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雨月物語 (ちくま学芸文庫 コ 10-1) 文庫 – 1997/10/1
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- ISBN-104480083774
- ISBN-13978-4480083777
- 出版社筑摩書房
- 発売日1997/10/1
- 言語日本語
- 本の長さ512ページ
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対象商品: 雨月物語 (ちくま学芸文庫 コ 10-1)
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登録情報
- 出版社 : 筑摩書房 (1997/10/1)
- 発売日 : 1997/10/1
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 512ページ
- ISBN-10 : 4480083774
- ISBN-13 : 978-4480083777
- Amazon 売れ筋ランキング: - 245,377位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
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- - 874位ちくま学芸文庫
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2022年11月11日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
学生時代に大いに楽しんだのを思い出して、再読のため発注しました。本は古本でも大変綺麗で、何の問題も無く、矢張り素晴らしく面白く読みました。現代語訳が付いているのは有り難いと思います。古文をすらすら読める程の教養がないので・・・・。
2017年3月22日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
生死,男女,物の怪と人間,愛慕と憎悪,夢幻と現実,虚と実,貧富,異界と現世,信頼と裏切り,聖と俗,賢愚,美醜,…….対立する諸事は,一方のみを理解しようとてできるものではない.生には常に死がつきまとい,死を想って分かる生の醍醐味がある.雨月物語は,その事実をあまりに鮮やかに描き出す.それを雅な風情,情緒溢れるリズムを終始保ちながら書き尽す.その沃野に拡がる想像は,およそ果てるところはない.これほどの物語があとどれほど日本,いや世界にあるだろうか…
2008年7月26日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
当時の国学の権威、本居宣長の皇国史観を真っ向から批判した合理主義者の秋成。その秋成が描いた妖美な怪談「雨月物語」。そのギャップが私には謎だったのだが、本書を読んで少し理解できた気がする。
冒頭の「白峰」では大魔王崇徳の御霊が登場し、呪詛の念を吐く。ここまでは"能"そのものである。秋成の工夫は、公憤を唱える崇徳に対し、御陵を訪れた西行が理を説く点にある。西行の理を認めながらも私憤に取り憑かれた崇徳の姿は業である。即ち、理と業の対比がテーマ。次作「春菊の約」は中国の書をベースに"義"を描いたもの。こちらも霊が出て来るが怪談とは思えない。著名な「夢応の鯉魚」は離魂譚だが、怪談と言うよりは諧謔味溢れる寓話である。「仏法僧」には秀次の霊が出て来るが、主題は高野山(空海)に象徴される仏教へのアイロニー。中篇「蛇性の淫」にようやく妖怪(蛇神)が出て来るが、ここまで来ると作品の意匠が現代人には分かり易い。最終作「貧福論」は完全な富貴論。しかし、秋成は女性にはだいぶ手を焼いたようだ。
どうも怪談と捉えるのは先入観で、"霊の出現"は一種の様式美と考えられる。各作品は史実や古書をベースに、秋成の思想に合わせて理知的に再構成されたものと言え、芥川の先鞭を付けた感が強い。秋成の感覚が数百年進んでいたと言える。一種の教養小説を書く意図があったようにも思われる。怪異な味付けは全編を貫く糸であろう。各編のエピソードが重層的に繋がると言う世評だが、作品間で濃淡がある。日中の古典・故事を踏まえ妖異な味付けで人間模様の機微を描き出した、近代文学の遥かな祖と言える短編集だと思う。なお、現代語訳兼注釈者の高田氏は日本怪異学の権威だけあって、その解説も楽しめる。
冒頭の「白峰」では大魔王崇徳の御霊が登場し、呪詛の念を吐く。ここまでは"能"そのものである。秋成の工夫は、公憤を唱える崇徳に対し、御陵を訪れた西行が理を説く点にある。西行の理を認めながらも私憤に取り憑かれた崇徳の姿は業である。即ち、理と業の対比がテーマ。次作「春菊の約」は中国の書をベースに"義"を描いたもの。こちらも霊が出て来るが怪談とは思えない。著名な「夢応の鯉魚」は離魂譚だが、怪談と言うよりは諧謔味溢れる寓話である。「仏法僧」には秀次の霊が出て来るが、主題は高野山(空海)に象徴される仏教へのアイロニー。中篇「蛇性の淫」にようやく妖怪(蛇神)が出て来るが、ここまで来ると作品の意匠が現代人には分かり易い。最終作「貧福論」は完全な富貴論。しかし、秋成は女性にはだいぶ手を焼いたようだ。
どうも怪談と捉えるのは先入観で、"霊の出現"は一種の様式美と考えられる。各作品は史実や古書をベースに、秋成の思想に合わせて理知的に再構成されたものと言え、芥川の先鞭を付けた感が強い。秋成の感覚が数百年進んでいたと言える。一種の教養小説を書く意図があったようにも思われる。怪異な味付けは全編を貫く糸であろう。各編のエピソードが重層的に繋がると言う世評だが、作品間で濃淡がある。日中の古典・故事を踏まえ妖異な味付けで人間模様の機微を描き出した、近代文学の遥かな祖と言える短編集だと思う。なお、現代語訳兼注釈者の高田氏は日本怪異学の権威だけあって、その解説も楽しめる。
2023年2月7日に日本でレビュー済み
このちくま学芸文庫版は1980年に有精堂出版から刊行された『雨月物語評解』の文庫化。各篇をいくつかの段落に分けて、本文・語釈・現代語訳・評を載せる。特徴的なのは「評」で、秋成が参照したと思われる文献の指摘や引用、本書出版当時の研究に基づいた読解がなされており、より深く読みたいという人にはいい本だと思う。だが、先の展開に触れてネタバレしてしまっているところがあって、初読の人を対象にしたものではないので避けたほうがいい。
春雨物語に満足できず久しぶりに手に取ったけれども、こちらの方はどれもおもしろい。比較してより充実しているなあという印象があった。
春雨物語に満足できず久しぶりに手に取ったけれども、こちらの方はどれもおもしろい。比較してより充実しているなあという印象があった。
2014年10月16日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
古典は読みにくいだが、現代文訳や評論を補助として素晴らしいと思う。
2013年8月31日に日本でレビュー済み
江戸時代の中期に大阪に生まれた、上田秋成の代表作。
中国の伝奇小説の世界を、日本的なテーマで、独自の文学に作り上げている。
内容は、知的で、源氏物語など、多くの古典を参考にしており、江戸時代の知的レベルの高さが伺える。
崇徳天皇の霊が登場する冒頭の白峰、秋成の金銭への思想が読み取れる最後の貧福論が、とくに面白かった。
中国の伝奇小説の世界を、日本的なテーマで、独自の文学に作り上げている。
内容は、知的で、源氏物語など、多くの古典を参考にしており、江戸時代の知的レベルの高さが伺える。
崇徳天皇の霊が登場する冒頭の白峰、秋成の金銭への思想が読み取れる最後の貧福論が、とくに面白かった。
2010年11月16日に日本でレビュー済み
「雨月物語」の魅力として、まず第一に挙げられることが多いのは、秋成の膨大な古典的素養から来る文章の品格の高さである。本書所収の短編はどれも漢籍をベースにした話なのだが、それらのオリジナルとの比較や挿入される日本の古典の引用等の丹念な説明が挿入される本書は素人でも読みやすい。雅文体の原文と現代訳どちらも載っており、雅文の味わいどころなども分かりやすく説明してあるのも良い。
第ニの魅力としては、各短編が近代小説のような緻密な構造を取っていることで、芥川・谷崎・三島といった小説家達がインスピレーションの源として耽読したことも頷ける。各短編も前後の作品は互いに変奏となっているが、その辺りの解説も丁寧だった。
なお、江戸の怪談というと、歌舞伎や浮世絵といったビジュアル・アートの発達と関連して、一般に血みどろな残酷趣味を持っていた。(例えば、鶴屋南北の「四谷怪談」を思い起こしてほしい。)この系譜は絵金に代表される幕末の無残絵に連なっていく訳だが、一方で「四谷怪談」より少し後に世に出た「雨月物語」は、このような流血ホラーと較べると非常に大人しい。現代的な意味での怪談を期待すると肩透かしを食らうかもしれない。寧ろ、「源氏物語」の六条御息所を巡るエピソードに連なる古典的霊異譚の系譜のお話が並んでいると言ってよいだろう。(秋成自身、「源氏物語」を愛読していた。)
なお、本書は昭和50年代に初版が刊行された注釈書ゆえに、その後の新説には触れられていない。門外漢の僕でも本書の記述とは違った解説を目にした記憶がある事柄が幾つかあったが、そのような些細なことを差し引いても、素人読者の僕には星五つの読み応えだった。
第ニの魅力としては、各短編が近代小説のような緻密な構造を取っていることで、芥川・谷崎・三島といった小説家達がインスピレーションの源として耽読したことも頷ける。各短編も前後の作品は互いに変奏となっているが、その辺りの解説も丁寧だった。
なお、江戸の怪談というと、歌舞伎や浮世絵といったビジュアル・アートの発達と関連して、一般に血みどろな残酷趣味を持っていた。(例えば、鶴屋南北の「四谷怪談」を思い起こしてほしい。)この系譜は絵金に代表される幕末の無残絵に連なっていく訳だが、一方で「四谷怪談」より少し後に世に出た「雨月物語」は、このような流血ホラーと較べると非常に大人しい。現代的な意味での怪談を期待すると肩透かしを食らうかもしれない。寧ろ、「源氏物語」の六条御息所を巡るエピソードに連なる古典的霊異譚の系譜のお話が並んでいると言ってよいだろう。(秋成自身、「源氏物語」を愛読していた。)
なお、本書は昭和50年代に初版が刊行された注釈書ゆえに、その後の新説には触れられていない。門外漢の僕でも本書の記述とは違った解説を目にした記憶がある事柄が幾つかあったが、そのような些細なことを差し引いても、素人読者の僕には星五つの読み応えだった。
2006年8月20日に日本でレビュー済み
人々が働き終わった夜に書かれて、その時間帯に読んでくれればよい、としてつけられたタイトル『雨月物語』。
怪談としては最高のタイトルであり、雅な内容を連想させるタイトルです。
一つ一つの怪談は、単なる怪談ではなく、「義」や「礼儀」、「忠義」、「信義」など、あらゆる「義」の教訓が話となっています。
しかし、月の出ている晩か、しとしと雨降る日に読みたい、優雅な怪談集です。
「義」を教えてくれる「雅」な「怪談」。
この3っを組合すことができた文学『雨月物語』。
怪談としては最高のタイトルであり、雅な内容を連想させるタイトルです。
一つ一つの怪談は、単なる怪談ではなく、「義」や「礼儀」、「忠義」、「信義」など、あらゆる「義」の教訓が話となっています。
しかし、月の出ている晩か、しとしと雨降る日に読みたい、優雅な怪談集です。
「義」を教えてくれる「雅」な「怪談」。
この3っを組合すことができた文学『雨月物語』。