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辻仁成

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ニュートンの林檎上 (集英社文庫) 文庫 – 1999/6/18

辻仁成 (著)

12

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彼女に会わなかったら、僕は何も失わず、また全世界を手に入れることもなかっただろう…。引き合う魂の彷徨と冒険を、力強くスピード感あふれる筆致で描いた、パワフルな長編小説。(解説・高野庸一)

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本の長さ

362ページ
言語

日本語
出版社

集英社
発売日

1999/6/18
ISBN-10

4087470571
ISBN-13

978-4087470574
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登録情報

出版社 ‏ : ‎ 集英社 (1999/6/18)
発売日 ‏ : ‎ 1999/6/18
言語 ‏ : ‎ 日本語
文庫 ‏ : ‎ 362ページ
ISBN-10 ‏ : ‎ 4087470571
ISBN-13 ‏ : ‎ 978-4087470574

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辻仁成

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東京生まれ。

８９年「ピアニシモ」ですばる文学賞を受賞し、作家デビュー。９７年「海峡の光」で第１１６回芥川賞、９９年「白仏」の仏翻訳語版「Le Bouddlha blan」で、仏フェミナ賞・1999年外国小説賞を日本人としては初めて受賞。

文学以外の分野でも幅広く活動している。監督・脚本・音楽を手がけた映画「千年旅人」「ほとけ」「フィラメント」「ACACIA」でも注目を集め、メディアの垣根を越えたその多岐にわたる活躍は、今、もっとも注目されている。２００３年より渡仏。現在はフランスを拠点に創作活動を続けている。

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おもち

自分が主役の人生

2024年1月11日に日本でレビュー済み

そろそろ(これからは、かも)自分が主役の人生を、、、
この一文のために、辻仁成さんはこの長編小説を書かれたのではと感じるくらい、若い頃の自分にとって稲妻のように鮮烈な一文でした。
人に流され、自分ではなく他人を見続けていた若い頃の自分。大切な小説の一つです。

2009年3月6日に日本でレビュー済み

辻ジンセイらしい作品です
ヒトナリ好きには当然、抵抗があると思います(笑)
私の青春の一冊です。
『クラウディ』と並び『あの時の記憶』を呼び起こす為に何度もボロボロになる程に読み返してます(笑)

1人のお客様がこれが役に立ったと考えています

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SKY_WING

人生

2006年3月6日に日本でレビュー済み

Amazonで購入

この本を読んだ感想は、人の人生は何がきっかけで変わるか

分からない、ということを感じました。

主人公が元子に何度も翻弄されても引き付けられることには

本能的には逆らえず、でもいなくなったら、いなくなったで、

少し経てば何事もなかったように人生の時は流れていく・・・。

でも、最後に元子と良く似た感じの女性と結ばれたことは、

主人公としては、波乱の人生だったけど、最後はいい感じで

終っていたと思う。

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TAO

登場人物、ヤバいやつばかり。

2022年2月12日に日本でレビュー済み

高校の時、学校の図書館で読んで中々、衝撃を受けた本作。
約２０年ぶりに読み返してみたのだけど……。
まぁ何というか、全体的に「軽い」。

主人公の「僕」、ヒロインの「佐伯元子」を含め、登場人物のほぼ大半が性的倒錯者（辻作品に多い）でヤバい奴ばかり。
その上、ヤクザの組長だの、イタリアのマフィアだの、殺し屋・シンジケートだのと話がデカくなってきて、段々馬鹿らしくなってくる。
ストーリーも終わり方も含め、安易で、正直、読み返す気が失せた。意味がないというか。
高校時代、確かに本作を読んで色々な意味で衝撃を受けたし、辻氏の他作品も何作か読んだけど、自分にとっては精々「海外志向（イタリアとかフランスとか）の意識高い系」の作家だった。
個人的には作品も面白くないと思うし、正直、もう読むことはないと思う。
（勿論、これが良いと思う方は、読んでみていいと思うが）

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SAH

人生を超越

2007年3月9日に日本でレビュー済み

主人公は「僕」と佐伯元子。

文庫本で上下巻あわせて700ページほど。

『ニュートンの林檎』というタイトルは引力、

おそらく主に元子が「僕」をひきつけた力を意味しているのだろう。

この読後の感想を書こうと、主人公の名前を考えてみても、

全く思い出せない。

そう、この作品はすべて「僕」の目線で語られており、

主人公「僕」の名前は一切登場してないのである。

読後にそのことに気づくことによって、

以下に自分がこの物語に引き込まれていたかを実感した。

物語は「僕」と元子が同じ大学の一年生として出会うところから始まる。

以降、「僕」と元子はお互いに好意を抱きつつも、

結ばれることのない関係が続く。

相手に対する好意の質もそれぞれ異なるものである。

ストーリーははっきり言って非現実的である。

下手をすれば安いチンピラものかもしれない。

でもそれが、異常なまでの魅力を発揮し、

人生を超越しているかのような展開をする。

辻仁成の能力の高さにびびる。

そりゃあ、あの中山美穂と結婚するっつうの。

しかし、下巻に入り、剛太が登場してから、

どうも展開が安易で、

若干スケールダウンしてしまっていることは否めない。

といいつつも、最後に少しだけ登場する加奈子の存在は大きすぎる。

元子と重なるからだろうか。

あれだけ存在感のある人物を最後の最後に少しだけ登場させるところが、

またこれにくいねえ。

4人のお客様がこれが役に立ったと考えています

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ペスター

前半は面白いが後半ぐだぐだ

2009年8月29日に日本でレビュー済み

　前半はまあ子供だからということで、登場人物の幼さにも我慢できる。しかし、私は二十歳を過ぎても日本を「血塗られた祖国」と呼ぶような人とは多分話が合わない。ということを理解できた小説だった。だから、多分おフランスにお住まいになって近所の牧場まで子供に飲ませるためのミルクをお買い上げに行きなさる著者とも話が合わないだろうなと思った。

2人のお客様がこれが役に立ったと考えています

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bak

どたばた活劇

2006年6月25日に日本でレビュー済み

　せわしい小説。

　色々なことが起こりすぎて、芯となる目的もコロコロ変化して、

馴染ませるのに時間がかかった。後半は義務感で読んだ。

　どったばったさせる割に最後はしんみり「若かった」みたいな

ノリで終わろうとするものだから急ブレーキが間に合わない。

小説の中に登場してツッコみ周る自分を想像しながら読むと

面白かったのでお勧めする。

2005年11月24日に日本でレビュー済み

昔の恋人と再び出会うために駅の前でホームレスのように待ちつづける男の言葉や、元子のおじいさんの言葉がとても興味深い。

会いたいのになかなか会えないのは縁がないからだ。逆に特に会いたくもないのに何故かよく出会ってしまう。それは縁があるからだ。と語る。

どうしてもあきらめられない恋がある方には流せない内容だと思います。

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