その後、個性派のモダン・ロック・シンガーとして成功する、ピーター・ガブリエルが率いたバンド:GENESIS。文学性の強いプログ・ロックとして一時代を築いたこともあり、今も初期を崇拝するオールド・ファンは多い。
しかし、ドラマー:フィル・コリンズがリード・シンガーに転向した [第二章] も、負けず劣らずヒットしたのである。ちょっとユーモラスな声質で歌われるキャッチーな楽曲で、[初期] とは全く別の作風を確立した。
1991年発表。当作は、[第二章] の最終作にして最高傑作だ。その顔たるオープニング曲「No Son Of Mine」は、父と息子の確執・そして自立を歌った名曲である。
母に手を上げる父に反発し、家を出た少年。里心が付き、何年か振りに家に戻った彼に、父は言った「お前は私たちを捨てて家を出た」「もうお前は私の息子ではない」。―― 以前より少し仲良くなった二人の姿を確認し、息子は再び家を出て行った。「自立」という確かな足取りで、彼は自分の道を歩み始めたのだ。
メロディーだけ聴くと、明るく元気な曲に聞こえるかも知れない。しかし、6分40秒を一杯に使って、展開される物語は、奥行きがあり、感動的だ。
GENESIS (ジェネシス)
We Can't Dance (ウイ・キャント・ダンス)
1. No Son Of Mine (6:39)
ノー・サン・オブ・マイン
2. Jesus He Knows Me (4:17)
ジーザス・ヒー・ノウズ・ミー
3. Driving The Last Spike (10:08)
ドライヴィング・ザ・ラスト・スパイク
4. I Can't Dance (4:01)
アイ・キャント・ダンス
5. Never a Time (3:51)
ネヴァー・ア・タイム
6. Dreaming While You Sleep (7:16)
ドリーミング・ホワイル・ユー・スリープ
7. Tell Me Why (4:58)
テル・ミー・ホワイ
8. Living Forever (5:41)
リビング・フォーエバー
9. Hold On My Heart (4:38)
ホールド・オン・マイ・ハート
10. Way Of the World (5:38)
ウェイ・オブ・ザ・ワールド
11. Since I Lost You (4:09)
シンス・アイ・ロスト・ユー
12. Fading Lights (10:18)
フェイディング・ライツ
●
We Can't Dance (ウイ・キャント・ダンス) | Virgin | VJCP-25066 | 2427Yen | 1991-11-07 | 4988037013834 | Original
●
We Can't Dance (ウイ・キャント・ダンス) | Virgin/EMI | TOGP-15018 | 4571 | 2007-12-26 | 4988006859739 | Remaster/Paper Sleeve/SACD+DVD
●
We Can't Dance (ウイ・キャント・ダンス) | Virgin | VJCP-98028 | 2667 | 2013-06-26 | 4988006555020 | Remaster/Paper Sleeve/SHM-CD
ウイ・キャント・ダンス(紙ジャケット仕様)
仕様 | 価格 | 新品 | 中古品 |
CD, インポート, 2024/1/12
"もう一度試してください。" | インポート盤 | ¥2,530 | — |
CD, CD, インポート, 2008/10/13
"もう一度試してください。" | CD, インポート | ¥2,614 | ¥963 |
CD, インポート, 1991/1/1
"もう一度試してください。" | インポート |
—
| ¥1,804 | ¥1 |
CD, インポート, 1991/11/12
"もう一度試してください。" | インポート |
—
| ¥4,598 | ¥1 |
CD, インポート, 2018/9/28
"もう一度試してください。" | インポート |
—
| ¥8,842 | — |
CD, オリジナルレコーディングのリマスター, インポート, 2007/11/20
"もう一度試してください。" | オリジナルレコーディングのリマスター, インポート |
—
| — | ¥3,610 |
CD, 限定版, 2013/6/26
"もう一度試してください。" | 限定版 | ¥19,150 | — | ¥19,150 |
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商品の説明
ジェネシスの旧作全14タイトル SHM-CD仕様の紙ジャケット・シリーズ第3弾! SHM-CD仕様&2007年デジタル・リマスタリング音源/
UKオリジナルジャケット再現/日本オリジナル紙ジャケ&帯
ジェネシスの旧作全14タイトルをSHM-CD仕様の紙ジャケットで、全3回に分けてリリース。
3回目はポップな路線をとることで、チャート1位を獲得するトップ・バンドに変貌していくジェネシス後期4タイトルを発売。
SHM-CD仕様&2007年デジタル・リマスタリング音源/UKオリジナルLP盤ジャケットを忠実に再現/日本オリジナル
紙ジャケット仕様/日本盤LP帯復刻。輸入盤はありません。
共同プロデュースにザ・ファーム・スタジオのエンジニアだったニック・デイヴィスを迎えて制作された
通算14作目のスタジオ・アルバム。円熟した内容に加え、5枚のシングルもそれぞれチャートインを果たすなど、
彼らの勢いが90年代に入っても衰えないことを実証した作品。
本作を最後にフィル・コリンズが脱退する。全英チャート1位を獲得。
登録情報
- 製品サイズ : 13.89 x 13.49 x 0.79 cm; 58.11 g
- メーカー : ユニバーサルミュージック
- EAN : 4988006555020
- 商品モデル番号 : VJCP-98028
- 時間 : 1 時間 12 分
- レーベル : ユニバーサルミュージック
- ASIN : B00CBM24ZO
- ディスク枚数 : 1
- Amazon 売れ筋ランキング: - 637,342位ミュージック (ミュージックの売れ筋ランキングを見る)
- - 143,491位ロック (ミュージック)
- カスタマーレビュー:
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2022年1月30日に日本でレビュー済み
2021年12月15日に日本でレビュー済み
フィル・コリンズが関わったスタジオ作としてはこれがラストとなる1991年リリースの14作目。
本作もまたこれまで同様のメガ・セールスを記録しましたが、この後新たに勃興することになるオルタナ・ムーヴメントの影響などもあってその人気に陰りが生じてくるため、そういう意味では、キャリアの全盛時代に一定の区切りを付けることになる作品ともなりました。
内容的には、基本前作までのポップ路線を継承したものと言って良いでしょう。
キャッチーなメロディ・センスや軽快なノリのリズムパターンなど、これらはまさしく『アバカブ』以降の彼らが追求し続けたものであり、そこに大きな変更はないように思います。
ただし、80年代型GENESISに特徴的であったシンセポップ的要素、ファンク/ソウル的要素はかなり減退していて、ロック色をかなり取り戻した作風になっているというか、比較的ハード&エッジィな印象が残る作りにもなっています。
後、ポップ&ライトな中にも、シリアス、ダーク、ヘヴィといった部分も内包した音作りが指向されていて、この辺りを意識しながら聴いていくと、本作は最後のプログレ作とでも呼ぶべき『デューク』に近似したアルバムになっていると言えるのかもしれません。
特に最終曲「Fading Lights」に関しては、ここだけ切り分けて聴くと、むしろ『A Trick of the Tail』や『Wind & Wuthering』の頃を想起させられたりもするくらいではあります。
大ヒットしたコリンズのソロ作『...But Seriously』の後を受けてリリースされた作品だったということもあり、内省的かつ社会問題提起的な部分も目立っていて、そういった辺りが近作とは少々異なった趣を生じさせていたとも言えるのでしょう。
ただ、そういった諸々よりも、個人的に本作が80年代以降の彼らの作品中でも最も気に入っている点は、何と言ってもクラシカルなメロディラインの美しさにあります。
アップテンポな曲の中にもスローな曲の中にも、そのそれぞれに恍惚感溢れる美メロがフィーチャーされていて、癒し効果が抜群なんですよね。
こういった展開の作品というのは、考えてみれば実に久々で、それこそ『...And Then There Were Three...』や『Duke』の頃まで遡らないといけなかったりするのかもしれません。
ファンク/ソウル的方向性に傾注していた頃の彼らがダメだったというのではなく、こうしたユーロ調耽美の方が、個人的にはしっくりくるんですよね。
ということなどで、バンクスのキーボードも本作では光り輝く大活躍を見せています。
何れにせよ、本作がGENESIS最後の傑作になったというのは間違いないところ。
コリンズ脱退後に新ヴォーカリストを迎え心機一転を図ったりもしますが、基本クリエーターとしてのバンド活動はこの後徐々に収束を迎える方向に行きます。
栄光の英プログレ・グループが最後に放った渾身の一枚に、本作はなりました。
本作もまたこれまで同様のメガ・セールスを記録しましたが、この後新たに勃興することになるオルタナ・ムーヴメントの影響などもあってその人気に陰りが生じてくるため、そういう意味では、キャリアの全盛時代に一定の区切りを付けることになる作品ともなりました。
内容的には、基本前作までのポップ路線を継承したものと言って良いでしょう。
キャッチーなメロディ・センスや軽快なノリのリズムパターンなど、これらはまさしく『アバカブ』以降の彼らが追求し続けたものであり、そこに大きな変更はないように思います。
ただし、80年代型GENESISに特徴的であったシンセポップ的要素、ファンク/ソウル的要素はかなり減退していて、ロック色をかなり取り戻した作風になっているというか、比較的ハード&エッジィな印象が残る作りにもなっています。
後、ポップ&ライトな中にも、シリアス、ダーク、ヘヴィといった部分も内包した音作りが指向されていて、この辺りを意識しながら聴いていくと、本作は最後のプログレ作とでも呼ぶべき『デューク』に近似したアルバムになっていると言えるのかもしれません。
特に最終曲「Fading Lights」に関しては、ここだけ切り分けて聴くと、むしろ『A Trick of the Tail』や『Wind & Wuthering』の頃を想起させられたりもするくらいではあります。
大ヒットしたコリンズのソロ作『...But Seriously』の後を受けてリリースされた作品だったということもあり、内省的かつ社会問題提起的な部分も目立っていて、そういった辺りが近作とは少々異なった趣を生じさせていたとも言えるのでしょう。
ただ、そういった諸々よりも、個人的に本作が80年代以降の彼らの作品中でも最も気に入っている点は、何と言ってもクラシカルなメロディラインの美しさにあります。
アップテンポな曲の中にもスローな曲の中にも、そのそれぞれに恍惚感溢れる美メロがフィーチャーされていて、癒し効果が抜群なんですよね。
こういった展開の作品というのは、考えてみれば実に久々で、それこそ『...And Then There Were Three...』や『Duke』の頃まで遡らないといけなかったりするのかもしれません。
ファンク/ソウル的方向性に傾注していた頃の彼らがダメだったというのではなく、こうしたユーロ調耽美の方が、個人的にはしっくりくるんですよね。
ということなどで、バンクスのキーボードも本作では光り輝く大活躍を見せています。
何れにせよ、本作がGENESIS最後の傑作になったというのは間違いないところ。
コリンズ脱退後に新ヴォーカリストを迎え心機一転を図ったりもしますが、基本クリエーターとしてのバンド活動はこの後徐々に収束を迎える方向に行きます。
栄光の英プログレ・グループが最後に放った渾身の一枚に、本作はなりました。
2015年2月4日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
確かに。。。華やかさには欠けるかも。でも70年代的なサウンドが苦手な自分にはこのメロディーセンスが必要。インビジネブル タッチと合わせて聞くと楽しめるかも。ジャンルを問わず聞くけれど、これは凄く心が落ち着く。
長い曲も苦にならずにきける。好盤です。
逆にピーター ガブリエル時代のジェネシスをyoutueで見て絶句。デビューからのジェネシスファンがこれを受け入れられない気持ちもわかる。でもジュンスにいいメロディーはいい。いい物はいい。
僕は好きです、このアルバム。
長い曲も苦にならずにきける。好盤です。
逆にピーター ガブリエル時代のジェネシスをyoutueで見て絶句。デビューからのジェネシスファンがこれを受け入れられない気持ちもわかる。でもジュンスにいいメロディーはいい。いい物はいい。
僕は好きです、このアルバム。
2011年11月17日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
最近の音にリマスターされていますが、オリジナルが手に入るなら、
そちらと聞き比べてみるべきだと思います。暖かみはオリジナルの方が
あると思いました。聞きやすさでは今回のリマスターが上と思います。
デジタル臭くて苦手だったいう方は今回のが、デジタル臭いのにカコイイという方は前回のがいいでしょう。
また、日本のDVDプレイヤーではDVDのリージョンが異なるためか、再生出来ません。
それから、日本語の翻訳がついてないのが一番残念でした。
そちらと聞き比べてみるべきだと思います。暖かみはオリジナルの方が
あると思いました。聞きやすさでは今回のリマスターが上と思います。
デジタル臭くて苦手だったいう方は今回のが、デジタル臭いのにカコイイという方は前回のがいいでしょう。
また、日本のDVDプレイヤーではDVDのリージョンが異なるためか、再生出来ません。
それから、日本語の翻訳がついてないのが一番残念でした。
2013年5月6日に日本でレビュー済み
Phil Collinsが在籍するGenesis最後のスタジオアルバム。Philの最後を飾るにふさわしい充実ぶりで、音には自信が満ち溢れている。もはや曲を短くする必要すら感じなくなったようで、10分を超える曲もいくつか収録されている。基本的には前作の手法を踏襲しているが、音の厚みと広がりはさらに増した。その上で、今までと同様暖かみのある音色で、豊かな空間美とクールな都会的洗練を追求しており、前作「Invisible Touch」よりも雰囲気に落ち着きがある。明るい佇まいではあるが悲しい曲が多いのも今まで通りである。
ただ一曲、I can’t danceだけは異端と言える。Rutherfordの適当に弾いているように聞こえる一定リズムのギターリフにPhilとBanksが合わせてドライに演奏する。彼らはこの曲をライブで好んで演奏するのだが、いつもとは違った脳の部位が刺激されるような快感があるのかもしれない。
このアルバムに限ったことではないが、Genesisの曲は常に「もう一押し」の展開が待っている。嵐の中に凪を、砂漠の中に湖を、寒波の最中には暖炉を用意してくれる。その手厚い配慮の大部分を、Tony Banksが担っていると思う。私はどうしてもキーボードを贔屓してしまう嫌いがあるのだが、やはりBanksの活躍にどうしても眼が行ってしまうのだ。Banksの紡ぐふんわりとした優しい音のフレーズを聴くと、ホッと安心してしまう。このアルバムではそのキーボードの妙をじっくりと味わえる。
Philのドラムも相変わらず弾んでおり、上手いだけでは無い、歌心のあるドラミングで楽曲の空間性や立体感を支えている。Genesisでの彼の輝かしいドラムプレイを聴けるのはおそらくこのアルバムで最後だろう。
Mike Rutherfordは本当に手堅い。初期Genesisにおけるベーシストとしての個性は自分で封印してしまったのだろうが、彼の演奏には生徒に対する名教師のような愛情が垣間見える。この曲の魅力を活かすためには、自分はどのように演奏したら良いのだろう・・・と。
このアルバムを最後にPhil Collinsは脱退する。
Philのドラマーとしての最後の輝きを、しっかりと胸に留めたい。
ただ一曲、I can’t danceだけは異端と言える。Rutherfordの適当に弾いているように聞こえる一定リズムのギターリフにPhilとBanksが合わせてドライに演奏する。彼らはこの曲をライブで好んで演奏するのだが、いつもとは違った脳の部位が刺激されるような快感があるのかもしれない。
このアルバムに限ったことではないが、Genesisの曲は常に「もう一押し」の展開が待っている。嵐の中に凪を、砂漠の中に湖を、寒波の最中には暖炉を用意してくれる。その手厚い配慮の大部分を、Tony Banksが担っていると思う。私はどうしてもキーボードを贔屓してしまう嫌いがあるのだが、やはりBanksの活躍にどうしても眼が行ってしまうのだ。Banksの紡ぐふんわりとした優しい音のフレーズを聴くと、ホッと安心してしまう。このアルバムではそのキーボードの妙をじっくりと味わえる。
Philのドラムも相変わらず弾んでおり、上手いだけでは無い、歌心のあるドラミングで楽曲の空間性や立体感を支えている。Genesisでの彼の輝かしいドラムプレイを聴けるのはおそらくこのアルバムで最後だろう。
Mike Rutherfordは本当に手堅い。初期Genesisにおけるベーシストとしての個性は自分で封印してしまったのだろうが、彼の演奏には生徒に対する名教師のような愛情が垣間見える。この曲の魅力を活かすためには、自分はどのように演奏したら良いのだろう・・・と。
このアルバムを最後にPhil Collinsは脱退する。
Philのドラマーとしての最後の輝きを、しっかりと胸に留めたい。
2008年3月13日に日本でレビュー済み
91年発表の17枚目?だったか。リアル・タイムで購入した作品だったが、最初に聞いた時は「何だコレ?」って感じでしばらく埃をかぶっていたものの、徐々に良さが分かってきて今では手放すことができなくなった作品。プログレ的な見方をすればそういった要素は皆無であり、ポップスとしては曲が長過ぎていて中途半端なため彼らの作品としては理解しがたいものだった。この作品でフィル・コリンズが脱退ということで、それなりの意味合いはあったものの、それを加味しても地味すぎる内容だったと思う。
それがどうだろう。年月が経つほどにこの作品を好きになっていく自分がある。ジェネシスの作品はどれも大好きだが、好きだと思っていても数年に一回くらいしか聞かないものもある。しかしこの作品は冬になると自然に何度も勝手に手がいってしまうのだ。この作品の魅力は他のジェネシスでは絶対に味わえない。まさに不朽の名作である。
この作品にはたくさんの後悔が歌われている。親子の断絶、家族との別離、恋人との別れ。そのどれもが胸を掻きむしるほど辛いものだ。そんな内容に引かれているとは思えないのだが、そんなシリアスな内容がサウンドに張りを与えているのは確かだろう。
フィルのヴォーカルを全面に出した作風であり、ちょうど『デューク』から更にプログレの風味を搾り取った印象だろうか?本当に地味だが、メロディの良さが光る名曲集だと思う。中途半端な長さも良く聞けば必然であり、こうでなければダメだと思える。心底心を打たれる名曲多し。フィル・コリンズのソロ作ではここまでの味わいがないんだよな。ラストの曲はかつての名曲『AFTERGLOW』を彷佛とさせる。ジェネシスらしい英国風味ももちろん健在。
美しいジャケットのイラストにも心を奪われる。
それがどうだろう。年月が経つほどにこの作品を好きになっていく自分がある。ジェネシスの作品はどれも大好きだが、好きだと思っていても数年に一回くらいしか聞かないものもある。しかしこの作品は冬になると自然に何度も勝手に手がいってしまうのだ。この作品の魅力は他のジェネシスでは絶対に味わえない。まさに不朽の名作である。
この作品にはたくさんの後悔が歌われている。親子の断絶、家族との別離、恋人との別れ。そのどれもが胸を掻きむしるほど辛いものだ。そんな内容に引かれているとは思えないのだが、そんなシリアスな内容がサウンドに張りを与えているのは確かだろう。
フィルのヴォーカルを全面に出した作風であり、ちょうど『デューク』から更にプログレの風味を搾り取った印象だろうか?本当に地味だが、メロディの良さが光る名曲集だと思う。中途半端な長さも良く聞けば必然であり、こうでなければダメだと思える。心底心を打たれる名曲多し。フィル・コリンズのソロ作ではここまでの味わいがないんだよな。ラストの曲はかつての名曲『AFTERGLOW』を彷佛とさせる。ジェネシスらしい英国風味ももちろん健在。
美しいジャケットのイラストにも心を奪われる。
他の国からのトップレビュー

K. Meier
5つ星のうち5.0
My favorite Genesis album
2023年11月24日にアメリカ合衆国でレビュー済みAmazonで購入
This album grew and grew on me and now it’s the one I listen to most outside of Genesis’ live CDs which are spectacular. My favorite song is Dreaming While You Sleep. Phil’s rolling drums are awesome and this tune is just great all around. Love The Way of the World, I Can’t Dance, Jesus He Knows Me, Hold on My Heart, Never a Time, Fading Lights. There’s no bad song on here really. Phil once said Tony and Mike were the heart of Genesis, but that proved to be WRONG! Phil was the heart of Genesis. I’m so sad he’s in such poor health, and sad this was the last album he sang on. This is the only album where I love all the songs. There’s usually one song I’m not fond of, but not here. The Way of the World is so catchy I find myself singing it a lot. When I can’t Dance comes on, I dance like crazy. This CD makes me happy. I love Genesis and Phil. The soundtracks of my life.

Luigi
5つ星のうち5.0
Remastered 2007
2024年1月9日にイタリアでレビュー済みAmazonで購入
Ricevuto nei tempi previsti,premetto che ho anche la prima stampe in vinile e CD,di sente una netta differenza nella corposità del suono, molto più enfatizzanti i bassi e gli alti meno stridulanti, Remastered abbastanza riuscito.

Rolf K.
5つ星のうち5.0
Tolles Album
2023年12月30日にドイツでレビュー済みAmazonで購入
Eines der besten Alben, die Genesis je raus gebracht hat! Ein absolutes "Must have!"!

barbara walker
5つ星のうち5.0
Great CD
2023年12月22日に英国でレビュー済みAmazonで購入
sOUND IS GREAT LOVE THIS .THANK YOU

saboukoulou
5つ星のうち5.0
Parfait!
2022年10月3日にフランスでレビュー済みAmazonで購入
une bonne expérience