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国家と革命 (岩波文庫 白 134-2) 文庫 – 1957/11/25
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- 本の長さ240ページ
- 言語日本語
- 出版社岩波書店
- 発売日1957/11/25
- ISBN-104003413423
- ISBN-13978-4003413425
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登録情報
- 出版社 : 岩波書店 (1957/11/25)
- 発売日 : 1957/11/25
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 240ページ
- ISBN-10 : 4003413423
- ISBN-13 : 978-4003413425
- Amazon 売れ筋ランキング: - 336,187位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 2,247位岩波文庫
- カスタマーレビュー:
-
トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2021年2月24日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
早速学習会につかいました。よかったです。
2015年3月17日に日本でレビュー済み
国家とは何か、ということを、正面から考えさせる、未だ輝きを失わない古典。
レーニンによれば、国家とは、その時代の支配階級を守るために作られたものだという。
当時の国家は、ブルジョアのための国家であり、軍隊、警察、官僚、税金、すべてブルジョアの支配装置だった。
はたして、現代の国家とは、いったいどんな装置なのだろうか?
レーニンによれば、国家とは、その時代の支配階級を守るために作られたものだという。
当時の国家は、ブルジョアのための国家であり、軍隊、警察、官僚、税金、すべてブルジョアの支配装置だった。
はたして、現代の国家とは、いったいどんな装置なのだろうか?
2015年9月28日に日本でレビュー済み
・「マルクス主義者は、階級闘争のみならずプロレタリアート独裁までもを認証しない限り、マルクス主義者ではない。」だそうだが、唯物史観自体が宇野弘蔵によって、「根本的に社会主義の到来には疑問が残る。」としている。経済学とは本来、資本主義社会のみを考察対象としているから、経済学のみの側面から、社会構造の変革までもを述べることができるのだろうか。
・レーニンは、労働者階級の指導するコンミューンは、立法府と行政府を合一した自律的な主体たるべきであると述べたが、それは歴史の逆行ではないのだろうか。ウェーバーやバクーニンは、「権力の集中は、独裁を招く。」と指摘したことは、特筆に値すると考える。労働者階級は、「金銭的余裕と政治的權能が無いから労働者階級である。」わけで、国家を指導する地位に祭り上げられれば、自ずと独裁的権力を振るうようになるのは自明ではなかろうか。
・「コンミューンでは、国家公務員の俸給を労働者階級のレベルに下げる。」としている。これは非常に価値があると思う。もともと国家公務員や政治家の俸給を求めたのは労働者階級であるのは有名な話であるが、必要以上の俸給はいらない。選挙などで物資が必要なのであれば、現物支給などを考える必要があるのではなかろうか。もしくは、国民の中から、裁判員制度の要領で無差別抽出にするなどの策が考えられる。
・レーニンは、労働者階級の指導するコンミューンは、立法府と行政府を合一した自律的な主体たるべきであると述べたが、それは歴史の逆行ではないのだろうか。ウェーバーやバクーニンは、「権力の集中は、独裁を招く。」と指摘したことは、特筆に値すると考える。労働者階級は、「金銭的余裕と政治的權能が無いから労働者階級である。」わけで、国家を指導する地位に祭り上げられれば、自ずと独裁的権力を振るうようになるのは自明ではなかろうか。
・「コンミューンでは、国家公務員の俸給を労働者階級のレベルに下げる。」としている。これは非常に価値があると思う。もともと国家公務員や政治家の俸給を求めたのは労働者階級であるのは有名な話であるが、必要以上の俸給はいらない。選挙などで物資が必要なのであれば、現物支給などを考える必要があるのではなかろうか。もしくは、国民の中から、裁判員制度の要領で無差別抽出にするなどの策が考えられる。
2009年2月26日に日本でレビュー済み
マルクスの資本論は既に五島勉のノストラダムスの大予言シリーズと同じレベルの本であるから、これを読むのは時間の浪費である。
しかし敵を知り己を知れば百戦危うからず、20世紀初頭から今日まで人類に大厄災をもたらし続けているマルクスとエンゲルスの思想(共産主義黒書やGHQ発禁図書 大東亜戦争とスターリンの謀略―戦争と共産主義 参照)を解説するレーニンの「国家と革命」を読むのは、相応に有意義であろう。
なぜ左翼人は口先では反戦平和非暴力を唱えながら、彼らの言動は破壊主義的、煽動的、暴力主義的なのか。
なぜ日本の左翼人は占領憲法第9条を金科玉条のごとく振りかざして日本の常備軍再建を妨害するのか。
なぜ日本の左翼人は国民でありながら、国家を嫌悪し、市民と名乗るのか。
なぜ日本の左翼人は日本という国家を嫌悪しながら、周辺の独裁国家をこよなく愛するのか。
なぜ左翼人は自由を叫び国家権力の抑圧に抵抗しながら、国家権力を掌握した途端に暴虐な国家主義者となり、人民を抑圧し自由と人権を蹂躙するのか。
なぜマルクス・レーニン主義者に権力を奪われた国は、必ずこの世の地獄となり自壊していくのか。
レーニンの「国家と革命」は以上の疑問に対する答えを読者に教えてくれている。
そればかりかレーニンはマルクス教を崩壊させる重要な事実を指摘している。マルクスは資本主義の次に社会主義、共産主義の到来を予言しながら、肝心の社会主義とは何か、共産主義とは何か、具体的な定義を説明しなかった。
国家と革命137〜138ページはズバリそのことを指摘しているのである!
だからマルクスとエンゲルスが共産党宣言の冒頭に「ヨーロッパに幽霊が出る−共産主義という幽霊である」と書いた通り、共産主義には実態がないのである。
しかも、共産党が私有財産制度を否定し生産手段を国有化する一党独裁国家が、果たして何時どのようにして死滅し得るのか?という読者の疑問に対して、レーニンは「われわれは、国家は不可避的に死滅するというにとどめて、この過程が長期にわたること、それが共産主義の高度の段階の発展速度に依存していることを強調し、国家死滅の期日やそれの具体的形態の問題はまったく未解決のままに残しておいてさしつかえない。なぜなら、このような問題を解決するための材料がないからである」という実に詭弁家らしい逃げ口上を述べ、回答を避けている。
マルクスとレーニンは、人類に大厄災をもたらし続けている最悪のペテン師以外の何者でもない。
しかし敵を知り己を知れば百戦危うからず、20世紀初頭から今日まで人類に大厄災をもたらし続けているマルクスとエンゲルスの思想(共産主義黒書やGHQ発禁図書 大東亜戦争とスターリンの謀略―戦争と共産主義 参照)を解説するレーニンの「国家と革命」を読むのは、相応に有意義であろう。
なぜ左翼人は口先では反戦平和非暴力を唱えながら、彼らの言動は破壊主義的、煽動的、暴力主義的なのか。
なぜ日本の左翼人は占領憲法第9条を金科玉条のごとく振りかざして日本の常備軍再建を妨害するのか。
なぜ日本の左翼人は国民でありながら、国家を嫌悪し、市民と名乗るのか。
なぜ日本の左翼人は日本という国家を嫌悪しながら、周辺の独裁国家をこよなく愛するのか。
なぜ左翼人は自由を叫び国家権力の抑圧に抵抗しながら、国家権力を掌握した途端に暴虐な国家主義者となり、人民を抑圧し自由と人権を蹂躙するのか。
なぜマルクス・レーニン主義者に権力を奪われた国は、必ずこの世の地獄となり自壊していくのか。
レーニンの「国家と革命」は以上の疑問に対する答えを読者に教えてくれている。
そればかりかレーニンはマルクス教を崩壊させる重要な事実を指摘している。マルクスは資本主義の次に社会主義、共産主義の到来を予言しながら、肝心の社会主義とは何か、共産主義とは何か、具体的な定義を説明しなかった。
国家と革命137〜138ページはズバリそのことを指摘しているのである!
だからマルクスとエンゲルスが共産党宣言の冒頭に「ヨーロッパに幽霊が出る−共産主義という幽霊である」と書いた通り、共産主義には実態がないのである。
しかも、共産党が私有財産制度を否定し生産手段を国有化する一党独裁国家が、果たして何時どのようにして死滅し得るのか?という読者の疑問に対して、レーニンは「われわれは、国家は不可避的に死滅するというにとどめて、この過程が長期にわたること、それが共産主義の高度の段階の発展速度に依存していることを強調し、国家死滅の期日やそれの具体的形態の問題はまったく未解決のままに残しておいてさしつかえない。なぜなら、このような問題を解決するための材料がないからである」という実に詭弁家らしい逃げ口上を述べ、回答を避けている。
マルクスとレーニンは、人類に大厄災をもたらし続けている最悪のペテン師以外の何者でもない。
2009年4月27日に日本でレビュー済み
ページを手繰りながら思うことは、この本は相当に「熱い」。それもそのはず、解説によると1917年ロシア革命前夜に書かれたというから当然である。本書で著者は、マルクス主義の解釈を都合よく歪曲したり誤解している者(無政府主義者、社会主義者など)へ、マルクスやエンゲルスの文章を引用し解説しながら、彼ら「日和見主義者」へ激しい批判を展開している。時代背景によるのであろう少々文章のアジテーションがきつい。
しかし、マルクス主義を勉強するならはずせない。「国家は廃止されるのではなく死滅する」の詳細、革命による暴力は不可避なのか、共産主義社会へ移行する手順など、詳細に解説している。
この文庫は1957年第1刷で、私が古本で購入した1974年版は22刷となっている。つまりまだまだマルクス主義の影響が強かった日本の学生などの間で、熱狂的に読まれていたという証拠ではなかろうか。そういう意味でも本書は、当時の日本社会の一端を知る手がかりを与えてくれると言える。
しかし、マルクス主義を勉強するならはずせない。「国家は廃止されるのではなく死滅する」の詳細、革命による暴力は不可避なのか、共産主義社会へ移行する手順など、詳細に解説している。
この文庫は1957年第1刷で、私が古本で購入した1974年版は22刷となっている。つまりまだまだマルクス主義の影響が強かった日本の学生などの間で、熱狂的に読まれていたという証拠ではなかろうか。そういう意味でも本書は、当時の日本社会の一端を知る手がかりを与えてくれると言える。