本はそれほど厚いものではなく、また写真も豊富なので最初はあまり期待をしていませんでしたが、読んでみるとその内容のすばらしさに感動しました。
最初は安部晴明という文字に惹かれて読み始めたのですが、著者の陰陽道に関する深い理解とこれをベースとした京都の歴史(といっても陰陽道ベースのですが)解説を平易な言葉で初心者にもわかるように書かれており、写真や図も適所で示されていてとても参考になります。
安部晴明や陰陽道に関心があるかたはぜひ読んでみることをお勧めします。きっとこの本を片手に京都に行ってみたくなるでしょう。
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安倍晴明の世界: 陰陽道と平安京 (新撰京の魅力) 単行本 – 2003/10/1
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- 本の長さ126ページ
- 言語日本語
- 出版社淡交社
- 発売日2003/10/1
- ISBN-104473031160
- ISBN-13978-4473031167
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商品の説明
内容(「MARC」データベースより)
陰陽師たちの眼から平安京を見つめ、鬼門、神問と方位等の関係をイラストや図を使って解説。安倍晴明の事跡と魔界都市・平安京探訪のガイドブック。
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上位レビュー、対象国: 日本
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2004年9月11日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
2014年3月20日に日本でレビュー済み
高松塚古墳の壁画に描かれていた四神なんて今の生活には全く無縁ではちょいと三百年前までちょいととは長すぎますが江戸期までくらいは結構人々の生活に深く根ざした物だったような気がいたします。その基礎を気付きあげた人物こそ安倍清明映画で有名な人。この本はその実像と京都に残る陰陽道の紹介の詳しい解説書です。解りやすいです。御霊(ごりょう)信仰とかね安倍清明はそれらから都を守るヒーローとして映画では描かれておりましたがそれは本当だとこの本を見て漠然と感じました。追伸 36ヘージに紹介されている唐板なんてお菓子魔除けて知らなかったでしょ私このお菓子好きで始めて食べたのは確か武者小路千家の茶会だったと思います。新宿高島屋さんの地下一階で購入したんですけど今は取り扱いが有るのでしょうか今度行った時に見てみます。
2015年11月2日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
本書は、安部晴明という“スーパー陰陽師”を切っ掛けに、陰陽師の誕生から活躍、そして終焉に至るまでの過程を追いながら「陰陽道とは何か」…と言う問題に重点を置いた著作である。
本書は先ず、日本に於ける陰陽道の伝来と発展の歴史から始まる。
そして次に、陰陽師達が必要とされた世の中…即ち、怨霊達が荒れ狂う時代を解説し、更には「陰陽師と方位」「陰陽師と天文の関係」等を読み解いた上で、最終章は「平安後期の陰陽師たち」を以って幕を閉じるのだ。
尚、晴明個人に関する記述は一般的な説話の紹介とその真偽を解説する程度に留めているが、それ以上に面白かったのは「陰陽師と方位」「陰陽師と星の神々」として展開する後半である。
例えば、嘗ての日本では非常に重視された鬼門の問題…。
本書は「船岡山=玄武、鴨川=青龍、巨椋池=朱雀、山陽・山陰道=百虎」…とされる「平安京と四神相応」は否定しつつも当時に於ける方位の重要性を力説しており、「鬼門」という概念が陰陽道に依って生み出された事、更には「密教の鬼門VS陰陽道の神門」にまで話題を展開させて行く。
或いは、陰陽道と天文ー即ち、星の神々との関連性に於ける、「大将軍」に関する箇所も興味深い。
大将軍八神社に残された武官姿や文官姿の神像、或いは童子像には謎が多く、如何にして祀られていたのかついては実態が未だ解っていない…という話を聞いた事があるが、これ等の神像が陰陽道と関連があったというのは驚きでもあり、それだけでも大きな収穫であったように思う。
尚、文章は極めて丁寧で解り易く、然も、良質な写真が豊富に掲載されている点は見ているだけでも楽しい一冊として仕上がっていた。
但し、個人的には面白く読んだものの、客観的に評価すると果たしてどうだろうか…と言う懸念が無くはない。
何故なら、陰陽道に詳しい方にとっては既知の内容ばかりであろうし、余り新鮮味が感じられないのでは無いかと思われるのだ。
更に、歴史の解説部分については少々難があり、例えば「崇徳天皇の本当の父親は白河法皇だったのです」…と明言してしまっている所には些か疑問が残ったのも事実である。
確かに有力説ではあるものの、反対の立場を取る研究者も多い以上はこのように断定するべきではないし、誤った解釈の基になりかねない。
また、本書を読む限りでは、平安末期を以って陰陽師が終焉を迎えたかのような印象を持ってしまうが、実際には戦国時代にも活躍していた事が確認されているので、その点にも触れた方が良かったように思う。
加えて、保元の乱を扱った箇所で「藤原頼長」を「源頼長」と記述しているのも減点対象であり、単なる誤記とは言え、この乱は天皇家と藤原摂関家の内部の確執が発端となった事件であるだけに、「藤原」と「源」とでは意味が違ってしまうし、このように肝心の箇所でミスがあると、やや杜撰な印象になってしまう。
勿論、全ては些細な事で、内容には直接影響しないかもしれない。
然しながら、歴史と通説の取り扱い方や誤記は、この著作が単なる「娯楽本」で終わってしまうか、或いはしっかりとした「学術書」になり得るかを左右してしまうと思うので、より一層注意を払うべきだったのではなかろうか。
内容が非常に充実しているだけに、少々残念である。
本書は先ず、日本に於ける陰陽道の伝来と発展の歴史から始まる。
そして次に、陰陽師達が必要とされた世の中…即ち、怨霊達が荒れ狂う時代を解説し、更には「陰陽師と方位」「陰陽師と天文の関係」等を読み解いた上で、最終章は「平安後期の陰陽師たち」を以って幕を閉じるのだ。
尚、晴明個人に関する記述は一般的な説話の紹介とその真偽を解説する程度に留めているが、それ以上に面白かったのは「陰陽師と方位」「陰陽師と星の神々」として展開する後半である。
例えば、嘗ての日本では非常に重視された鬼門の問題…。
本書は「船岡山=玄武、鴨川=青龍、巨椋池=朱雀、山陽・山陰道=百虎」…とされる「平安京と四神相応」は否定しつつも当時に於ける方位の重要性を力説しており、「鬼門」という概念が陰陽道に依って生み出された事、更には「密教の鬼門VS陰陽道の神門」にまで話題を展開させて行く。
或いは、陰陽道と天文ー即ち、星の神々との関連性に於ける、「大将軍」に関する箇所も興味深い。
大将軍八神社に残された武官姿や文官姿の神像、或いは童子像には謎が多く、如何にして祀られていたのかついては実態が未だ解っていない…という話を聞いた事があるが、これ等の神像が陰陽道と関連があったというのは驚きでもあり、それだけでも大きな収穫であったように思う。
尚、文章は極めて丁寧で解り易く、然も、良質な写真が豊富に掲載されている点は見ているだけでも楽しい一冊として仕上がっていた。
但し、個人的には面白く読んだものの、客観的に評価すると果たしてどうだろうか…と言う懸念が無くはない。
何故なら、陰陽道に詳しい方にとっては既知の内容ばかりであろうし、余り新鮮味が感じられないのでは無いかと思われるのだ。
更に、歴史の解説部分については少々難があり、例えば「崇徳天皇の本当の父親は白河法皇だったのです」…と明言してしまっている所には些か疑問が残ったのも事実である。
確かに有力説ではあるものの、反対の立場を取る研究者も多い以上はこのように断定するべきではないし、誤った解釈の基になりかねない。
また、本書を読む限りでは、平安末期を以って陰陽師が終焉を迎えたかのような印象を持ってしまうが、実際には戦国時代にも活躍していた事が確認されているので、その点にも触れた方が良かったように思う。
加えて、保元の乱を扱った箇所で「藤原頼長」を「源頼長」と記述しているのも減点対象であり、単なる誤記とは言え、この乱は天皇家と藤原摂関家の内部の確執が発端となった事件であるだけに、「藤原」と「源」とでは意味が違ってしまうし、このように肝心の箇所でミスがあると、やや杜撰な印象になってしまう。
勿論、全ては些細な事で、内容には直接影響しないかもしれない。
然しながら、歴史と通説の取り扱い方や誤記は、この著作が単なる「娯楽本」で終わってしまうか、或いはしっかりとした「学術書」になり得るかを左右してしまうと思うので、より一層注意を払うべきだったのではなかろうか。
内容が非常に充実しているだけに、少々残念である。