榧 孔雀明王 33cm 木彫り 仏像
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孔雀明王は、両翼を広げ尾を光背のように展開した孔雀の背に乗る姿の明王です。 摩訶摩瑜利(まかまゆり)・孔雀仏母・孔雀王母菩薩・金色孔雀王とも呼ばれます。 不動明王や愛染明王のように怒りをこめたきびしい忿怒相の表情ではなく、慈愛をこめた慈悲相といわれるやさしい顔で、他の明王とは異なった姿で表現されています。 倶縁果(ぐえんか)・蓮花・吉祥果(きちじょうか)・孔雀尾をそれぞれ4本の手に持っています。 右手の蓮華はホトケの慈悲をあらわします。 二番目の右手のまるいグエン果は、これを食べると元気がでるという、ありがたい果物です。 左手の吉祥菓は鬼を撃退する霊力を持つめでたい果実です。 二番目の左手の孔雀の尾は、災難をはらう力がありました。 コブラをはじめとするインドの毒蛇は、人間に害を与えますが、孔雀は蛇を退治してくれます。 優雅な姿の孔雀がおそろしい毒蛇を退治してくれるイメージは、たいへん晴れやかな印象があります。 こうした孔雀の力はやがて神のように扱われ、鳥ではなく仏の姿に結晶していきました。 これらの事から、孔雀明王は人間にとって毒である「苦しみ」・「災厄」・「煩悩」を取り除く功徳があると伝えられています。 また、毒を持つ生物を食べる=人間の煩悩の象徴である三毒(貪り・嗔り・痴行)を喰らって仏道に成就せしめる功徳があるともいわれています。