キング・オブ・コメディ 製作30周年記念版 [Blu-ray]
フォーマット | Blu-ray, 色, ドルビー, ワイドスクリーン, DTS Stereo, 字幕付き |
コントリビュータ | ダイアン・アボット, シェリー・ハック, ジェリー・ルイス, サンドラ・バーンハード, マーティン・スコセッシ, ロバート・デ・ニーロ |
言語 | 英語 |
稼働時間 | 1 時間 49 分 |
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商品の説明
マーティン・スコセッシ監督×ロバート・デ・ニーロの最強タッグが描く狂気の世界が、製作30周年を記念して、4Kデジタル・トランスファー・マスター採用のブルーレイで初ブルーレイ化!
<キャスト&スタッフ>
ルパート・パプキン…ロバート・デ・ニーロ
ジェリー・ラングフォード…ジェリー・ルイス
リタ…ダイアン・アボット
マーシャ…サンドラ・バーンハード
キャシー…シェリー・ハック
監督:マーティン・スコセッシ
製作:アーノン・ミルチャン
製作総指揮:ロバート・グリーンハット
脚本:ポール・D・ジマーマン
撮影:フレッド・シュラー
音楽:ロビー・ロバートソン
●字幕翻訳:戸田奈津子
<ストーリー>
ニューヨークに住むパプキンは人気コメディアン、ジェリー・ラングフォードの大ファン。ある日、やはり熱狂的なラングフォード・ファンであるマーシャと知り合い、2人で大胆な作戦をくわだてる。なんとラングフォードを誘拐し、替わりにパプキンがTVショーに出演しようというのだ。ラングフォードを縛りあげ、TV局に向かうパプキンだが……。
<ポイント>
★豪華“オプティカル・エンボス仕様"アウターケース付
●2014年、製作30周年を記念して初ブルーレイ化!
●『タクシー・ドライバー』『レイジング・ブル』の名コンビ、マーティン・スコセッシ監督×ロバート・デ・ニーロがタッグを組んだ狂気の世界!
4Kデジタル・トランスファー・マスター採用の超高画質ブルーレイ!
●常軌を逸した男を演じさせたら右に出るものはいないデ・ニーロの演技と、その狂気を描くスコセッシ演出でカルト的人気を誇る根の深いドラマ。
●2013年「トライベッカ映画祭」で回顧上映された際の、スコセッシ監督、デ・ニーロ、ジェリー・ルイスによるティーチインなどDVD未収録の貴重な特典映像が満載!
<特典>
※ブルーレイディスクのみの収録特典
●未公開シーン集
- ジェリー・ラングフォードのモノローグ
- ルパートがリタを訪ねる ※
- ルパートとリタのファーストデート ※
- ルパートの夢の中 ※
- マーシャからの手紙 ※
- 婚約指輪 ※
- ジェリーの家 ※
- 10ドル ※
●トライベッカ映画祭:マーティン・スコセッシ/ロバート・デ・ニーロ/ジェリー・ルイス ※
●ショット・アット・ザ・トップ King of Comedy 製作裏話
●オリジナル劇場予告編
登録情報
- アスペクト比 : 1.78:1
- メーカーにより製造中止になりました : いいえ
- 言語 : 英語
- 製品サイズ : 30 x 10 x 20 cm; 100 g
- EAN : 4988142969026
- 監督 : マーティン・スコセッシ
- メディア形式 : Blu-ray, 色, ドルビー, ワイドスクリーン, DTS Stereo, 字幕付き
- 時間 : 1 時間 49 分
- 発売日 : 2014/4/25
- 出演 : ロバート・デ・ニーロ, ジェリー・ルイス, ダイアン・アボット, サンドラ・バーンハード, シェリー・ハック
- 字幕: : 日本語, 英語
- 言語 : 英語 (Mono)
- 販売元 : 20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン
- ASIN : B00EJIRU3E
- ディスク枚数 : 1
- Amazon 売れ筋ランキング: - 95,677位DVD (DVDの売れ筋ランキングを見る)
- - 2,077位外国のコメディ映画
- - 7,644位ブルーレイ 外国映画
- - 9,051位外国のドラマ映画
- カスタマーレビュー:
-
トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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「タクシードライバー」、「レイジング・ブル」、「グッドフェローズ」、「ミーン・ストリート」、、、。まさに極めて暴力的で切れかかった男たちの生きざまを痛烈に描いて壮絶なヴァイオレンスと共に現代アメリカの狂気とそこに根差す者たちの孤独感や強迫観念を投影させたような傑作が並ぶが、ではそんなふたりが「レイジング・ブル」の次に製作した「キング・オブ・コメディ」はどうだったであろうか。
50年代から60年代を代表する人気コメディアンのジェリー・ルイスを久しぶりに表舞台に復帰させた事で知られる今作品はブラックでパラノイアなコメディであったが、それまでの暴力的な作風とはかなり毛色の変わった異色作で、公開当時はあまり評判にはならなかった気がする。
でも、今日、見直してみると、笑うに笑えぬ恐るべきコメディとしてカルト的な魅力がある。
幼少期から自意識過剰で目立ちたがり屋の人気コメディアンを夢見た男が、憧れのコメディアンに執拗につきまとい、邪険にされるや、やはりコメディアンの熱狂的ファンであり情緒不安定でストーカーの女と誘拐を画策しまんまと成功、自らを全米の超人気トーク・ショーにコメディの天才としてゲスト出演させるよう要求する。
前述した通り、コメディとのカテゴリーで語るにはあまりにむき出しで生々しく嫌悪感を感じさせる部分もあるが、その強烈な風刺性と社会性は紛れもなくスコセッシ・タッチ。
そして偏執的で誇大妄想、冷淡で常軌を逸した主人公はこれまたデニーロお得意のキャラ像だ。
自身が出演したTVショーを嬉々として好きなバーテンダーの女性に(演じているのは当時のデニーロの妻ダイアン・アボット)得意気に見せる姿は、「タクシードライバー」での都会派クール・ビューティーのシビル・シェパードを、初デートでNYの高級ポルノ映画館に大真面目でエスコートする姿に重なる。
その他、まるでhimselfを演じるかのようなジェリー・ルイスの「底抜けシリーズ」で見せたお馴染みのハイテンションぶりを抑えたストイックな演技も、ミック・ジャガーの妹みたいな面相のサンドラ・バーンハートも存在感があった。
全編観る者を不快にさせる展開、こんな人間につきまとわれるのは実に面倒くさいしストレスを感じる。
それだけに「時計じかけのオレンジ」を想起させるラストも爽快感は皆無、自分にとってはアイロニーではなくホラーでしかなかった。
先ほど、ルイスやバーンハートの存在感が光ると書いたが、実は、当初はそれぞれジョニー・カーソンとメリル・ストリープにオファーされていたらしい。
どちらも断ったらしいが、中でも実際に人気TVショーを持っていたカーソンは現状でも十分過ぎるほどのストレスを抱えており、さらにこんな役柄を演じるのはご勘弁こうむるとの事だったようだ。
ストレスと言えば、デニーロもまた別居中の妻アボットとの関係は冷え切っていたようで、オーデションで彼女が恋人役に抜擢され撮影している際はかなりのストレスであったらしい(笑)。
それから素晴らしい映画を沢山見てきたけど
演技力という点では今作のデ・ニーロが一番印象に残っている
値段も安いしお勧めです。
ちなみにヒロイン?のヒステリックな人は演技じゃなくて素っぽくて怖い(笑
努力せずにチヤホヤされたいだけの男が、大人気のコメディアンを利用して楽して有名人はになろうとする話です
彼が「才能を磨いたり、努力や下積みの苦労をする事が大嫌い」という事が分かれば、最後の落ちの意味も恐らく
見えて来るだろうと思います
出来るなら、今度出す時は日本語吹き替えも入れて欲しいですね
これがどーゆーことか、こんなに有名な二人の映画なのに、なぜだか知る人ぞ知る映画のようになってしまっているのです? たしかに、当時ヒットもしませんでした。私も見逃しちゃったくらいでした(ぺこり。鑑ようとはしていたのですがすぐに公開が打ち切られてしまいました)。そして、そんなに評判も聞かず、聞いても”あまり冴えない映画”……という感じでした。
この作品、「コメディ」というのだから笑かしてもらえる映画と思っていると……ちょっと違います。いや全然チャイますねん。
コメディアンになり、有名になることに憧れているけれど、コメディアンになれない、有名になるには程遠い、哀れな、狂気の映画なのです。それが、ほとんどストーカー。笑いを求めている筈の人間が笑い顔を浮かべながらむしろ犯罪にはしってまう。そんな怖い映画です。それをデ・ニーロがとんでもなく凄い演技でみせるのです。
(のちに知ったのですが、松田優作はこのデ・ニーロが兎に角凄いと、憧れをもって絶賛していたそうです)
この作品に比べたら、「レイジング・ブル」はただデ・ニーロの激太りと、ボクシング・シーンの撮影が良かったくらいの、作品としては弱いものとして感じられてくるほどです。
スコセッシにとっても、デ・ニーロにとっても或る一つの頂点と言って間違いない作品です。
監督はマーティン・スコセッシ、主演はデ・ニーロ、音楽はロビー・ロバートソン。
観るのは当時映画館で見て以来、34年ぶりってことだ。
それほど面白かった記憶は残っていかなったが今回は面白く楽しめたなあ。
気狂いと紙一重ともいえるコメディアン志望の男。
まあこいつがありえないどでかいことをやらかして最後はハッピーエンド。
見どころは映画のほとんどで出まくるデ・ニーロの演技に尽きるんじゃなないかな。
一人芝居なんか神業だね。