南方熊楠コレクションの第4巻は、アメリカ滞在中の書簡や、ロンドン滞在中の日記、そして自らの履歴書から構成されている。
海外における、全く欧米人に引け目を感じないその姿勢は、まさしく、熊楠らしい。
ロンドンでは、意外にも、中国の革命家、孫文と交流があったことを知った。
最後の履歴書は、自分の履歴のみならず、様々なテーマがごった煮で書かれており、とにかく面白い。

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南方熊楠コレクション〈第4巻〉動と不動のコスモロジー (河出文庫) (河出文庫 827D) 文庫 – 2009/11/10
アメリカ、ロンドン、那智と常に移動してやまない熊楠の人生の軌跡を、若き日の在米書簡やロンドン日記、さらには履歴書などによって浮き彫りにする。熊楠の生き様そのものがまさに彼自身の宇宙論なのだ。
- 本の長さ391ページ
- 言語日本語
- 出版社河出書房新社
- 発売日2009/11/10
- ISBN-104309472095
- ISBN-13978-4309472096
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登録情報
- 出版社 : 河出書房新社 (2009/11/10)
- 発売日 : 2009/11/10
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 391ページ
- ISBN-10 : 4309472095
- ISBN-13 : 978-4309472096
- Amazon 売れ筋ランキング: - 768,202位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
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著者について
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1950年生まれ。東京大学大学院人文科学研究科修士課程修了。現在、多摩美術大学芸術人類学研究所所長。思想家。著書に『チベットのモーツァルト』(サ ントリー学芸賞)、『森のバロック』(読売文学賞)、『哲学の東北』(斎藤緑雨賞)、『フィロソフィア・ヤポニカ』(伊藤整文学賞)など多数ある(「BOOK著者紹介情報」より:本データは『カイエ・ソバージュ』(ISBN-10:4062159104)が刊行された当時に掲載されていたものです)
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上位レビュー、対象国: 日本
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2014年2月20日に日本でレビュー済み
2004年1月5日に日本でレビュー済み
南方熊楠は日本が生んだ世界に誇れる碩学の一人である。
古今東西の書物を読み尽くした彼にしかできない学問世界の創造、
その一端を彼の筆によって私たちも垣間見ることができるのだ。
しかしそれは一端であっても
現代にいたるまで目もくらむほどの光を放ちつづけている。
河出文庫の当シリーズでは中沢新一氏による解題と語注を付属しながら
南方熊楠の膨大な著作をテーマ別に編集している。
トーテミズムに関する一文にみられるように
日本人・外国人を問わず異論があれば躊躇せずに
舌鋒鋭く指摘する重厚な学者南方の姿。
アメリカ旅行記にみられるように
ユーモア精神あふれる軽妙な人間南方の姿。
その両極が同時にみられて非常に興味深い一冊である。
このシリーズの他巻もあわせておすすめしたい。
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日本人・外国人を問わず異論があれば躊躇せずに
舌鋒鋭く指摘する重厚な学者南方の姿。
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その両極が同時にみられて非常に興味深い一冊である。
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