ジョン・キャラダイン, チャーリー・グレープウィン, ドリス・ボウドン
- 字幕: : 日本語, 英語
- 販売元 : 20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン
- ASIN : B007KUZ59E
- ディスク枚数 : 1
- Amazon 売れ筋ランキング: - 182,980位DVD (DVDの売れ筋ランキングを見る)
- - 11,383位ブルーレイ 外国映画
- - 18,490位外国のドラマ映画
- カスタマーレビュー:
-
トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
レビューのフィルタリング中に問題が発生しました。後でもう一度試してください。
エピソードの選別といい、テンポといい、全く無駄がない完璧な2時間8分だと思った。
序盤のカフェのシーンは、完璧すぎて逆に作品全体から少し浮いている感じもしたが。
ストーリー自体も全く予備知識なしで見たのだが、まさか家族総出のロードムービーとは思わなかった。
搾取し、搾取される構造の根底にあるのは、「自分の家族が一番。他人に構っていられない」という純粋な欲望だと思うと、何も言えなくなる。
特典映像の映画評論家による解説を見ると制作時の時代背景が良く分かって興味深いものがあります。なんせスタインベックの原作は、1929年大恐慌直後の米国の悲惨な農民を描いたもの、つまりはアメリカ史上最悪の時期の恥部を容赦なく描いたものなのだから、その映画化ともなるとやはり米国政府も神経を尖らせるワケです。
物語はオクラホマの小作農の一家が土地を追われて西海岸にたどり着くのですが、そこでも就職難、貧農たちに対する差別、食糧不足、そして悪徳資本家による搾取など過酷な現実が待っている、というもの。
トム・ジョードを演ずる主演のヘンリー・フォンダははまり役。母親役のジェーン・ダーウェルと元牧師のケーシーを演ずるジョン・キャラダインもすこぶる好演。フォード演出も、弱者である一家を優しく見つめるきめ細やかな演出は、後の「わが谷は緑なりき」に通ずるものがある卓越したものです。ただし脚本に矛盾点がある場面が何か所かあって、それが本作の価値を少し下げているというのが私個人の見解。
具体的には一家がカリフォルニアに到着して二つ目のキャンプを訪れた際に、武装した警備員たちに「余計な事に首を突っ込むな。夜間に出歩くな」と何度も念押しされているのにかかわらず、トムは到着した日に早速夜間に出歩いて、偶然最初のキャンプで逮捕されてはぐれたはずのケイシーに遭遇するというご都合主義な展開。そしてケーシーはいつの間にか労働運動活動家たちのリーダーになっているだけではなくて、彼らを蛇蝎のごとく忌み嫌う警備員たちにつけ狙われる存在になっている。しかもすぐに彼らは警備員たちに見つかってトムも巻き込んで乱闘になり、悲惨な事態を招くことなどが挙げられます。
ただしそういった欠点を補って余りあるのが前出のフォードの演出と、元祖パン・フォーカスの名キャメラマンのグレッグ・トーランドの素晴らしい撮影ですね。とくに全盛期のトーランドの最良の仕事が、夜間のシーンに遺憾なく発揮されているし、このBD化で画質が極めて鮮明になりました。本作を熟知されているかたも初めてのかたも、この機会にそこをじっくりと堪能していただきたいと思います。
年々増え続ける保護率(1000人当たりの生活保護受給者の割合)。
高度経済成長期を最盛期に、組織率を下げ続ける労働組合。
スタインベックの原作は世界恐慌の時代を描いていますが、現代日本にあてはめても考えさせられるテーマです。
折しも学園紛争が激しいときだった。東大安田講堂事件もあった70年安保の頃のこと。
公立高校だったのによく許されたものだと思う。
発表当時、「社会主義的」と批判された小説であるのに、直後に映画化された。
日本では考えられないこと。
おそらく戦前で共産主義の脅威を感じない人が多く、あるいは資本主義の影の部分がクローズアップされていた時代だからなのだろうか。
これが5年後だったら映画化できただろうか。
もちろん映画だからオブラートがかかった作り方はされているにしても、やはりよくぞ映像化したと思う。
上映を許した高校も立派だったという気がする。当時、決して自由な校風とは思っていなかったが、今よりははるかにましなのだろうな。昔はやはり良かったのだ。
最後の方に出てくる政府主体の施設。自治施設ということになっているが、実際にはどうだったのだろう。
1940年ころのアメリカも、ソ連と何も変わらなかったということだ。むしろひどかったかもしれない。
そんな国は今もある。
懐かしさも含めて星5つ。
1930年代は大恐慌の影響で経済が停滞し、より良い生活を求めて中南部の農民がカリフォルニアを目指したそうです。今では信じられませんが、難民キャンプのようなところで生活せざるを得ず、低賃金で働かされたそうです。アメリカで労働者の権利が法的に保証されたのが1935年らしいので、この映画は1930年代前半が舞台だと思います。
この作品はそんな貧困労働者の苦境を描きつつも、家族の大切さと人の強さも同時に描いています。特にトムの母親の最後の台詞により、観る人がジョード家の今後に希望を持てる終わり方になり、少しだけ救われた感じがしました。
貧困白人が大量に生み出されカリフォルニアはエデンの園とあこがれて押し掛ける。
貧困白人が組合を作れば白色テロで弾圧する悪徳資本家。
現代の悪徳資本家は赤い。黒人の差別を口実に赤色テロでトランプの集会をつぶしにかかる。
貧困者の味方だったアカはビバリーヒルズから金をバラマキ難民の群れを作り上げ貧困者を利用して
混乱を作り出し私利私欲のカテとしている。
スタインベックやウッディガスリーは今のアカを正義とみるだろうか?
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