治世についての定番「貞観政要」がある中で、いわゆる帝王学としてそれを活かそうという本。
人材活用、育成、公正さ、など、様々な視点で我々を教導してくれるような本。
教科書然としていて、カテゴライズ本ではなく、ストーリー形式でもないので、個人的にはめちゃ読みやすいが、イマドキのキャッチーさ(貞観政要で世界征服!?)みたいなのは無いと思う。要らんけど。

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帝王学 「貞観政要」の読み方 (日経ビジネス人文庫) 文庫 – 2001/3/1
山本 七平
(著)
- 本の長さ225ページ
- 言語日本語
- 出版社日本経済新聞出版
- 発売日2001/3/1
- ISBN-104532190452
- ISBN-13978-4532190453
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
レビューのフィルタリング中に問題が発生しました。後でもう一度試してください。
2019年12月5日に日本でレビュー済み
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2022年9月2日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
恥ずかしながらこの手の古典解釈本は苦手で最後まで辿り着く事はなかった
最初の解説部分でまたダメかと思ったが本文に入ると理解納得、頭を使うし為にもなった
安価だし皆さんも騙されて見ませんか?
最初の解説部分でまたダメかと思ったが本文に入ると理解納得、頭を使うし為にもなった
安価だし皆さんも騙されて見ませんか?
2016年10月25日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
こんにちは、古舘 健です。
わかりにくかったです。
目次や章立ては面白いのですが、その章を読んでも、答えが見つけられず肩透かしに合った気分でした。3回読み返しましたが、中国古典の素養のない私にとって要点をつかむことができませんでした。関連書籍を読んでからリベンジしたいです。
巻末にある守屋洋氏の解説はわかりやすかったです。守屋氏が「貞観政要」から読み取った帝王学の5原則がP217-225にまとめられています。
第一は、安きに居りて危うきを思うこと
第二は、率先垂範、我が身を正すこと
第三は、臣下の諌言に耳を傾けること
第四は、自己コントロールに徹すること
第五は、態度は謙虚、発言は慎重に
「貞観政要」は、中国の名君の一人、唐の第2代皇帝の太宗が重臣たちとの政治に関する重要な問答をまとめた帝王学の書物です。本書の中で一番気になったのは、リーダの身につけるべき十思・九徳の心構えです。
「まず、『十思』から記そう。『欲しいと思うものを見たら、足ることを知って自戒することを思い、大事業をしようとするときは、止まることを知って民の安楽を思い、(中略)満ちあふれそうな状態になりたいという願望が起これば、(中略)満ちあふれる海はすべての川より低いことを思い、盤遊(遊び)したいと思うときは、必ず限度をわきまえ、(P72)』
上記を読み、十思の心構えとは、ふと心に浮かんだ思いや考えを否定するのではなく、一度それを認め、その逆を考える態度だと私は解釈しました。ほかにも下記の箇所が気になりました。
「東京裁判の東条被告の副弁護人であった松下正寿氏は、『それでは部下がおさまりません』が、日米開戦の理由であった旨、述べているが、これもまた『軍内部の和が保てません』で、まさに『上下雷同』なのである。(中略)いわばあらゆる面における『相惜顔面・上下雷同に基づく和』を崩すまいとし、衝突がないからそれが一番安全と思い、それによって破滅する。(中略)日本は将来『和によって亡ぶ』という塩野氏の言葉は、(P70)」
相手の顔をたてる「相惜顔面」や組織の和を優先する「上下雷同」によって組織や国が亡ぶという考え方は、すべての日本人が心に止めておくべき視点だと私は思いました。そうならないよう、「貞観政要」があるのでしょう。唐の皇帝、太宗が名君であったのは、忠告・諌言を広く受け入れ、自らを正したからだと言われています。帝王学の教科書である本書に関連書籍を読んでから、もう一度リベンジしたいです。
以下は、本書の抜粋です。ためになった箇所を一部、抜粋しご紹介します。
------------------------------------------------
P67
『これに対してある者は恨まれて私的な不和を生ずることを避け、また『相惜顔面』すなわち互いに相手の面子を潰しては気の毒だと思って、明らかに非であると知っても正さず、そのまま実施に移すものがいる。一役人の小さな感情を害することをいやがって、たちまち万民の弊害を招く、まさに亡国の政治である。』と。」
P144
「昔の話に、公儀休は、天性、魚が大好物であった。しかし、絶対に人からは贈物として魚を受けとらなかった。だがそれゆえに、俸禄によって魚が買えたから、いつも魚を欠くことがなかった。君主が欲深ければ必ずその国を滅ぼして、すべてを失い、臣下が深ければ必ずその身を滅ぼしてすべてを失う。」
P162
「『(中略)景公お怒りになって飼育係を処刑しようとしましたとき、臣の晏子がその者を自分に糾弾させてくれと申し出、次のように申したといわれております。「お前は馬を頓死させた、それが罪の一である。そして公をして馬をもって人を殺させる、人民がこれを聞けば必ずわが君を怨むであろう。わが君を怨ませた、それが罪の二である。そして諸侯がこれを聞けば必ずわが国を軽んずるであろう。我が国を軽んぜさせた、これがその罪の三である」。公はこれを聞き、罪を許したとあります。』」
P174
「『縁故者だから……』も、『縁故でさえ……』も、共にさまざまな問題を生じる。唐の時代は致し方がなかったが、現代の組織はむしろ初めから『縁故を入れず』が最良の方法であろう。縁故者に報いるのは別の方法をとっても、それに役職を与えるようなことはしなかったのが、渋沢栄一である。」
------------------------------------------------
◆目次◆
1 いま、なぜ『貞観政要』なのか
2 『兼聴』‐情報を吸い上げる
3 『十思』『九徳』‐身につけるべき心構え
4 『上書』‐全能感を捨てる
5 『六正・六邪』‐人材を見分ける基本
6 『実需』‐虚栄心を捨てる
7 『義』と『志』‐忘れてはならぬ部下の心構え
8 『自制』‐縁故・情実人事を排する
9 『仁孝』‐後継者の条件
10『徳行』‐指導者に求められるもの
------------------------------------------------
さいごまで読んでくださり、ありがとうございます!
ぜひチェックしてみてください。
わかりにくかったです。
目次や章立ては面白いのですが、その章を読んでも、答えが見つけられず肩透かしに合った気分でした。3回読み返しましたが、中国古典の素養のない私にとって要点をつかむことができませんでした。関連書籍を読んでからリベンジしたいです。
巻末にある守屋洋氏の解説はわかりやすかったです。守屋氏が「貞観政要」から読み取った帝王学の5原則がP217-225にまとめられています。
第一は、安きに居りて危うきを思うこと
第二は、率先垂範、我が身を正すこと
第三は、臣下の諌言に耳を傾けること
第四は、自己コントロールに徹すること
第五は、態度は謙虚、発言は慎重に
「貞観政要」は、中国の名君の一人、唐の第2代皇帝の太宗が重臣たちとの政治に関する重要な問答をまとめた帝王学の書物です。本書の中で一番気になったのは、リーダの身につけるべき十思・九徳の心構えです。
「まず、『十思』から記そう。『欲しいと思うものを見たら、足ることを知って自戒することを思い、大事業をしようとするときは、止まることを知って民の安楽を思い、(中略)満ちあふれそうな状態になりたいという願望が起これば、(中略)満ちあふれる海はすべての川より低いことを思い、盤遊(遊び)したいと思うときは、必ず限度をわきまえ、(P72)』
上記を読み、十思の心構えとは、ふと心に浮かんだ思いや考えを否定するのではなく、一度それを認め、その逆を考える態度だと私は解釈しました。ほかにも下記の箇所が気になりました。
「東京裁判の東条被告の副弁護人であった松下正寿氏は、『それでは部下がおさまりません』が、日米開戦の理由であった旨、述べているが、これもまた『軍内部の和が保てません』で、まさに『上下雷同』なのである。(中略)いわばあらゆる面における『相惜顔面・上下雷同に基づく和』を崩すまいとし、衝突がないからそれが一番安全と思い、それによって破滅する。(中略)日本は将来『和によって亡ぶ』という塩野氏の言葉は、(P70)」
相手の顔をたてる「相惜顔面」や組織の和を優先する「上下雷同」によって組織や国が亡ぶという考え方は、すべての日本人が心に止めておくべき視点だと私は思いました。そうならないよう、「貞観政要」があるのでしょう。唐の皇帝、太宗が名君であったのは、忠告・諌言を広く受け入れ、自らを正したからだと言われています。帝王学の教科書である本書に関連書籍を読んでから、もう一度リベンジしたいです。
以下は、本書の抜粋です。ためになった箇所を一部、抜粋しご紹介します。
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P67
『これに対してある者は恨まれて私的な不和を生ずることを避け、また『相惜顔面』すなわち互いに相手の面子を潰しては気の毒だと思って、明らかに非であると知っても正さず、そのまま実施に移すものがいる。一役人の小さな感情を害することをいやがって、たちまち万民の弊害を招く、まさに亡国の政治である。』と。」
P144
「昔の話に、公儀休は、天性、魚が大好物であった。しかし、絶対に人からは贈物として魚を受けとらなかった。だがそれゆえに、俸禄によって魚が買えたから、いつも魚を欠くことがなかった。君主が欲深ければ必ずその国を滅ぼして、すべてを失い、臣下が深ければ必ずその身を滅ぼしてすべてを失う。」
P162
「『(中略)景公お怒りになって飼育係を処刑しようとしましたとき、臣の晏子がその者を自分に糾弾させてくれと申し出、次のように申したといわれております。「お前は馬を頓死させた、それが罪の一である。そして公をして馬をもって人を殺させる、人民がこれを聞けば必ずわが君を怨むであろう。わが君を怨ませた、それが罪の二である。そして諸侯がこれを聞けば必ずわが国を軽んずるであろう。我が国を軽んぜさせた、これがその罪の三である」。公はこれを聞き、罪を許したとあります。』」
P174
「『縁故者だから……』も、『縁故でさえ……』も、共にさまざまな問題を生じる。唐の時代は致し方がなかったが、現代の組織はむしろ初めから『縁故を入れず』が最良の方法であろう。縁故者に報いるのは別の方法をとっても、それに役職を与えるようなことはしなかったのが、渋沢栄一である。」
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◆目次◆
1 いま、なぜ『貞観政要』なのか
2 『兼聴』‐情報を吸い上げる
3 『十思』『九徳』‐身につけるべき心構え
4 『上書』‐全能感を捨てる
5 『六正・六邪』‐人材を見分ける基本
6 『実需』‐虚栄心を捨てる
7 『義』と『志』‐忘れてはならぬ部下の心構え
8 『自制』‐縁故・情実人事を排する
9 『仁孝』‐後継者の条件
10『徳行』‐指導者に求められるもの
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さいごまで読んでくださり、ありがとうございます!
ぜひチェックしてみてください。
2016年4月11日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
現在勤めている会社にて、責任がある仕事も増えるにつれ
あたかも自分の実力だけで登ってきたかのように感じてしまうことがある。
指示ができる立場ゆえ、偉くなったように感じてしまう。
そんなことは頭ではわかっているつもりだが、現実には自分の心の弱さか、
周囲の意見が素直に聞けなくなってくる。
そして集まってくる人間が、はたして自分を見ているのか、それとも役職(=権力)を見ているのか・・・。
ほんとうに信頼すべき人間はどう判断するのかまで、本書では触れている。
私は学のある人間ではありません、
しかし読んでみる価値は大いにありました。
謙虚さをもち、これからも頑張っていきます。
あたかも自分の実力だけで登ってきたかのように感じてしまうことがある。
指示ができる立場ゆえ、偉くなったように感じてしまう。
そんなことは頭ではわかっているつもりだが、現実には自分の心の弱さか、
周囲の意見が素直に聞けなくなってくる。
そして集まってくる人間が、はたして自分を見ているのか、それとも役職(=権力)を見ているのか・・・。
ほんとうに信頼すべき人間はどう判断するのかまで、本書では触れている。
私は学のある人間ではありません、
しかし読んでみる価値は大いにありました。
謙虚さをもち、これからも頑張っていきます。
2018年12月10日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
以前に読んだことがありますがあらためて読んで新鮮さを感じる本です。
2021年1月6日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
帝王学は東洋思想的バイブル これを外したら天道は閉ざされ 後世に悪名を残すことになるであろう
2018年2月19日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
新しい価値観を持つことができます
レビューはほかの方のが上手く書けてますので、そちらを参考に
レビューはほかの方のが上手く書けてますので、そちらを参考に
2015年12月10日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
もっとわかりやすく、他の本で紹介したので略すは、不親切だと思います。