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三国志演義 (岩波新書 新赤版 348) 新書 – 1994/8/22
井波 律子
(著)
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ご存知,諸葛孔明や劉備・関羽・張飛,そして曹操・孫権ら英雄・豪傑たちが活躍する『三国志演義』.それは正史『三国志』を起点に,千数百年の歳月をかけて,民衆と知識人が育てあげた物語世界の集大成である.気鋭の中国文学者が,血沸き肉躍る大エンターテインメントの仕掛けをときあかし,物語を彩る登場人物を縦横に語る.
- 本の長さ227ページ
- 言語日本語
- 出版社岩波書店
- 発売日1994/8/22
- ISBN-104004303486
- ISBN-13978-4004303480
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2023年3月2日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
小説であれゲームであれ漫画であれ、およそ『三国志』関連の物語全般の理解に役立つ❗助かります❗
2019年1月16日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
まだ三分の二しか読了していないのですが、正史『三国志』やエピソード集『世説新話』(東洋文庫。この面白さに惹かれて、訳者・井波さんのこの新書を購入)、さらに日本の講談に相当するような『三国志平話』などを下敷きに『演義』が成立したこと、張飛や関羽や曹操などのキャラクターの描き方がユニークというかベラボーというか、面白い。
2019年4月11日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
長年正史「三国志」研究をしてきた著者による、古典文学「三国志演義」の誕生にアプローチした一冊。正史から民間伝承、講談を経て、文学作品として成立するまでを、丹念に解りやすく叙述されており、何が事実で、いつ虚構が加えられたか、何故変化していったかなどを詳しく分析されており、非常に面白かった。
2016年2月4日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
「三国志演義」の訳などを手がけた井波律子の著になる「三国志演義」の解説書。”はじめに”では、「三国志」と「三国志演義」の間の時差は1000年以上(p.ii)あることを指摘し、その間に作られた「三国志平話」を紹介。次いで、主要登場人物の紹介がなされるが、ここでも、袁術は袁紹の従弟だが、「演義」では弟(p.xii)、張飛のあさなは益徳(えきとく)「演義」では翼徳(p.xiii)など、演義しか知らない一般読者には新鮮な情報が書かれる。第1章は「三国志」は、形式的には曹操の魏を正統とする立場をとる(p2)とし、演義との違いを解説。第2章は、「平話」を扱い以下を紹介。韓信を曹操、彭越を劉備、英布を孫権、高祖を献帝(呂后はその妻、伏后)に生まれ変わらせるプロローグ、主人公として活躍する張飛(水滸伝の李逵の役回りp81)、赤壁の戦いでの周瑜の矢集め(演義では諸葛亮、史実では孫権p65)。第3章は関羽について。演義での曹操との華容道のシーンは正史にはないフィクション、関羽の神格化について説明。第4章は劉備・曹操・孫権についてで、興味ある記載は以下。樊(はん)から撤退した際、大勢の住民が同行を願い、これら大量の非戦闘員を抱え込んだために、劉備軍の撤退速度が落ちたことは史実(p120)、曹操の始祖は前漢の宰相曹参(p128)、演義の曹操の身長は7尺(161センチ)で関羽は9尺(207センチ)、華雄の首をとったのは史実では孫堅だが「演義」では関羽になっている(p141)、羅貫中は、関羽を殺した孫権を憎んでおり、その感情が孫堅や孫策にも及んだ(p149)。第五章は諸葛亮と、その取り巻きについてで、「空城の計」は史実では、魏の将軍文聘(ぶんへい)が孫権に奇襲されたときにとった(p173)ことなどを紹介。第6章は傍役たちについで、正史では華佗は曹操の侍医なので、呉の周泰も関羽も治療していない(p192)ことなどを解説。終章では、「演義」後半の三分の一ほどは二代目たちが前面に出されるが、これは初代が活躍する前半三分の二をなぞった模擬の様相(p217)と解説。以上のように、「三国志演義」を読んだだけでは知りえない薀蓄が多く、史実との比較が優れている本書は、三国志ファンとしては読んでおきたい。
2015年11月26日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
三国志が作られ編纂された背景を知りたかったので想定以上の情報が得られてよかった。
2018年8月15日に日本でレビュー済み
三国志演義の「いったいどこが史実で、いったいどこが虚構なんだろう?」とは、三国志ファンなら誰でも一度は考える問いだと思いますが、この本はその問いにストレートに答えてくれる良書です。他のレビューワーの方も書いていらっしゃる通り、文章も明快ですし出典もはっきりとしているのでとても読みやすいです。2018年現在絶版のようですが、図書館などで借りられると思うので、上記のような問いを持つ読者にお薦めです。
2012年10月11日に日本でレビュー済み
「三国志」は、立間祥介本で親しんだ世代だが、物語を読む時代から、今は成立にいたるまでの背景研究が、手頃に手にできる時代に移り変わっている。
例えば映画にもなった有名な赤壁の戦い。
その前哨戦、孔明と周瑜の知恵比べ・矢集めの話は、もとは正史『呉書』で孫権が別の戦いで用いた奇策として記載されていたものであることを明かす。それを『演義』の前身ともいえる語り物『平話』が、周瑜の話として赤壁に効果的に導入し、さらに『演義』が孔明をマジシャンともいうべき超人に仕立て、引き立たせ役に周瑜を選び、孔明の話にすり替える。つまりこの話は、孫権 → 周瑜 → 孔明と主人公が変更されていたのだ。
全編にわたってこのように蜀を中心とした物語に改編していったのが『演義』を頂点とする「三国志」の民間伝承史である。本書は『演義』の素材となった資料を紹介し、各文献の性質を解説しながら、『演義』の演出要素の1つであるキャラクターを浮き彫りにし、まず読み物として読ませてくれる。
そしてこれら演出要素の交差軸を眺めさせながら、『演義』の構造を解き明かしてゆく……これを一気呵成に読ませる文筆力が実に素晴らしい。読むという作業を、意識させ自覚し満喫させてくれる珍しい本。
例えば映画にもなった有名な赤壁の戦い。
その前哨戦、孔明と周瑜の知恵比べ・矢集めの話は、もとは正史『呉書』で孫権が別の戦いで用いた奇策として記載されていたものであることを明かす。それを『演義』の前身ともいえる語り物『平話』が、周瑜の話として赤壁に効果的に導入し、さらに『演義』が孔明をマジシャンともいうべき超人に仕立て、引き立たせ役に周瑜を選び、孔明の話にすり替える。つまりこの話は、孫権 → 周瑜 → 孔明と主人公が変更されていたのだ。
全編にわたってこのように蜀を中心とした物語に改編していったのが『演義』を頂点とする「三国志」の民間伝承史である。本書は『演義』の素材となった資料を紹介し、各文献の性質を解説しながら、『演義』の演出要素の1つであるキャラクターを浮き彫りにし、まず読み物として読ませてくれる。
そしてこれら演出要素の交差軸を眺めさせながら、『演義』の構造を解き明かしてゆく……これを一気呵成に読ませる文筆力が実に素晴らしい。読むという作業を、意識させ自覚し満喫させてくれる珍しい本。
2007年7月17日に日本でレビュー済み
本書は,三国志の具体的なエピソード・人物像にスポットを当てて,正史である「三国志」が,講釈師のレジュメである「新全相三国志平話」を経て,今日一般に知られている長編小説「三国志演義」として完成される過程を,わかりやすく説明したものである。
例えば,劉備が黄巾討伐で手柄を立て,安喜郡の尉となったところに,郡の督郵が訪れる場面。
正史では,督郵が面会を許さなかったことに腹を立てた劉備が,督郵を200回も杖で打ち据え,官職を捨てて逃亡した,となっている。流賊の頭目であった劉備に似つかわしいエピソードである。
これが,平話では,張飛が犯人となっている。すなわち,張飛は,張飛が定州の太守を殺した事件を調査に来た督郵に対し,無礼な態度であると腹を立てて,督郵を100回も鞭打って殺した上,死体を6つに切断してしまう,というように,グロテスクなドタバタ劇仕上げにしている。
これに対して,演義では,定州の太守殺しという荒唐無稽なエピソードは削除し,勤務調査に来た督郵が賄賂を要求したため,事件になったというように,合理的な背景事情を設定している。その上で,張飛が暴行を働いたというところは平話を引き継いでいるが,劉備が暴行を止め,督郵の命は助けた,というように,劉備の仁愛を強調するエピソードとしている。
三国志ファンであれば,一読の価値はあると思う。
例えば,劉備が黄巾討伐で手柄を立て,安喜郡の尉となったところに,郡の督郵が訪れる場面。
正史では,督郵が面会を許さなかったことに腹を立てた劉備が,督郵を200回も杖で打ち据え,官職を捨てて逃亡した,となっている。流賊の頭目であった劉備に似つかわしいエピソードである。
これが,平話では,張飛が犯人となっている。すなわち,張飛は,張飛が定州の太守を殺した事件を調査に来た督郵に対し,無礼な態度であると腹を立てて,督郵を100回も鞭打って殺した上,死体を6つに切断してしまう,というように,グロテスクなドタバタ劇仕上げにしている。
これに対して,演義では,定州の太守殺しという荒唐無稽なエピソードは削除し,勤務調査に来た督郵が賄賂を要求したため,事件になったというように,合理的な背景事情を設定している。その上で,張飛が暴行を働いたというところは平話を引き継いでいるが,劉備が暴行を止め,督郵の命は助けた,というように,劉備の仁愛を強調するエピソードとしている。
三国志ファンであれば,一読の価値はあると思う。