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オリガ・モリソヴナの反語法 (集英社文庫) Kindle版
1960年、チェコのプラハ・ソビエト学校に入った志摩は、舞踊教師オリガ・モリソヴナに魅了された。老女だが踊りは天才的。彼女が濁声で「美の極致!」と叫んだら、それは強烈な罵倒。だが、その行動には謎も多かった。あれから30数年、翻訳者となった志摩はモスクワに赴きオリガの半生を辿る。苛酷なスターリン時代を、伝説の踊子はどう生き抜いたのか。感動の長編小説。第13回Bunkamuraドゥマゴ文学賞受賞作。
- 言語日本語
- 出版社集英社
- 発売日2005/10/25
- ファイルサイズ5973 KB
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商品の説明
内容(「MARC」データベースより)
30年代モスクワで人気を博し、激動のロシア・東欧を生き抜いた伝説の踊り子の驚愕の生涯とは? プラハでの少女時代に出会った毒舌の老女教師の数奇な人生をたどる。
登録情報
- ASIN : B00R7R8UYC
- 出版社 : 集英社 (2005/10/25)
- 発売日 : 2005/10/25
- 言語 : 日本語
- ファイルサイズ : 5973 KB
- Text-to-Speech(テキスト読み上げ機能) : 有効
- X-Ray : 有効
- Word Wise : 有効にされていません
- 付箋メモ : Kindle Scribeで
- 本の長さ : 483ページ
- Amazon 売れ筋ランキング: - 60,528位Kindleストア (Kindleストアの売れ筋ランキングを見る)
- カスタマーレビュー:
著者について
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1950年生まれ。元ロシア語会議通訳、作家。
59~64年、在プラハ・ソビエト学校に学ぶ。東京外国語大学ロシア語学科卒業、東京大学大学院露語露文学修士課程修了。80年設立のロシア語通訳協会の初代事務局長を務め、95~97年、03~06年会長。92年、報道の速報性に貢献したとして、日本女性放送者懇談会賞を受賞した。著書『不実な美女か貞淑な醜女か』(徳間書店、新潮文庫)で読売文学賞、『魔女の1ダース』(読売新聞社、新潮文庫)で講談社エッセイ賞、『嘘つきアーニャの真っ赤な真実』(角川書店、角川文庫)で大宅壮一ノンフィクション賞、『オリガ・モリソヴナの反語法』(集英社、集英社文庫)でBunkamuraドゥマゴ文学賞を受賞。2006年5月、逝去
(「BOOK著者紹介情報」より:本データは『 終生ヒトのオスは飼わず (ISBN-13: 978-4167671051 )』が刊行された当時に掲載されていたものです)
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2024年1月15日に日本でレビュー済み
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チェコ・プラハのソビエト学校で出会ったダンス教師、オリガ・モリソヴナ。老齢だが魅力にあふれ、ほれぼれするような舞踏。教え方は厳しく、口が悪い。その特徴的な言い回しは「反語法」。いったい彼女はだれだったのか。30年後、その謎を解く旅に出るが、謎はさらなる謎を呼ぶ。モスクワのロシア外務省資料館に始まって、トゥーラのダンス教室で終わる怒涛の7日間、めくるめくような展開。
旅は7日間だが、そこにロシア革命からスターリンの大粛清、雪解けとペレストロイカまで、80年間の事件や出来事の回想が詰まっている。ロシア史(あるいはソビエト史)に詳しくない場合は、座右に『世界史年表』が必要かもしれない(少なくとも私はそうだった)。
後半はかなり駆け足。ミステリ作家よろしく、米原万里は自分の仕掛けた謎を完璧に解くことに夢中になっているように見える。曖昧さを残すのを嫌う、いかにも彼女らしい。
本作品の魅力のひとつは、事実とフィクションが混然一体となっているところ。どこからがフィクションなのか。巻末の池澤夏樹との対談では、そのことにも触れている。
(しかし、『嘘つきアーニャの真っ赤な真実』に登場した「反語法」がこのような形で活かされるとは!)
旅は7日間だが、そこにロシア革命からスターリンの大粛清、雪解けとペレストロイカまで、80年間の事件や出来事の回想が詰まっている。ロシア史(あるいはソビエト史)に詳しくない場合は、座右に『世界史年表』が必要かもしれない(少なくとも私はそうだった)。
後半はかなり駆け足。ミステリ作家よろしく、米原万里は自分の仕掛けた謎を完璧に解くことに夢中になっているように見える。曖昧さを残すのを嫌う、いかにも彼女らしい。
本作品の魅力のひとつは、事実とフィクションが混然一体となっているところ。どこからがフィクションなのか。巻末の池澤夏樹との対談では、そのことにも触れている。
(しかし、『嘘つきアーニャの真っ赤な真実』に登場した「反語法」がこのような形で活かされるとは!)
2022年3月8日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
最初に主人公たちの生き生きとした学生生活と、強烈なキャラクターを持つ謎めいた2人の講師の魅力が描かれ、その後は2人の講師の謎を解き明かすべく行動を起こす、大人になった主人公の姿が描かれます。
ストーリーは面白くとても惹き込まれるのですが、不要と思われる描写が多々あるなど冗長に描きすぎるきらいがあり、退屈で何度も何度も寝落ちしてしまいました…。
目の滑る文章で、読み進めるのに少々難儀したのもつらかったです。
しかし後半からは雰囲気が一転、大粛清が行われた不穏な時代のソ連政権下の、かなり重い話に切り替わります。
人の尊厳を踏みにじったあまりにも理不尽な出来事に憤りを感じ、ラーゲリでの壮絶で過酷な生活には胸が締め付けられました。
読んでいて良い意味でぐったりと疲れるほど、感情移入が半端なかったです。
激動の時代を必死に生き抜いた人々の痛みが、生々しく克明に描かれているのが大変に見事でした。
前半は不満があったものの、その前半があるからこそ後半の勢いと力強さが生まれるわけで、全体的に見ると大変良く出来た作品だと思いました。
フィクションとノンフィクションを見事なまでに融合させた素晴らしい作品でした。
ストーリーは面白くとても惹き込まれるのですが、不要と思われる描写が多々あるなど冗長に描きすぎるきらいがあり、退屈で何度も何度も寝落ちしてしまいました…。
目の滑る文章で、読み進めるのに少々難儀したのもつらかったです。
しかし後半からは雰囲気が一転、大粛清が行われた不穏な時代のソ連政権下の、かなり重い話に切り替わります。
人の尊厳を踏みにじったあまりにも理不尽な出来事に憤りを感じ、ラーゲリでの壮絶で過酷な生活には胸が締め付けられました。
読んでいて良い意味でぐったりと疲れるほど、感情移入が半端なかったです。
激動の時代を必死に生き抜いた人々の痛みが、生々しく克明に描かれているのが大変に見事でした。
前半は不満があったものの、その前半があるからこそ後半の勢いと力強さが生まれるわけで、全体的に見ると大変良く出来た作品だと思いました。
フィクションとノンフィクションを見事なまでに融合させた素晴らしい作品でした。
2021年12月25日に日本でレビュー済み
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本作は、作者が1960年代前半にプラハで過ごした留学経験を基に、フィクションを交えながらも実在の人物もしばし登場する半自伝的・ノンフィクション寄り小説です。
多感な10代前半の頃に主人公(作者の分身)に強烈な印象を与えた舞踏教師「オリガ・モリソヴナ」の足跡をソ連崩壊後のロシアで約30年ぶりに探索することを通じ、第二次大戦を跨いでソ連で吹き荒れた大粛清によって人生を翻弄された人々の悲運や、それでも力強く生き延びた人々の逞しさを追体験する一大叙事詩といえる内容で、これほど心を動かされる作品に触れたのは久々でした。
物語のテーマがスターリン時代の大粛清やそれに伴う収容所生活と結びついている為、絶望的に暗くやるせない場面も多くある一方、謎を追跡する主人公たちの女の友情や青春期の甘酸っぱい思い出など心温まる部分もあってバランスがとれており、全体として極めて重いテーマに正面から向き合いながらもエンターテイメントとしての面白さも両立させている作者の手腕に舌を巻きました。
著者の別作品のタイトルを借りるなら、紛れもなく「打ちのめされるようなすごい本」でした。
多感な10代前半の頃に主人公(作者の分身)に強烈な印象を与えた舞踏教師「オリガ・モリソヴナ」の足跡をソ連崩壊後のロシアで約30年ぶりに探索することを通じ、第二次大戦を跨いでソ連で吹き荒れた大粛清によって人生を翻弄された人々の悲運や、それでも力強く生き延びた人々の逞しさを追体験する一大叙事詩といえる内容で、これほど心を動かされる作品に触れたのは久々でした。
物語のテーマがスターリン時代の大粛清やそれに伴う収容所生活と結びついている為、絶望的に暗くやるせない場面も多くある一方、謎を追跡する主人公たちの女の友情や青春期の甘酸っぱい思い出など心温まる部分もあってバランスがとれており、全体として極めて重いテーマに正面から向き合いながらもエンターテイメントとしての面白さも両立させている作者の手腕に舌を巻きました。
著者の別作品のタイトルを借りるなら、紛れもなく「打ちのめされるようなすごい本」でした。
2021年3月10日に日本でレビュー済み
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著者、米原万里さんが早くに亡くなられたことが残念。
スケールの大きさ、深さに驚かせられた。
世界を相手にできる作品。
ぜひ、たくさんの人に読んでほしい。
スケールの大きさ、深さに驚かせられた。
世界を相手にできる作品。
ぜひ、たくさんの人に読んでほしい。
2023年11月27日に日本でレビュー済み
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椎名誠さんの「シベリア追跡」で通訳同行した方という流れで読んでみました。
ロシア(ソ連)の人名に慣れずはじめはストーリーを追いづらかったですが、不思議と引きこまれてどんどん先を読みたくなってしまうような本でした(とはいえ、最初の方はちょっと飽きを感じてしまいましたが)。
おそらく史実もかなり含まれているのではないかと思いますが、当時のソ連の厳しい日常が垣間見られるところもいろいろ感じるものがあります。たかだか50年ちょっと前の話なのに。
それにしても「モリソヴナ」という名前、最後まですんなり頭に入ってきませんでしたw
でもいい小説だと思います。
ロシア(ソ連)の人名に慣れずはじめはストーリーを追いづらかったですが、不思議と引きこまれてどんどん先を読みたくなってしまうような本でした(とはいえ、最初の方はちょっと飽きを感じてしまいましたが)。
おそらく史実もかなり含まれているのではないかと思いますが、当時のソ連の厳しい日常が垣間見られるところもいろいろ感じるものがあります。たかだか50年ちょっと前の話なのに。
それにしても「モリソヴナ」という名前、最後まですんなり頭に入ってきませんでしたw
でもいい小説だと思います。
2021年1月11日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
米原万里の未読の作品でしたので思わず買ってしまいました。私自身語彙力がないのでこのレビューで上手く伝わるとは思えませんが、単純に面白いしあっと言う間に引き込まれます。少女達の物語かと思いきやその少女達が大人になり友人と再会し、当時の名物先生の謎を紐解いてゆく。中盤から後半にかけてのドラマチックな展開。これグレタガーヴィクあたり映画化してくれないかなぁー。
「去勢豚は雌豚に跨ってから考える」なんて台詞、一生使うことはないにしても、いつか使ってみたい台詞達の入った引き出しには納めておこうと思いました。
「去勢豚は雌豚に跨ってから考える」なんて台詞、一生使うことはないにしても、いつか使ってみたい台詞達の入った引き出しには納めておこうと思いました。