Take on meに続き、1年後というハイペースでリリースされ快挙を成しえた2作目アルバム。
個人的には10作のアルバムの中でも好きな3作に挙げられます。
コンサートでもこの2作目のアルバムからチョイスされる曲は1)scoundrel days、2)the swing of things、3)I've been losing you、5)manhattan skyline、6)cry wolfと4曲とa-haの10作のアルバムの中でも以外にも多い。6)はコンサートではスパイスとなる盛り上げ曲。
8)the weight of the windもお気に入り。4)october、10)soft rains of aprilとストーリーがあります。5)はNYを訪れた時のライティング。MVも良い。
まず、a-haを初めて聴く方はこのアルバムから聴いてもいいのではというほど一押し。やはりレコーディング当時のモートンの20代後半ののびやかなボーカルは力強さ、滑らかさ、表現豊かで素晴らしい。
活動30年をもって解散するa-ha。DEMO音源付きのこのリリースはとてもうれしい。
実は素材が生かされているDEMOバージョンばかり聴いていたりする(笑)
発売当初CDレンタルで聴きました。高校生の頃カセットテープに録音して何回も聴きましたのであまりいい音源で聴いていませんでした。1stアルバムHunting high and lowの出来があまりに素晴らしかったのですっかりファンになり続けて聴きました。3作目Stay on these Roadアルバムまで迷うことなく聴いたもの。
モートンのボーカルが魅力的なのと何か新しいUKでもAmerican Rockでもないオリジナリティーのある異質のサウンドでした。
今のように動画配信がなくMTVやベストヒットUSAが洋楽の情報源でしたから地方にもa-haの音楽はかなり浸透していたな~と当時を振り返ります。
ライナーノーツを読むとやはり3人の鬼才に改めて感動を覚えます。ポール(g,vo)とマグネ(key,vo)によるソングライティングが多いのですが、ポールのインタビューをさかのぼってyoutubeで聴いてみたら11歳くらいから作曲
を始めたと。
ライナーノーツにこのアルバムは1作目のリリース前に既に仕上がっていた曲だと記してあります。
DEMO音源はとても楽しみでした。アーティストのセルフプロデュースのような感じさえします。
2)swing of thingsはむしろポールのギターサウンドが前面に出ていてむしろDEMOバージョンのほうが好きかも。
このアルバムが発売された'86は名盤が多数ありました。ちなみに私が同時期に聴いていた洋楽はTOTOのFahrenheit(6作目)やthe seventh one(7作目)やChicagoの16~19、この頃のチャートはマイケル・ジャクソン、マドンナ、シンディ・ローパー、Bon Jovi、U2など大物揃い。UKではジョージ・マイケルがソロとなりFaithのアルバムで絶頂期、グラミー賞に。Duran DuranはUKチャートの常連。Pet shop boysもイキなシンセPOPで大人気。
往年のベテランアーティストの中に何故かこの新人バンドのサウンドがすーっと入り込んできたのです。
ノルウェーという日本の半分以下の人口の王国から突如現れた3人の鬼才はこの2作目、3作目のアルバムリリースでワールドツアーは大成功。ワールドツアーで日本の地方までくまなくツアーを回った海外ミュージシャンはa-haくらいしか思い浮かばない。
ノルウェーデビュー、さらなるヒットを求め自力でUK渡航、ロンドンレコーディングでMusic Videoの普及でUSAで1位となり日本へという入り方をしたことを今振り返ります。3作目まで日本でこよなく愛され、その後やや日本での人気は若干クールダウン。しかし、UKやドイツでずっとチャートの常連だったことを思うと時代背景が多少関係あるかと。ベルリンの壁崩壊以降a-haは日本よりもドイツでの販売が強かったのかなぁと。
4作目、5作目は発売当時発売当時聴かなかったアルバムなのでデラックスエディションを待ち、買いです。
<Disc2>DEMOS B-SIDSE & RARITIES
1.Scoundrel Days(Demo)
2.The Swing of Things(Demo #3)
3.I've Been Losing You(Octocon Studio Demo)
4.October(Demo)
5.Manhattan Skyline(Demo)
6.Cry Wolf(Demo)
7.We're Looking For The Wind(Demo)
8.The Weight of The Wind(Demo)
9.Maybe, Maybe(Demo)
10.Soft Rain of April(Guitar Version)
11.Scoundrel Days(Octocon Studio Demo)
12.This Alone is Love(Original Version)
13.Days On End
Live in Croydonが終わりの5曲
14.Train Of Thought 15.I've Been Losing You 16.The Blue Sky 17.We're Looking For The Whales 18.Cry Wolf