この本は、宗教が経済的諸関係にある影響を与えたをこと示すことで、下部構造が上部構造を規定するとした唯物史観に対して、部分的に反論、補足したものと感じました。
形式的合理主義を徹底した西欧型資本主義発展の末路は、精神なき専門人、心情なき享楽人 と最後に記載されていますね。
日本は、西欧とは異なる文化=実質的合理主義の考え方があり、独自の資本主義文化を発展させてきたのでしょうか?
自分は大塚久雄本が参考になりました。
そこで、国内に豊かな富を生産できる国民的産業が充実している国こそ、世界経済の中心ではないかと感じました。金融の中心地が注目されますが、、、。
プライム無料体験をお試しいただけます
プライム無料体験で、この注文から無料配送特典をご利用いただけます。
非会員 | プライム会員 | |
---|---|---|
通常配送 | ¥410 - ¥450* | 無料 |
お急ぎ便 | ¥510 - ¥550 | |
お届け日時指定便 | ¥510 - ¥650 |
*Amazon.co.jp発送商品の注文額 ¥2,000以上は非会員も無料
無料体験はいつでもキャンセルできます。30日のプライム無料体験をぜひお試しください。

無料のKindleアプリをダウンロードして、スマートフォン、タブレット、またはコンピューターで今すぐKindle本を読むことができます。Kindleデバイスは必要ありません。
ウェブ版Kindleなら、お使いのブラウザですぐにお読みいただけます。
携帯電話のカメラを使用する - 以下のコードをスキャンし、Kindleアプリをダウンロードしてください。
プロテスタンティズムの倫理と資本主義の精神 (岩波文庫 白 209-3) 文庫 – 1989/1/17
マックス ヴェーバー
(著),
大塚 久雄
(翻訳)
{"desktop_buybox_group_1":[{"displayPrice":"¥1,353","priceAmount":1353.00,"currencySymbol":"¥","integerValue":"1,353","decimalSeparator":null,"fractionalValue":null,"symbolPosition":"left","hasSpace":false,"showFractionalPartIfEmpty":true,"offerListingId":"MTRFHULqNFf446iNot3RmYIzkAtkptP8X4rgG2wHsVFrRdX5f8GfKf4RyF%2BRtsOVc9AJt3Yf2tuDkPqgDpU9rxjzphmJSDtRnu8xfLVzjPe3mpFXaGaCW55c1nU3nLyX","locale":"ja-JP","buyingOptionType":"NEW","aapiBuyingOptionIndex":0}]}
購入オプションとあわせ買い
- ISBN-104003420934
- ISBN-13978-4003420935
- 出版社岩波書店
- 発売日1989/1/17
- 言語日本語
- 寸法10.5 x 4.3 x 14.8 cm
- 本の長さ352ページ
よく一緒に購入されている商品

対象商品: プロテスタンティズムの倫理と資本主義の精神 (岩波文庫 白 209-3)
¥1,353¥1,353
最短で3月31日 日曜日のお届け予定です
在庫あり。
総額:
当社の価格を見るには、これら商品をカートに追加してください。
ポイントの合計:
pt
もう一度お試しください
追加されました
一緒に購入する商品を選択してください。
この商品をチェックした人はこんな商品もチェックしています
ページ 1 以下のうち 1 最初から観るページ 1 以下のうち 1
登録情報
- 出版社 : 岩波書店 (1989/1/17)
- 発売日 : 1989/1/17
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 352ページ
- ISBN-10 : 4003420934
- ISBN-13 : 978-4003420935
- 寸法 : 10.5 x 4.3 x 14.8 cm
- Amazon 売れ筋ランキング: - 4,641位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 3位資本主義論
- - 4位経済思想・経済学説 (本)
- - 13位岩波文庫
- カスタマーレビュー:
著者について
著者をフォローして、新作のアップデートや改善されたおすすめを入手してください。

著者の本をもっと発見したり、よく似た著者を見つけたり、著者のブログを読んだりしましょう
-
トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
レビューのフィルタリング中に問題が発生しました。後でもう一度試してください。
2023年9月13日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
岩波文庫は真面目なんだろうけど、読みづらい。
2023年4月11日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
商品たしかに受領いたしました。良い包装にて、敬服いたしました。ご縁がありましたら、今後ともよろしくお願い申し上げます。敬具
2024年2月3日に日本でレビュー済み
「天職」 という言葉を現代一般的に使う前に、本書を読んでおきましょう。
そこには宗教的な意味合いがあるからこそ通用する概念であり、内から湧き出るモチベーションや職能ではないことを知るでしょう。
そこには宗教的な意味合いがあるからこそ通用する概念であり、内から湧き出るモチベーションや職能ではないことを知るでしょう。
2021年7月10日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
本書の問題意識は以下のように始まります。
・世界には近代資本主義が根付いた地域と、そうでない地域とがあるが、それはなぜか
・近代資本主義が根付いた地域は、宗教的にはキリスト教プロテスタントの信者が多い地域である。この近代資本主義とプロテスタントとの間にはいったどのような関係があるのか
本書の面白いところは、「禁欲的、反営利的なプロテスタントの倫理こそが、近代資本主義を生んだ」という逆説的な近代資本主義の起源の説明にあると思います。
まず念のため補記しておくと、近代資本主義というのは、昔からよくいる暴利をむさぼる高利貸しや、金儲け好きの商人のことではなく、組織的・産業的・経営的な資本主義のこと(ようは大企業のこと?)です。
近代資本主義が根付かなかった地域の宗教は、営利活動を許すもので、皆が好き勝手に金儲けをしていたため、組織だった近代資本主義が生まれることはなかった。
一方、反営利的、禁欲的なプロテスタントたち(厳密にはカルヴァン派と洗礼派の人たち)は、仕事を神から与えられた役割(=天職(英語だとVocation、ドイツ語だとBeruf))と考え、金儲けのためではなく、神に仕えるために労働に励んだ。結果として、それぞれの役割を全うする、組織だった経営資本主義が生まれたということです。
ちょっと違った視点から見ると、カソリックでは修道院内に限られていた禁欲の精神が、宗教革命によって世俗に出てきたということかと思います。
また、ウェーバーはこうも言っています。
ひとたび近代資本主義の礎が出来上がると、その近代資本主義自体が人々に禁欲を強いるようになるため、かつて近代資本主義を生み出したプロテスタンティズムの倫理も、資本主義の精神も、必要なくなってしまう。したがって、今われわれの目に映っている資本主義は、その抜け殻にすぎないと……
たしかに、いつしかわれわれは、なぜ資本主義社会で生きているのか、という一番の大義を見失い、環境破壊や、行き過ぎた経済主義に陥っているように思います。
あまりにも大きくなった資本主義。その資本主義を、ある種相対化し、根拠を問う、そんな著作です。一度資本主義の根拠を我々に問い直すのも良いかもしれません。
***
なお、天職という訳語は、こちらの訳から大塚久雄さんが使い始めたそうです。英断だったと思います。
また、ではなぜ日本で資本主義は根付いたのか、というのが気になる方は、山本七平『日本資本主義の精神』をお勧めします。日本人の共同体主義とでもいうものから、日本に資本主義が根差した理由を説明してくれています。(結果として、日本で産業の新陳代謝が進まない、古い企業の淘汰が進まない理由にまで踏み込んでくれています)
・世界には近代資本主義が根付いた地域と、そうでない地域とがあるが、それはなぜか
・近代資本主義が根付いた地域は、宗教的にはキリスト教プロテスタントの信者が多い地域である。この近代資本主義とプロテスタントとの間にはいったどのような関係があるのか
本書の面白いところは、「禁欲的、反営利的なプロテスタントの倫理こそが、近代資本主義を生んだ」という逆説的な近代資本主義の起源の説明にあると思います。
まず念のため補記しておくと、近代資本主義というのは、昔からよくいる暴利をむさぼる高利貸しや、金儲け好きの商人のことではなく、組織的・産業的・経営的な資本主義のこと(ようは大企業のこと?)です。
近代資本主義が根付かなかった地域の宗教は、営利活動を許すもので、皆が好き勝手に金儲けをしていたため、組織だった近代資本主義が生まれることはなかった。
一方、反営利的、禁欲的なプロテスタントたち(厳密にはカルヴァン派と洗礼派の人たち)は、仕事を神から与えられた役割(=天職(英語だとVocation、ドイツ語だとBeruf))と考え、金儲けのためではなく、神に仕えるために労働に励んだ。結果として、それぞれの役割を全うする、組織だった経営資本主義が生まれたということです。
ちょっと違った視点から見ると、カソリックでは修道院内に限られていた禁欲の精神が、宗教革命によって世俗に出てきたということかと思います。
また、ウェーバーはこうも言っています。
ひとたび近代資本主義の礎が出来上がると、その近代資本主義自体が人々に禁欲を強いるようになるため、かつて近代資本主義を生み出したプロテスタンティズムの倫理も、資本主義の精神も、必要なくなってしまう。したがって、今われわれの目に映っている資本主義は、その抜け殻にすぎないと……
たしかに、いつしかわれわれは、なぜ資本主義社会で生きているのか、という一番の大義を見失い、環境破壊や、行き過ぎた経済主義に陥っているように思います。
あまりにも大きくなった資本主義。その資本主義を、ある種相対化し、根拠を問う、そんな著作です。一度資本主義の根拠を我々に問い直すのも良いかもしれません。
***
なお、天職という訳語は、こちらの訳から大塚久雄さんが使い始めたそうです。英断だったと思います。
また、ではなぜ日本で資本主義は根付いたのか、というのが気になる方は、山本七平『日本資本主義の精神』をお勧めします。日本人の共同体主義とでもいうものから、日本に資本主義が根差した理由を説明してくれています。(結果として、日本で産業の新陳代謝が進まない、古い企業の淘汰が進まない理由にまで踏み込んでくれています)
2021年3月17日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
「僕の接する学生諸君に、 愛読書は何かと聞いて、 はっきりした答えを得た事がありません。 愛読書を持つという事が大変困難になって来ています。 様々な傾向の本が周囲にあんまり多すぎる。 愛読書を持っていて、 これを溺読するという事は、 なかなか馬鹿にならない事で、 広く浅く読書して得られないものが、 深く狭い読書から得られるというのが、 通則なのであります。」小林秀雄。
新入社員時代に上司に勧められて読み始め、30年になります。当時は訳が分からなかったけれども、私ながらに「ひとつの筋」を直感し、悪戦苦闘しながら読み始めました。現在は「読む苦労」はさほど感じないけれど、未だ理解できない所が幾つもあります。これからも読み続けようと思うのは、それがマックス・ヴェーバーが人生を賭けて成した仕事の一端であるということと、その上司に敬意を表したいからで、「簡単に理解できること」など、それが今、すぐに手に入ったからと言って、さして楽しいこととも思えないのです。読書が全ての人にとって消費に過ぎないのであれば、努力の必要もないのですが。
新入社員時代に上司に勧められて読み始め、30年になります。当時は訳が分からなかったけれども、私ながらに「ひとつの筋」を直感し、悪戦苦闘しながら読み始めました。現在は「読む苦労」はさほど感じないけれど、未だ理解できない所が幾つもあります。これからも読み続けようと思うのは、それがマックス・ヴェーバーが人生を賭けて成した仕事の一端であるということと、その上司に敬意を表したいからで、「簡単に理解できること」など、それが今、すぐに手に入ったからと言って、さして楽しいこととも思えないのです。読書が全ての人にとって消費に過ぎないのであれば、努力の必要もないのですが。
2023年7月15日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
改訂前の版よりずいぶんわかりやすくなりました。
また、素早い配送🚚📦にも感謝です。
また、素早い配送🚚📦にも感謝です。
2020年3月22日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
非常に感銘を受けた。ゾンバルトの代表作が資本主義を消費の観点から分析したのなら、本書は生産の観点から分析した本。
資本主義には贅沢消費(奢侈、今なら記号消費)の側面があり、皆が見栄を張って必要のないものまで買うがゆえに発展する、という一面がある。水道水ではなくミネラルウォーターを買うのは微妙な味の違いや商品のパッケージや宣伝、利便性に金を払っているようなものだと。
そういった消費についてから資本主義を分析もできるが、生産と資本の蓄積というところからの分析が本書か。
日本は没落しただの、もはや後進国だのなんだの言われるが、東南アジアにはまだ日本の10分の1以下の一人あたりGDPの国も多い。じゃあその国と日本の違いは何かというと、勤勉な労働者とか貯蓄とか、この本で「資本主義の精神」と呼ぶものの有無なのかなとなんとなく感じた。
享楽的な消費は駄目だが、財の獲得は良い(家とか)、ってのは昭和の高度成長期的な価値観だと思うが、その源流はカルヴァン派あたりから来てるってのは驚きだった。
資本主義には贅沢消費(奢侈、今なら記号消費)の側面があり、皆が見栄を張って必要のないものまで買うがゆえに発展する、という一面がある。水道水ではなくミネラルウォーターを買うのは微妙な味の違いや商品のパッケージや宣伝、利便性に金を払っているようなものだと。
そういった消費についてから資本主義を分析もできるが、生産と資本の蓄積というところからの分析が本書か。
日本は没落しただの、もはや後進国だのなんだの言われるが、東南アジアにはまだ日本の10分の1以下の一人あたりGDPの国も多い。じゃあその国と日本の違いは何かというと、勤勉な労働者とか貯蓄とか、この本で「資本主義の精神」と呼ぶものの有無なのかなとなんとなく感じた。
享楽的な消費は駄目だが、財の獲得は良い(家とか)、ってのは昭和の高度成長期的な価値観だと思うが、その源流はカルヴァン派あたりから来てるってのは驚きだった。