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玉勝間 上 (岩波文庫 黄 219-2) 文庫 – 1934/6/15
- 本の長さ396ページ
- 言語日本語
- 出版社岩波書店
- 発売日1934/6/15
- ISBN-104003021924
- ISBN-13978-4003021927
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登録情報
- 出版社 : 岩波書店 (1934/6/15)
- 発売日 : 1934/6/15
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 396ページ
- ISBN-10 : 4003021924
- ISBN-13 : 978-4003021927
- Amazon 売れ筋ランキング: - 200,955位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 37位古代・中世文学の日記・随筆
- - 1,410位岩波文庫
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2018年6月11日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
夏目漱石に「則天去私」という言葉があるが、「天誅」の《天》などと言うように、元来は日本にはなかった言葉だ。それだけ漱石の「近代化」が中国文化に依存していたということだ。「天罰」もない、などということが宣長を読んでいるとわかってくる。宣長は師事した賀茂真淵の説も、遠慮なく、打ち破る。いわゆる「自由討究の精神」だが、宣長独特の《神学的偏向》に注意しながら読めばよい。
2010年6月9日に日本でレビュー済み
本居宣長の人と思想を知るには一番手ごろの書物、といわれる随筆集の上巻。この上巻は、全五編十四巻(第十五巻は目録)の内、著者が存命中に刊行された第三篇第九巻までを収録している。
字面としては簡素な校訂を施したぐらいの文が続き、著者独特の文章が存分に味わえる。各巻は草花の名が巻頭に付され、一首和歌を載せた後で本文が続く流れで統一している。
内容は、宣長自身が他の書物を読んで気にかかった箇所を抜書きして読み解く記述が主で、他にも地名の所縁や語の使い方についての考え、神の学びについての要点や儒仏の教えへの反駁、師匠や学者への論評など、さまざまな内容が頁をめくるごとに進んでいく。項目ごとにまとめられている構成ではないが、下巻には上記のような項目ごとの索引を収録しているので、一通り読んだ後には事典のように使うことも出来ると思う。
読み進めていくと気づいたのは、思いのほか引用箇所に漢文仕立ての文が多く、万葉仮名仕立ても少なくないことだ。いま古典を読むときには読みやすいように校訂者が文をならしてくれていることがほとんどだが、著者の時代にはそんなこともなかっただろう。それを思うと、中古の文を使いこなして上代の文に進み、古事記まで読み解いた著者のすごさが少しだけでも想像出来てくる。一方で、鎌倉時代以後で本居宣長の文だけは中古の文と遜色がないということがある文法書に載っていたが、その意味では内容と共に文としても中古の文を読む練習になりえる書だと思う。
もちろんその内容は、有職故実としても文法規則としても国学の筋としても歌論としても参考になるし勉強になる記述が多い。うひ山ふみや直毘霊、紫文要領といった書物と共通する意見もあり、かといって一読して内容が全て把握できるわかりやすさだけではないが、読んでいて気持ちのいい文なので辿っていて飽きない。学者と思想家と文芸批評家、それぞれの著者の面にそれぞれ触れることが出来る。
取り組むのに楽ではないが面白い著書。下巻にも期待。
字面としては簡素な校訂を施したぐらいの文が続き、著者独特の文章が存分に味わえる。各巻は草花の名が巻頭に付され、一首和歌を載せた後で本文が続く流れで統一している。
内容は、宣長自身が他の書物を読んで気にかかった箇所を抜書きして読み解く記述が主で、他にも地名の所縁や語の使い方についての考え、神の学びについての要点や儒仏の教えへの反駁、師匠や学者への論評など、さまざまな内容が頁をめくるごとに進んでいく。項目ごとにまとめられている構成ではないが、下巻には上記のような項目ごとの索引を収録しているので、一通り読んだ後には事典のように使うことも出来ると思う。
読み進めていくと気づいたのは、思いのほか引用箇所に漢文仕立ての文が多く、万葉仮名仕立ても少なくないことだ。いま古典を読むときには読みやすいように校訂者が文をならしてくれていることがほとんどだが、著者の時代にはそんなこともなかっただろう。それを思うと、中古の文を使いこなして上代の文に進み、古事記まで読み解いた著者のすごさが少しだけでも想像出来てくる。一方で、鎌倉時代以後で本居宣長の文だけは中古の文と遜色がないということがある文法書に載っていたが、その意味では内容と共に文としても中古の文を読む練習になりえる書だと思う。
もちろんその内容は、有職故実としても文法規則としても国学の筋としても歌論としても参考になるし勉強になる記述が多い。うひ山ふみや直毘霊、紫文要領といった書物と共通する意見もあり、かといって一読して内容が全て把握できるわかりやすさだけではないが、読んでいて気持ちのいい文なので辿っていて飽きない。学者と思想家と文芸批評家、それぞれの著者の面にそれぞれ触れることが出来る。
取り組むのに楽ではないが面白い著書。下巻にも期待。
2021年10月19日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
本の状態が「良い」とあったので購入しましたが、焼けがひどく、紙面の縁が全体的に茶色くなっています。
他の出品よりお値段が安いですし、そうそう手に入らないので仕方ないですが、別に購入した「玉勝間(下)」が美しかったので、少し残念です。
他の出品よりお値段が安いですし、そうそう手に入らないので仕方ないですが、別に購入した「玉勝間(下)」が美しかったので、少し残念です。