非常に面白かった。失礼ですが、辻仁成の小説は今まで読んだことがなく、あまり期待していませんでした。ところが、ところがです。ホントに素晴らしい作品でした。
レッドの方も読みましたが、私はこのブルーの方ガ好きです

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冷静と情熱のあいだ Blu (角川文庫) 文庫 – 2001/9/20
すれ違い重なり合う男と女の心を描く、究極の純愛小説。待望の文庫化!
かつて恋人同士だった男女。恋人時代に交わしたたわいもない約束。本当に、その日、その場所に相手は来るのだろうか……男の視点を辻仁成、女の視点を江國香織が描く、究極の恋愛小説。
かつて恋人同士だった男女。恋人時代に交わしたたわいもない約束。本当に、その日、その場所に相手は来るのだろうか……男の視点を辻仁成、女の視点を江國香織が描く、究極の恋愛小説。
- 本の長さ272ページ
- 言語日本語
- 出版社KADOKAWA
- 発売日2001/9/20
- ISBN-104043599013
- ISBN-13978-4043599011
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登録情報
- 出版社 : KADOKAWA (2001/9/20)
- 発売日 : 2001/9/20
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 272ページ
- ISBN-10 : 4043599013
- ISBN-13 : 978-4043599011
- Amazon 売れ筋ランキング: - 28,032位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- カスタマーレビュー:
著者について
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東京生まれ。
89年「ピアニシモ」ですばる文学賞を受賞し、作家デビュー。97年「海峡の光」で第116回芥川賞、99年「白仏」の仏翻訳語版「Le Bouddlha blan」で、仏フェミナ賞・1999年外国小説賞を日本人としては初めて受賞。
文学以外の分野でも幅広く活動している。監督・脚本・音楽を手がけた映画「千年旅人」「ほとけ」「フィラメント」「ACACIA」でも注目を集め、メディアの垣根を越えたその多岐にわたる活躍は、今、もっとも注目されている。2003年より渡仏。現在はフランスを拠点に創作活動を続けている。
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2023年5月7日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
江國香織さんの本を読み、さらに辻仁成さんのを読みました。
平面的だったデッサン画が、色や影を得て立ち上がってくるような面白さがありました。
辻さんと江國さんからの発案で、こういう形の小説になったのですね。
ところで、係留流産を経験したものとして、言いたいこと。
係留流産は、お腹のなかで、何らかの理由で赤ちゃんが死んでしまい、そのままほおっておくと、流産になります。
しかしわたしの場合は、病院の判断で、翌日に人口的に流産させれました。
悲しい出来事でした。
生きている赤ちゃんを「堕胎」させるのとは、係留流産は違います。
作中の「あおい」はそうしたくて赤ちゃんを堕胎したのではなく、仕方のない流産だったかと思います。
そのあたりが曖昧に書かれており、小説としては、そこが弱いと思いました。
ただ、辻さんのほうで、「修復士」について詳しく書かれていたのがとても興味ふかかったです。
平面的だったデッサン画が、色や影を得て立ち上がってくるような面白さがありました。
辻さんと江國さんからの発案で、こういう形の小説になったのですね。
ところで、係留流産を経験したものとして、言いたいこと。
係留流産は、お腹のなかで、何らかの理由で赤ちゃんが死んでしまい、そのままほおっておくと、流産になります。
しかしわたしの場合は、病院の判断で、翌日に人口的に流産させれました。
悲しい出来事でした。
生きている赤ちゃんを「堕胎」させるのとは、係留流産は違います。
作中の「あおい」はそうしたくて赤ちゃんを堕胎したのではなく、仕方のない流産だったかと思います。
そのあたりが曖昧に書かれており、小説としては、そこが弱いと思いました。
ただ、辻さんのほうで、「修復士」について詳しく書かれていたのがとても興味ふかかったです。
2019年1月15日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
とても丁寧に、主人公の修復の仕事が書かれています。イタリアでの仕事場の人間関係も。
それでも、「どうしても忘れられない人」が阿形順正にはいた。
順正はやさしいんだろうなと思いました。
辻仁成さんの本をよんで、(主人公は、作者、ご本人に近いのでは?)と感じてしまいました。
それぐらい、順正のキャラクターに魅力とリアリティがあります。
やさしすぎると、逆に人を傷つける。傷つくのは現彼女(立候補中)の芽美なのか、元彼女(結婚予定だった)のあおいなのか。
私は『Blu』から読みました。ほとんどの人が、江國香織さんの『Rosso』からをオススメしていたのですが、
そのことは知らず・・・。
でも、結果的にはよかったです。自分に合った読み方でした。
『Rosso』から読むと、先が分からないので、結末を『Blu』で知る感じ。(ミステリー風読み方)。
『Blu』から読むと、ストーリーはこちらで、すごく柱ができているので、完成されている気がします。
ただ、『Blu』ではわからなかった細やかな部分が、『Rosso』で補完されていく感じ、になります。(サスペンス風読み方)。
もちろん、ミステリーでもサスペンスでもないですが、結果が分かっていて、(どうして?どうして?)となる、読み方の方が、私には合っていたので、『Blu』を読んで『Rosso』も読みました。
どちらかを酷評されている方がいますが、ナンセンスです。
文章に性差があるとしたら、本当に『Blu』は男性の書いた文、『Rosso』は女性の書いた文。
どちらも好きです。
『Blu』が柱とするなら、『Rosso』は壁紙です。2つで家となる。
阿形順正が行動するので、『Blu』には動きがあり、男性的な文章でぐいぐいストーリーに引き込まれます。
『Rosso』は、アオイの感じる、細やかな表現が本当に素敵。変わりのない日常に気づく女性の視点がすてき。
『Blu』であおいと思われるあおいは、『Rosso』ではだれからもアオイと話しかけられます。
あおいは、ひらがなで呼ばれるのが好きなのか?カタカナで呼ばれるのが好きなのか?
2つの本で完璧です。
それでも、「どうしても忘れられない人」が阿形順正にはいた。
順正はやさしいんだろうなと思いました。
辻仁成さんの本をよんで、(主人公は、作者、ご本人に近いのでは?)と感じてしまいました。
それぐらい、順正のキャラクターに魅力とリアリティがあります。
やさしすぎると、逆に人を傷つける。傷つくのは現彼女(立候補中)の芽美なのか、元彼女(結婚予定だった)のあおいなのか。
私は『Blu』から読みました。ほとんどの人が、江國香織さんの『Rosso』からをオススメしていたのですが、
そのことは知らず・・・。
でも、結果的にはよかったです。自分に合った読み方でした。
『Rosso』から読むと、先が分からないので、結末を『Blu』で知る感じ。(ミステリー風読み方)。
『Blu』から読むと、ストーリーはこちらで、すごく柱ができているので、完成されている気がします。
ただ、『Blu』ではわからなかった細やかな部分が、『Rosso』で補完されていく感じ、になります。(サスペンス風読み方)。
もちろん、ミステリーでもサスペンスでもないですが、結果が分かっていて、(どうして?どうして?)となる、読み方の方が、私には合っていたので、『Blu』を読んで『Rosso』も読みました。
どちらかを酷評されている方がいますが、ナンセンスです。
文章に性差があるとしたら、本当に『Blu』は男性の書いた文、『Rosso』は女性の書いた文。
どちらも好きです。
『Blu』が柱とするなら、『Rosso』は壁紙です。2つで家となる。
阿形順正が行動するので、『Blu』には動きがあり、男性的な文章でぐいぐいストーリーに引き込まれます。
『Rosso』は、アオイの感じる、細やかな表現が本当に素敵。変わりのない日常に気づく女性の視点がすてき。
『Blu』であおいと思われるあおいは、『Rosso』ではだれからもアオイと話しかけられます。
あおいは、ひらがなで呼ばれるのが好きなのか?カタカナで呼ばれるのが好きなのか?
2つの本で完璧です。
2023年6月22日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
冷静は冷静な判断や分析を指し、感情に左右されずに客観的に物事を考えることを意味します。一方、情熱は熱狂や強い感情を指し、情熱を持って何かに取り組むことや感情の力を使って行動することを意味します。
冷静な判断と情熱的な行動は相互に補完し合い、バランスを取ることが重要だと気付かされる作品です。
冷静な判断と情熱的な行動は相互に補完し合い、バランスを取ることが重要だと気付かされる作品です。
2020年4月15日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
20年ぶりに読みました。あらためて辻仁成さんの文章の美しさと物語りの設定に心が揺さぶられた。
冷静と情熱が交錯して、さいご情熱が上回る、というのは誰の人生においてもそうありたい普遍的なもの。
2000年、大学生の頃によんだ物語をまたこうして読み、心動かされるとは思っていませんでしま
冷静と情熱が交錯して、さいご情熱が上回る、というのは誰の人生においてもそうありたい普遍的なもの。
2000年、大学生の頃によんだ物語をまたこうして読み、心動かされるとは思っていませんでしま