フォーマット | Blu-ray, 色, 字幕付き, ワイドスクリーン |
コントリビュータ | ロジェ・モンソール, ジャン・ナルボニ, アニー・デュプレー, ジャン=リュック・ゴダール, マリナ・ヴラディ |
言語 | フランス語 |
稼働時間 | 1 時間 27 分 |
国内初HDリマスター採用! ポップな色彩に溢れ、新たな映像と音声のコラージュを実験した“彼女(パリ首都圏)"についてのシネマ・エッセイ。
主演はマルコ・フェレーリ監督『女王蜂』でカンヌ国際映画祭女優賞を受賞したマリナ・ヴラディ。
主演はマルコ・フェレーリ監督『女王蜂』でカンヌ国際映画祭女優賞を受賞したマリナ・ヴラディ。
後にそれぞれ映画監督となるクロード・ミレール、ジャン=パトリック・ルベルが「ブヴァール」役と「ペキュシェ」役で出演している。脚本は、監督のゴダールが、週刊誌に掲載された売春する主婦の記事をもとに執筆、ナレーションも本人によるものだ。
ポップな色彩に溢れた撮影は、『勝手にしやがれ』以降、60年代ゴダール作品(『男性・女性』を除く)を手がけるラウール・クタール、音楽ではベートーヴェンの弦楽四重奏曲が使用されている。
製作は1964年にゴダールがアンナ・カリーナと共に設立したアヌーシュカ・フィルムとアルゴス・フィルム、パルク・フィルム。日本では「ゴダール・マニフェスト」として、1970年10月に劇場公開された。
1966年8月、パリ郊外では、政府の首都圏整備拡張計画に従い公団住宅の建設が進んでいた。ジュリエットは夫と幼い子供ふたりと団地に暮らしていた。彼女は、夫がガソリンスタンドに勤めている昼間に売春をして買い物を楽しんでいる。
夫はカフェで妻を待つが、隣の若い女性とセックスについて語り合う。別のテーブルでは、女子学生と作家がモラルと陶酔について話している。また他では、山積みされた書籍に囲まれ、口頭筆記している男たちがいる。
やがて夫婦は家に帰り、子供を寝かしつけてベッドに入る。「・・・私はすべてを忘れた。ゼロの地点に帰った。ここから再出発しなければならない。」(ゴダール)
<特典>封入:解説リーフレット
(c)1967 ARGOS FILMS-ANOUCHKA FILMS-LES FILMS DU CAROSSE-PARC FILM