漢文の書籍の中で作品の一つを見つけて興味を持ちました。
中国の古い作品は日本人の心を捉える魅力がありますね。
短編ばかりで気楽に読めます。
日本の有名作家に影響を与えています。さすがです。
挿絵も魅力があります。

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聊斎志異(上) (ワイド版岩波文庫) (ワイド版岩波文庫 321) 単行本(ソフトカバー) – 2010/4/17
全篇ことごとく神仙、狐、鬼、化け物、不思議な人間に関する話。中国・清初の作家蒲松齢(1640-1715)が民間伝承から取材、豊かな空想力と古典籍の教養を駆使した巧みな構成で、怪異の世界と人間の世界を交錯させながら写実的な小説にまさる「人間性」を見事に表現した中国怪異小説の傑作。(全2冊)
- 本の長さ480ページ
- 言語日本語
- 出版社岩波書店
- 発売日2010/4/17
- 寸法13.5 x 2.1 x 19.5 cm
- ISBN-104000073214
- ISBN-13978-4000073219
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登録情報
- 出版社 : 岩波書店 (2010/4/17)
- 発売日 : 2010/4/17
- 言語 : 日本語
- 単行本(ソフトカバー) : 480ページ
- ISBN-10 : 4000073214
- ISBN-13 : 978-4000073219
- 寸法 : 13.5 x 2.1 x 19.5 cm
- Amazon 売れ筋ランキング: - 1,025,302位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 254位ワイド版岩波文庫
- カスタマーレビュー:
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2021年7月8日に日本でレビュー済み
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日本にもたくさんある昔話。
中国のものを読んでみるのもおもしろいです。
さすがにおとなりさん。にたような話もあって、親近感を感じます。
かとおもえば「こ、こ、これは!!」と思わされるような奇想天外な発想もアリ。人間の想像力ってすごいなあと驚かされます。
子どものうちにこういう話に触れているというのは彼女たち彼らの頭の中を豊かにしてくれるのではないかと思います。
中国のものを読んでみるのもおもしろいです。
さすがにおとなりさん。にたような話もあって、親近感を感じます。
かとおもえば「こ、こ、これは!!」と思わされるような奇想天外な発想もアリ。人間の想像力ってすごいなあと驚かされます。
子どものうちにこういう話に触れているというのは彼女たち彼らの頭の中を豊かにしてくれるのではないかと思います。
2021年3月11日に日本でレビュー済み
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ほとんどは科挙受験生と美女(狐か幽霊ですよ)が出演する様式美の世界ですが、何でこんな話思いつくの?という感じで全く飽きません。相方も人間だとかなり嘘くさい話になるので、考えてみると良くできた構成ですね。
2019年9月30日に日本でレビュー済み
(上下巻まとめてのレビューです)
本の名前を覚えるのに苦労しましたが、読み終える頃には間違わない程度に記憶に残るようになりました。
全491篇中の92篇で全体の三分の一くらいの分量を選んで訳出したものらしいので、残りの399篇はかなり短いものばかりだったのかなと思いました。どうせなら全部読んでみたい気がしますが、残りはあまり面白みがなかったりするかもしれないなと思いました。
各話をグループ分けすると「前世の因縁で苦労または得する話」「豪胆な者が成果を得る話」「誠実な者が幸福になる話」「賤しい者が痛い目を見る話」「唐突に災禍に遭う話」などになるでしょうか。
「侠女」「悍婦」「悍婦(二)」など、強い女性が結構登場するなと思いました。特に悍婦の二作ではなかなか迫力のある女性が登場しました。中国を舞台にした歴史小説でも強い女性が登場したりしますが、物理的な戦闘力の強い女性が登場する話は西洋ではあまり出てこないような気がします。
本の名前を覚えるのに苦労しましたが、読み終える頃には間違わない程度に記憶に残るようになりました。
全491篇中の92篇で全体の三分の一くらいの分量を選んで訳出したものらしいので、残りの399篇はかなり短いものばかりだったのかなと思いました。どうせなら全部読んでみたい気がしますが、残りはあまり面白みがなかったりするかもしれないなと思いました。
各話をグループ分けすると「前世の因縁で苦労または得する話」「豪胆な者が成果を得る話」「誠実な者が幸福になる話」「賤しい者が痛い目を見る話」「唐突に災禍に遭う話」などになるでしょうか。
「侠女」「悍婦」「悍婦(二)」など、強い女性が結構登場するなと思いました。特に悍婦の二作ではなかなか迫力のある女性が登場しました。中国を舞台にした歴史小説でも強い女性が登場したりしますが、物理的な戦闘力の強い女性が登場する話は西洋ではあまり出てこないような気がします。
2019年10月7日に日本でレビュー済み
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最近、小説は表現が重すぎて読む気がしなくなっていたが、この物語は本当に面白い。短編集なので、わずかな時間を利用して読めるので、便利だ。人間だけでなく、狐や幽鬼なども入り混じって物語が展開するので、現実の息苦しさから解放されるようだ。「画壁」や「侠女」「画皮」などは、中国映画でも見た。
2014年10月18日に日本でレビュー済み
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中国の話はじめてよみました。
とても変わった話だったので面白かったです。
とても変わった話だったので面白かったです。
2012年4月12日に日本でレビュー済み
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幽鬼や狐などが多く登場するという点では、似た話が多いかもしれないが、話の焦点設定や構成の仕方がうまくて、面白く読める。
花輪和一も今市子も、これを遠い祖先に持っているのかもしれない。
わりとハッピーエンドの話が多く、人間の心の奥底を描きつつ素朴とも言える。少しアフリカのチュツオーラを思い出したりもしたが、社会状況の現実的な援用などは中国の雰囲気がいかにも漂っている。
訳文は、漢詩が出てくるところ以外は漢文調からは遠く、こなれた感じがする。
作者の人生における苦渋などが窺われつつ、心の下の方から照らす光が感じられる。
花輪和一も今市子も、これを遠い祖先に持っているのかもしれない。
わりとハッピーエンドの話が多く、人間の心の奥底を描きつつ素朴とも言える。少しアフリカのチュツオーラを思い出したりもしたが、社会状況の現実的な援用などは中国の雰囲気がいかにも漂っている。
訳文は、漢詩が出てくるところ以外は漢文調からは遠く、こなれた感じがする。
作者の人生における苦渋などが窺われつつ、心の下の方から照らす光が感じられる。
2012年7月28日に日本でレビュー済み
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志異・志怪の本は多々有れど、基本は「捜神記」「酉陽雑俎」「聊斎志異」が挙げられる。聊斎志異の書かれた時代は清朝初めの混乱期を過ぎたころ。作者の蒲松齢は科挙をしくじり郷試には受かっていない。貧乏な教師暮らしをしつつ書かれたのが聊斎志異である。同じ清朝時代でも末期に書かれているのが「中国怪異譚閲微草堂筆記」とか「子不語」であるが、この二つは著者が科挙を殿試まで合格したいわばエリートが書いたものであり どことなく品は有るが情の部分に欠けるきらいがある。(子不語はラストでエロがあるが)特に中国怪異譚閲微草堂筆記はその臭いが強い。聊斎志異の優れた点は 恵まれなかった人々への視線が優しげである事だと思う。四書五経を引き写して例えに用いることも少ない。また経験からか科挙の試験場での怪異譚が多いのも特徴だろう。
「捜神記」「酉陽雑俎」とともに日本に伝わった後に本国で入手困難となり日本から逆輸入で清に出戻った経緯が似ている。非常に日本国内でも広まった志怪の書であり、古典落語等にも随分と取り入れられている。
基本の書であり これを抜いて志怪を語るわけにはいかない作品である。
「捜神記」「酉陽雑俎」とともに日本に伝わった後に本国で入手困難となり日本から逆輸入で清に出戻った経緯が似ている。非常に日本国内でも広まった志怪の書であり、古典落語等にも随分と取り入れられている。
基本の書であり これを抜いて志怪を語るわけにはいかない作品である。