今回あらためてアマゾンすごいな!と思いました。本を送料無料、ポイント付きで買えるってのは交通費なし割引価格で買うっていうのと同じでとてもうれしいことです。でもこれは他のネット大手もやってる。
アマゾンのすごいのはここからやね、今回僕が買ったのは古い洋書の下巻だけど、ここで買う前に他のお店をチェックしたら画像はあるけど在庫なし状態で注文発注みたいになってる。
そんなのいつ届くかわからないからアマゾンみたら新刊から古本までいっぱいあって古本は値段もさまざま。どうやら古本は等級付けをきびしくやってそうだ。
僕はページを折ってメモにする癖があるから新刊を買うことにした、すごいね次の日に来たよ。
他のネット大手は売れ筋のものしか扱ってなさそうやけど、アマゾンは今回のようなマイナーの注文にも新刊
で応えてくれるのがうれしいなぁ。
トルストイの著書、もっと読みたいから次もアマゾンで買うの決定やわ。
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復活(下) (新潮文庫) 文庫 – 2004/12/1
トルストイ
(著)
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青年貴族ネフリュードフと薄幸の少女カチューシャの数奇な運命の中に人間精神の復活を描き出し、当時の社会を痛烈に批判した大作。
- 本の長さ375ページ
- 言語日本語
- 出版社新潮社
- 発売日2004/12/1
- 寸法14.8 x 10.5 x 2 cm
- ISBN-104102060197
- ISBN-13978-4102060193
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【新潮文庫】トルストイ 作品 | 文豪トルストイが全力を注いで完成させた不朽の名作。美貌のアンナが真実の愛を求めるがゆえに破局への道をたどる壮大なロマン。 | 性的欲望こそ人間生活のさまざまな悪や不幸の源であるとして、性に関する極めてストイックな考えと絶対的な純潔の理想を示す 2 編。 | 人間はいかに生きるべきか?人間を導く真理とは?トルストイの永遠の問いをみごとに結実させた、人生についての内面的考察。 |
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【新潮文庫】『戦争と平和』シリーズ | ナポレオンのロシア侵攻を歴史背景に、十九世紀初頭の貴族社会と民衆のありさまを生き生きと写して世界文学の最高峰をなす名作。 | 青年貴族ネフリュードフと薄幸の少女カチューシャの数奇な運命の中に人間精神の復活を描き出し、当時の社会を痛烈に批判した大作。 |
登録情報
- 出版社 : 新潮社; 改版 (2004/12/1)
- 発売日 : 2004/12/1
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 375ページ
- ISBN-10 : 4102060197
- ISBN-13 : 978-4102060193
- 寸法 : 14.8 x 10.5 x 2 cm
- Amazon 売れ筋ランキング: - 182,565位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 161位ロシア・ソビエト文学 (本)
- - 471位ロシア・東欧文学研究
- - 3,715位新潮文庫
- カスタマーレビュー:
-
トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2018年3月3日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
本書の軸は、理想(ネフリュードフ)vs現実(19世紀ロシア)。
この二項対立が非常に鮮明で、他の長編作品と比べて寓話性が強い。
ネフリュードフの恋物語というより圧倒的に、
他人のために生きよ、という寓話。
恋物語だと思って読み始めたので、
最初は、なんか説教臭いな~と思ったけど、
バンバンと本質を抉るような表現が出てきて、
グイグイ引き込まれた。
読み終わった今、生きるために、
大切な気付きをもらえたと感じている。
最も印象的だったのは、
農民への土地の譲与について迷ったあげくに、
ネフリュードフがたどり着いたこの境地。
"自分に何が必要かという問題はどうしても解くことができなかったけれども、
他人のために何をしなければならぬかということは、
彼も間違いなく承知していた。"
また、折に触れて読み返してみたい。
この二項対立が非常に鮮明で、他の長編作品と比べて寓話性が強い。
ネフリュードフの恋物語というより圧倒的に、
他人のために生きよ、という寓話。
恋物語だと思って読み始めたので、
最初は、なんか説教臭いな~と思ったけど、
バンバンと本質を抉るような表現が出てきて、
グイグイ引き込まれた。
読み終わった今、生きるために、
大切な気付きをもらえたと感じている。
最も印象的だったのは、
農民への土地の譲与について迷ったあげくに、
ネフリュードフがたどり着いたこの境地。
"自分に何が必要かという問題はどうしても解くことができなかったけれども、
他人のために何をしなければならぬかということは、
彼も間違いなく承知していた。"
また、折に触れて読み返してみたい。
2011年7月11日に日本でレビュー済み
あるとき、大学の教養教員である私は、仲間の教員から「教養教育の理念は?」と尋ねられ、とっさに「例えばトルストイの『復活』をわかるような人間を育てること」と答えた。私自身が二十歳ごろの人間形成の上で大きな影響を受けた書だったから。
ところがそのとき、相手の顔に急にあからさまな失望感が浮かび、彼はこう言った。「あんなものに感銘を受けるんですか? あれは『戦争と平和』に比べれば数等劣る駄作じゃありませんか!」
言いたい気持ちがわからないではない。わが国では、この作品が大正時代の松井須磨子主演の演劇を通じてポピュラーになったという歴史的経緯ゆえに、『復活』といえば「カチューシャかわいや、別れのつらさ」の歌から連想される「甘っちょろい恋物語」というイメージが定着してしまい、一部の知識人はいまだに食わず嫌いのまま、この文学をそういう先入観で眺めているからである。
が、特にこの下巻を読んでみればわかるように、『復活』は、ネフリュードフがカチューシャへの贖罪の気持ちからたどる旅を一本の縦糸として通しながら、十九世紀末のロシア社会のさまざまな問題を鋭くえぐり出した思想的社会小説であり、けっして「甘っちょろい恋物語」などではない。
確かに、最後の場面で唐突に福音書を引用して物語を終えるところなど、文学としての完成度では『戦争と平和』に劣る面もあり、100点満点ではなく、80点の小説だと言いたくはなるが、ふつう、思想を小説にしようとすれば、たいがいは失敗作に終わるものと相場が決まっているのに、思想を小説にしながら、80点もの完成度の作品に仕上げることができたのは、さすがは文豪トルストイと、頭が下がる。
すごいのは、第三編第14章に出てくる独裁主義的革命家ノヴォドヴォーロフの描写だ。トルストイは明らかに「こういう連中が天下を取ったら、ロシアは今の帝政ロシアよりさらにひどくなってしまう」という危惧の念を込めて、この場面を描いているが、まるで30年後のスターリンの姿をタイムマシンに乗って見てきたかのような描写ではないか。その意味で『復活』は二十世紀を予言した書ということができる。
ステレオタイプの偏見は捨てて、原作を謙虚に読むべきである。ちなみに、「『復活』は甘っちょろい恋物語」という「定説」は、「ソポクレスの『オイディプス王』の主題はエディプスコンプレックス」という「定説」とともに、二十世紀の日本の知識人に広まった世界文学に対する二大誤解であり、浅薄きわまりない誤解である。
ところがそのとき、相手の顔に急にあからさまな失望感が浮かび、彼はこう言った。「あんなものに感銘を受けるんですか? あれは『戦争と平和』に比べれば数等劣る駄作じゃありませんか!」
言いたい気持ちがわからないではない。わが国では、この作品が大正時代の松井須磨子主演の演劇を通じてポピュラーになったという歴史的経緯ゆえに、『復活』といえば「カチューシャかわいや、別れのつらさ」の歌から連想される「甘っちょろい恋物語」というイメージが定着してしまい、一部の知識人はいまだに食わず嫌いのまま、この文学をそういう先入観で眺めているからである。
が、特にこの下巻を読んでみればわかるように、『復活』は、ネフリュードフがカチューシャへの贖罪の気持ちからたどる旅を一本の縦糸として通しながら、十九世紀末のロシア社会のさまざまな問題を鋭くえぐり出した思想的社会小説であり、けっして「甘っちょろい恋物語」などではない。
確かに、最後の場面で唐突に福音書を引用して物語を終えるところなど、文学としての完成度では『戦争と平和』に劣る面もあり、100点満点ではなく、80点の小説だと言いたくはなるが、ふつう、思想を小説にしようとすれば、たいがいは失敗作に終わるものと相場が決まっているのに、思想を小説にしながら、80点もの完成度の作品に仕上げることができたのは、さすがは文豪トルストイと、頭が下がる。
すごいのは、第三編第14章に出てくる独裁主義的革命家ノヴォドヴォーロフの描写だ。トルストイは明らかに「こういう連中が天下を取ったら、ロシアは今の帝政ロシアよりさらにひどくなってしまう」という危惧の念を込めて、この場面を描いているが、まるで30年後のスターリンの姿をタイムマシンに乗って見てきたかのような描写ではないか。その意味で『復活』は二十世紀を予言した書ということができる。
ステレオタイプの偏見は捨てて、原作を謙虚に読むべきである。ちなみに、「『復活』は甘っちょろい恋物語」という「定説」は、「ソポクレスの『オイディプス王』の主題はエディプスコンプレックス」という「定説」とともに、二十世紀の日本の知識人に広まった世界文学に対する二大誤解であり、浅薄きわまりない誤解である。
2019年7月14日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
下巻では、カーチャら無実の受刑者の釈放や減刑に奔走したり、徒刑囚らとともにシベリアに向かうネフリュードフが体験し、見聞きするロシア社会(裁判制度や刑法の不正、権力者や富裕な者たちの腐敗や社会システムの矛盾などなど)の不正や非人間性が描かれる。特に徒刑囚たちの非人間的な扱いへのトルストイの怒りは強烈で、実際に起きた事件などもエピソードに加えられているようであるが、細かな描写が読者にまで、その空気感が伝わってくるよう。ネフリュードフが徒刑に同行するなかで見聞きするエピソードは、読者もそのまま見聞きしているような気分になる。トルストイのリアルでありながら、独特な描写力で印象に残る情景も多い。それぞれのエピソードに出てくる端役に至るまで人間が描きこまれているからだろうか。この世紀末?ロシア社会の人間性を忘れた制度やシステムは、酷さの軽重の差こそあれ現代のグローバル化が進むシステマティックな日本社会でも静かに進行していないだろうか。そんな単純なものではないと思うが、そんなことを考えさせられた。現代に通じる普遍的なものがあるのではないかと思った。ネフリュードフ同様に自分に何ができるのか考えてしまった。まずは、身近な人や街中で出会う人たちに、無関心にならないこと、やさしくすることかな?人間として人と接することが大切なことかなと思った。
2012年6月11日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
ロマン・ロランは「復活」をトルストイの遺書とみなしたそうです.私も同意します.一般に「復活」は,主人公ネフリュードフの悲恋を軸に当時の専制警察国家の不正,腐敗、欺瞞を洗いざらい暴露して展開し,ソルジェニーツインの「収容所群島」の先駆とみなされます.そうでしょうが,遺書たるには内的な,トルストイに固有の何かがある筈です.巨悪を執拗に描写し,告発したのには訳がありました.最終章に著者は福音書マタイ18章を引用しています.バイブルが出てきて唐突に思えますが,著者は執筆の当初からそのつもりでした.でないとネフリュードフは復活しません.彼の爾後の人生は悲しみと汚濁の中に埋没して終わったでしょう. 18章11節に,人の子(イエス)は道に迷った人を助けるために来た,とあります.本書では滅びた人を助けるために,となっていますが,迷える人でなければ,ストレートに意は通じません.直ぐ後に迷った羊を助ける云々とあります.英語のバイブルでは "to save that which has lost" ですから,迷った人とすべきです.イエスは,満ち足りている人のところには現れません.悩んでいる人,迷っている人のためにこそイエスは存在します.親鸞の悪人正機説にどこか類似していますが,イエスは最終章で主人公に現れ,人を許せ,何度でも許せ,裁いてはならないと何度も説きました.「わたしがあわれんでやったように,あの仲間もあわれんでやるべきでないか」と諭して---.じゃ,ほんとにそれだけでいいのだろうか? ネフリュードフは声を出して叫びました.彼の全存在をかけた内部の声が,そうだ,ただそれだけでいいのだと,応えます.「復活」のクライマックスはここです.人々を苦しめているあの悪から救われる唯一つ確実な方法は,ただ人々を許すことだと心の底から悟りました.トルストイは更にマタイ第5章を引用し,人を殺してはならない,姦淫してはならない,誓いを立ててはならない,復讐してならない,汝の敵を愛せよ,などなど私たちのよく知る戒律を示しました.もし人々がこのイエスの掟で育てられていたら,この世はどんふうになっていただろうかとネフリュードフはさまざまに想像し,久しく味わわなかった歓喜の情に包まれました.神の国,神の義を求めれば,その他のものは自然に与えられると,ネフリュードフは,いや,年老いたトルストイは悟ったのです.バイブルに馴染みの薄い日本では「復活」は表面的にしか読まれません.しかし,これは国境を問わず私たち皆に訴えるためのトルストイの喜びの遺書でした.
2012年4月25日に日本でレビュー済み
基本フォーマットは、ネフリュードフとカチューシャの恋物語・・・であるが、ロシア帝国末期における社会の矛盾点を告発するような小説でもある。裁判がいいかげんで無実の囚人が多いという指摘、罪ありとされた囚人でもどちらかというと社会に対して罪があるというよりは社会に罪があるという考え方、工場主だって政府だって賃金の一部や税金として盗んでいるじゃないかという考え方、悪い手本ゆえに堕落した人間(囚人)を刑務所に集めて無為の境遇に置くことに意味があるのかという考え方、などなどトルストイの社会観が強く打ち出されている。
一方、カチューシャは政治犯であるシモンソンに愛され、ネフリュードフとともに三角関係になる。ネフリュードフを再び愛し始めていたカチューシャは、ネフリュードフの重荷になりたくないゆえにシモンソンを選ぶ。一方、ネフリュードフは、シモンソンのような立派な保護者がついたのなら自分の役割は終わったと思いつつも、シモンソンに嫉妬を感じてしまう。ネフリュードフは、カチューシャがシモンソンを選んだのか、それとも自分を愛していながらそれゆえにシモンソンを選んだのかが気になる。そして、後者であると悟り、おとなしくカチューシャを手放す。基本的にネフリュードフはおとなしい性格。
ネフリュードフは、人間は神に対して等しく罪深いことを認め、他人を罰したり矯正したりする資格がないことを認めることが唯一の救いの道である、と悟る。最後は、妙に敬虔な終わり方になってしまって、今の時代の感覚からするとなんだか「え?そういう結論か?」みたいな気もする。こういうガチな宗教的結論をどう受け取るか、どの程度納得できるか、によってこの小説の評価(好き嫌い)は大きく影響されそうである。
一方、カチューシャは政治犯であるシモンソンに愛され、ネフリュードフとともに三角関係になる。ネフリュードフを再び愛し始めていたカチューシャは、ネフリュードフの重荷になりたくないゆえにシモンソンを選ぶ。一方、ネフリュードフは、シモンソンのような立派な保護者がついたのなら自分の役割は終わったと思いつつも、シモンソンに嫉妬を感じてしまう。ネフリュードフは、カチューシャがシモンソンを選んだのか、それとも自分を愛していながらそれゆえにシモンソンを選んだのかが気になる。そして、後者であると悟り、おとなしくカチューシャを手放す。基本的にネフリュードフはおとなしい性格。
ネフリュードフは、人間は神に対して等しく罪深いことを認め、他人を罰したり矯正したりする資格がないことを認めることが唯一の救いの道である、と悟る。最後は、妙に敬虔な終わり方になってしまって、今の時代の感覚からするとなんだか「え?そういう結論か?」みたいな気もする。こういうガチな宗教的結論をどう受け取るか、どの程度納得できるか、によってこの小説の評価(好き嫌い)は大きく影響されそうである。