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水と原生林のはざまで (岩波文庫 青 812-3) 文庫 – 1957/12/5
出版社内容情報 教職とオルガンを捨て,医師としてアフリカの仏領ガボンに渡り,水と原生林のあいだに初めて小さな病院を建てたのはシュヴァイツェル(一八七五‐一九六五)三七歳の時であった.妻と共に原住民の医療に従事すること四年半,第一次アフリカ滞在の記録である.全篇にあふれる人間愛は,今日なお多くの人々の共感を呼ばずにはいない
- 本の長さ187ページ
- 言語日本語
- 出版社岩波書店
- 発売日1957/12/5
- 寸法10.5 x 1.9 x 14.8 cm
- ISBN-104003381238
- ISBN-13978-4003381236
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登録情報
- 出版社 : 岩波書店 (1957/12/5)
- 発売日 : 1957/12/5
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 187ページ
- ISBN-10 : 4003381238
- ISBN-13 : 978-4003381236
- 寸法 : 10.5 x 1.9 x 14.8 cm
- Amazon 売れ筋ランキング: - 280,985位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 1,919位岩波文庫
- - 13,525位歴史・地理 (本)
- - 45,343位ノンフィクション (本)
- カスタマーレビュー:
-
トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2021年4月12日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
すごい良いこと書いてるのだろうけど中古で買ったため、汚すぎて読めなかった。ぴえん。
2021年9月14日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
大学生くらいが詠みやすい
2020年10月4日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
事実を転々と列挙し、飾るところがないにもかかわらず、読者に深い感銘を与える。
評論のかけらもなく自ら黙して使命を貫いた。
根底を流れる哲学=実践が心を打つ。
評論のかけらもなく自ら黙して使命を貫いた。
根底を流れる哲学=実践が心を打つ。
2013年12月20日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
50年前、高校生のときに、英語で世まさせられましたが、日本語は良いですね。
2016年12月30日に日本でレビュー済み
シュヴァイツェルは神学者としても演奏家としても成功していたのに、30才から「人のために尽くす」と宣言して医者になった。30代後半でアフリカのフランス植民地ガボンのランバレネに赴任した。診療所建築から始まった診療活動は、ひと言で言えば…
「よくやったもんだ」
である。本書は氏の第二次大戦前の4年半に渡る診療活動をつぶさに描く。赤道直下の卒倒する熱さ、河馬や象や蠅や蚊そして白蟻など、凄まじい自然だけでなく、彼が〝土人〟と書く現地民の生態のおもしろさ、雇用や教育の苦労もものすごい。
後半に入ると、1914年1月から6月の章で、当時の医療行為が詳細に描かれている。実に興味深い。西洋科学を用いながら現地でできる治療、手術に投薬。洞察と智恵がある。そして彼が単なる医師でないことは『原生林の社会問題』という章に表れている。黒人がサボったり盗みを働いたり、お金が入ると火酒を煽って散財する理由を、
黒人は怠惰なのではなくて自由人なのである。
と喝破する。国は税を課して働かせ、消費の欲望をかきたてる。だがそれは黒人に通用しない。彼らは職業を持とうとしない。そういう価値観がない。文化と植民の利害が一致しないため、飢えは続き、原生林はただ伐採が進む。白人の権威は目の前で睨まれている時だけ通用する。
その医療活動は人間愛や献身だけでなく、鋭い社会的洞察にも支えられていた。実は人の価値観や社会背景まで見ることは、本来医師にとって必要なのである。病を診るだけではなく、患者を見るとはそういうことなのだ。
結論。そんじょそこらの医師の本を読む前に本書を読むべし。人生を変える力がある。
「よくやったもんだ」
である。本書は氏の第二次大戦前の4年半に渡る診療活動をつぶさに描く。赤道直下の卒倒する熱さ、河馬や象や蠅や蚊そして白蟻など、凄まじい自然だけでなく、彼が〝土人〟と書く現地民の生態のおもしろさ、雇用や教育の苦労もものすごい。
後半に入ると、1914年1月から6月の章で、当時の医療行為が詳細に描かれている。実に興味深い。西洋科学を用いながら現地でできる治療、手術に投薬。洞察と智恵がある。そして彼が単なる医師でないことは『原生林の社会問題』という章に表れている。黒人がサボったり盗みを働いたり、お金が入ると火酒を煽って散財する理由を、
黒人は怠惰なのではなくて自由人なのである。
と喝破する。国は税を課して働かせ、消費の欲望をかきたてる。だがそれは黒人に通用しない。彼らは職業を持とうとしない。そういう価値観がない。文化と植民の利害が一致しないため、飢えは続き、原生林はただ伐採が進む。白人の権威は目の前で睨まれている時だけ通用する。
その医療活動は人間愛や献身だけでなく、鋭い社会的洞察にも支えられていた。実は人の価値観や社会背景まで見ることは、本来医師にとって必要なのである。病を診るだけではなく、患者を見るとはそういうことなのだ。
結論。そんじょそこらの医師の本を読む前に本書を読むべし。人生を変える力がある。
2009年1月1日に日本でレビュー済み
かつては密林の聖者とも呼ばれたシュバイツァーだが、今日では逆に(他人を批判することでようやく自分の存在を確立できる人々によって)人種差別主義者との非難を浴びることも多い。しかし彼が持っていたのは差別ではなく神の使命感だった。あの時代にあのような行動に出ることができたのは、強靱で、頑固で、単純であったシュバイツァーを置いては他にいなかった。彼を非難する人々に「たった一人でアフリカの奥地に行って、そこで一年でも住んで、何かを成し遂げてみたまえ」と強く言いたい。