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世にも美しい日本語入門 (ちくまプリマー新書) Kindle版
日本語・日本文学に造詣の深い画家と数学者による対談集。古典や唱歌・童謡から日本語のもつ美しさ、奥深さを語り合い、すべての思考・学問・教養の基地となる日本語を学ぶことの意味を、存分に伝えていく。森鴎外『即興詩人』からは文語の素晴らしさを、落語からは高度なユーモア、唱歌・童謡からは文化の継承、と様々な角度から日本語をみていく新しいタイプの入門書。
- 言語日本語
- 出版社筑摩書房
- 発売日2006/1/10
- ファイルサイズ744 KB
- 販売: Amazon Services International LLC
- Kindle 電子書籍リーダーFire タブレットKindle 無料読書アプリ
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登録情報
- ASIN : B00ETOQM1Y
- 出版社 : 筑摩書房 (2006/1/10)
- 発売日 : 2006/1/10
- 言語 : 日本語
- ファイルサイズ : 744 KB
- Text-to-Speech(テキスト読み上げ機能) : 有効
- X-Ray : 有効にされていません
- Word Wise : 有効にされていません
- 付箋メモ : Kindle Scribeで
- 本の長さ : 94ページ
- Amazon 売れ筋ランキング: - 147,871位Kindleストア (Kindleストアの売れ筋ランキングを見る)
- カスタマーレビュー:
著者について
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1926年、島根県津和野生まれ。山口師範学校研究科修了。1974年度芸術選奨文部大臣奨励賞、ケイト・グリナウェイ賞特別賞(イギリス)、最も美しい 50冊の本賞(アメリカ)、BIB金のリンゴ賞(チェコスロバキア)、国際アンデルセン賞などを受賞。1988年に紫綬褒章、2008年に菊池寛賞を受ける。故郷津和野町には「安野光雅美術館」がある。(「BOOK著者紹介情報」より:本データは『 新編 繪本 三國志 (ISBN-13: 978-4022507136 )』が刊行された当時に掲載されていたものです)
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2019年10月15日に日本でレビュー済み
レポート
Amazonで購入
題名と同じ、美しい書物でした。文句なしに喜んでいます。
役に立った
2018年4月12日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
2人の会話で書かれています。古文、日本の言葉に対して すっかり考えを変えることになりました。
この本に触発されて、高校の国語の成績が悪かったにもかかわらず、 平家物語、宇治拾遺物語、吾妻鏡、御伽草子、耳袋・・・・など を読むことになりました。古典をよくきっかけになって 世界が広がりました。
この本に触発されて、高校の国語の成績が悪かったにもかかわらず、 平家物語、宇治拾遺物語、吾妻鏡、御伽草子、耳袋・・・・など を読むことになりました。古典をよくきっかけになって 世界が広がりました。
2022年10月26日に日本でレビュー済み
安野光雅(1926~2020年)氏は、島根県津和野町生まれ、山口師範学校(現・山口大学教育学部)卒の画家・絵本作家。芸術選奨新人賞、講談社出版文化賞、小学館絵画賞、(英)ケイト・グリーナウェイ賞特別賞、(米)最も美しい50冊の本賞、(チェコスロバキア)BIBゴールデンアップル賞、(伊)ボローニャ国際児童図書展グラフィック大賞、国際アンデルセン賞、菊池寛賞等、内外の数多くの児童書・美術の賞を受賞。紫綬褒章、勲四等旭日小綬章受章。文化功労者。
藤原正彦(1943年~)氏は、満州国新京(現・中国吉林省長春市)生まれ、東大理学部数学科卒、東大大学院理学系研究科修士課程修了、ミシガン大学研究員、コロラド大学助教授、お茶の水女子大学理学部数学科教授等を経て、同大学名誉教授。新田次郎とベストセラー『流れる星は生きている』の著者・藤原てい夫妻の次男。米国留学記『若き数学者のアメリカ』(1977年)で日本エッセイスト・クラブ賞受賞。「情緒」、「国語」、「愛国心(パトリオティズム)」、「武士道」等の大切さを説いた『国家の品格』(2005年)は200万部を超えるベストセラーとなり、その後も様々な講演活動、雑誌連載・本の執筆等を行っている。
本書は、安野氏と、安野氏が小学校の図画工作の教師だった時に生徒だった藤原氏が、日本語の美しさについて、数々の文学作品や唱歌・童謡等を引用しつつ語り合ったもので、2006年に出版された。
目次は以下の通り。まえがき(藤原正彦)、第一章:読書ゼミのこと、第二章:国語教育の見直しを!、第三章:日本人特有のリズム、第四章:日本語は豊かな言語、第五章:小学唱歌と童謡のこと、第六章:文語体の力、第七章:ユーモアと空想、あとがき(安野光雅)
本書の大前提となっている「美しい日本語の大切さ」については、藤原氏は、同時期に出版した『国家の品格』はじめ様々なところで説いているが、本書のまえがきにも次のように書いている。「美しい日本語に触れないと、美しく繊細な情緒が育たない。恋愛さえままならない。文学に一切触れず、「好き」と「大好き」くらいの語彙しかない人間は、ケダモノの恋しかできそうにない。・・・様々な語彙を手に入れはじめて恋愛のひだも深くなるのである。・・・祖国に対する誇りや自信も身につかない。祖国がいかに経済的繁栄を続けても、いかに強力な軍隊を持っても、深い誇りとか自信はそこから生まれはしない。世界もそんな国や国民には、嫉妬や恐れを抱いても決して尊敬はしない。深い誇りや自信は、祖国の生んだ文化や伝統、すなわち普遍的価値から生まれる。」
私は、これまで藤原氏の多数の本を読み、その主張には大いに共感しているので、本書についても頷きながら読み進めたが、最近短歌を詠み始めたこともあり、特に、日本人特有の「五七」のリズム、文語体の力と美しさ(尤も、私が詠むのは俵万智の『サラダ記念日』のような口語短歌だが)についてのやり取り、及び、「ユーモアと独創性」とは非常に近いもので、その真髄は二つの離れたものを結びつけるという「意外性」にあるというくだりは、興味深く読んだ。
安野氏と藤原氏という、かつての教師と生徒、かつ、共に専門外ながら日本語(文学)に強い思いを抱く二人ならではの、日本語愛に溢れた対談本と言えるだろう。(作家や日本語の専門家同士の対談であったら、(良いか悪いかはともかく)随分違ったものになっていたに違いない)
(2022年10月了)
藤原正彦(1943年~)氏は、満州国新京(現・中国吉林省長春市)生まれ、東大理学部数学科卒、東大大学院理学系研究科修士課程修了、ミシガン大学研究員、コロラド大学助教授、お茶の水女子大学理学部数学科教授等を経て、同大学名誉教授。新田次郎とベストセラー『流れる星は生きている』の著者・藤原てい夫妻の次男。米国留学記『若き数学者のアメリカ』(1977年)で日本エッセイスト・クラブ賞受賞。「情緒」、「国語」、「愛国心(パトリオティズム)」、「武士道」等の大切さを説いた『国家の品格』(2005年)は200万部を超えるベストセラーとなり、その後も様々な講演活動、雑誌連載・本の執筆等を行っている。
本書は、安野氏と、安野氏が小学校の図画工作の教師だった時に生徒だった藤原氏が、日本語の美しさについて、数々の文学作品や唱歌・童謡等を引用しつつ語り合ったもので、2006年に出版された。
目次は以下の通り。まえがき(藤原正彦)、第一章:読書ゼミのこと、第二章:国語教育の見直しを!、第三章:日本人特有のリズム、第四章:日本語は豊かな言語、第五章:小学唱歌と童謡のこと、第六章:文語体の力、第七章:ユーモアと空想、あとがき(安野光雅)
本書の大前提となっている「美しい日本語の大切さ」については、藤原氏は、同時期に出版した『国家の品格』はじめ様々なところで説いているが、本書のまえがきにも次のように書いている。「美しい日本語に触れないと、美しく繊細な情緒が育たない。恋愛さえままならない。文学に一切触れず、「好き」と「大好き」くらいの語彙しかない人間は、ケダモノの恋しかできそうにない。・・・様々な語彙を手に入れはじめて恋愛のひだも深くなるのである。・・・祖国に対する誇りや自信も身につかない。祖国がいかに経済的繁栄を続けても、いかに強力な軍隊を持っても、深い誇りとか自信はそこから生まれはしない。世界もそんな国や国民には、嫉妬や恐れを抱いても決して尊敬はしない。深い誇りや自信は、祖国の生んだ文化や伝統、すなわち普遍的価値から生まれる。」
私は、これまで藤原氏の多数の本を読み、その主張には大いに共感しているので、本書についても頷きながら読み進めたが、最近短歌を詠み始めたこともあり、特に、日本人特有の「五七」のリズム、文語体の力と美しさ(尤も、私が詠むのは俵万智の『サラダ記念日』のような口語短歌だが)についてのやり取り、及び、「ユーモアと独創性」とは非常に近いもので、その真髄は二つの離れたものを結びつけるという「意外性」にあるというくだりは、興味深く読んだ。
安野氏と藤原氏という、かつての教師と生徒、かつ、共に専門外ながら日本語(文学)に強い思いを抱く二人ならではの、日本語愛に溢れた対談本と言えるだろう。(作家や日本語の専門家同士の対談であったら、(良いか悪いかはともかく)随分違ったものになっていたに違いない)
(2022年10月了)
2006年5月29日に日本でレビュー済み
藤原正彦さんの小学校のときの図工の先生が安野先生。
そのお二人の対談を、藤原さんの四年後輩の筑摩書房・松田哲夫氏が
ちくまプリマー新書の一冊にしたのだな、ということが
「まえがき」を読むとわかります。
さて、ともすればきれいにきまり過ぎた感じのあるタイトルですが
(『世にも美しい日本語入門』)、
安野先生自ら、『「日本語が美しい」とはどういう意味なのか』
と問い、かつそれに答えてくださっています。
私も、その答えになるほど、と思い、
あらためて日本語を振り返ってみたい気持ちになりました。
日本には、大量多様の日本語の蓄積があります。
お二人に上手に紹介されている書籍に素直にあたるのも一興、
何か思い出して「あれ読んでみるかな」と思ってみるのも一興、
まさにこれは、回れ右して日本語に入門するための本でありました。
そのお二人の対談を、藤原さんの四年後輩の筑摩書房・松田哲夫氏が
ちくまプリマー新書の一冊にしたのだな、ということが
「まえがき」を読むとわかります。
さて、ともすればきれいにきまり過ぎた感じのあるタイトルですが
(『世にも美しい日本語入門』)、
安野先生自ら、『「日本語が美しい」とはどういう意味なのか』
と問い、かつそれに答えてくださっています。
私も、その答えになるほど、と思い、
あらためて日本語を振り返ってみたい気持ちになりました。
日本には、大量多様の日本語の蓄積があります。
お二人に上手に紹介されている書籍に素直にあたるのも一興、
何か思い出して「あれ読んでみるかな」と思ってみるのも一興、
まさにこれは、回れ右して日本語に入門するための本でありました。
2020年5月5日に日本でレビュー済み
藤原正彦氏の「本屋を守れ」を読んだ後、この本を無性に読み直したくなった。藤原氏の主張は似ているが、「本屋を守れ」は、藤原氏へのインタビュー形式で書かれている。本書は、小学校の図工の先生だった安野氏とその教え子だった藤原氏のあまりにも波長の似た二人による対話から成る。対等な横の関係。同じ土俵での対話である。
二人が揃って推薦する本は、森鴎外の「即興詩人」。唱歌や童謡は、文語入門に最適と二人は大いに盛り上がる。
現代の日本が見落としそうな大切なことがたくさん詰まった対話である。二人の古老の鳴らす警鐘に耳を傾け、日本語の素晴らしさににもう一度目を向けたい。
二人が揃って推薦する本は、森鴎外の「即興詩人」。唱歌や童謡は、文語入門に最適と二人は大いに盛り上がる。
現代の日本が見落としそうな大切なことがたくさん詰まった対話である。二人の古老の鳴らす警鐘に耳を傾け、日本語の素晴らしさににもう一度目を向けたい。
2008年9月23日に日本でレビュー済み
藤原正彦の小学校の時の先生が、安野光雄だったとは、つい一月前に知ったばかりでした。
まえがきを藤原正彦が、あとがきを安野光雄が書いているだけでも贅沢だ。
二人について興味がない人が読んでも、面白くないかもしれない。
絵と数学というそれぞれの専門家の二人が、絵本、小説などの作者として日本語について語っているのは貴重だ。読書、教育、歌、日本語がかかわるさまざまな視点の話題が満載。
挿絵は南伸坊で、すこしほっとする感じです。
まえがきを藤原正彦が、あとがきを安野光雄が書いているだけでも贅沢だ。
二人について興味がない人が読んでも、面白くないかもしれない。
絵と数学というそれぞれの専門家の二人が、絵本、小説などの作者として日本語について語っているのは貴重だ。読書、教育、歌、日本語がかかわるさまざまな視点の話題が満載。
挿絵は南伸坊で、すこしほっとする感じです。
2008年2月28日に日本でレビュー済み
日本語の素晴らしさを再認識させてくれる一冊。特に文語の美しさに惹かれます。まさに「情緒」あふれる言葉です。現代語は意思疎通の道具としては発達しているのだと思いますが、やはり旧来の日本語も持つような情緒・品格はなかなかでせないですね。
昔国語の教科書で読んだような北原白秋や島崎藤村の詩や童謡の歌詞、百人一首に俳句等、今思いかえせばなんとも美しいという言葉達です。国語教育は日本文化教育であり、同時に芸術教育としても重要なのでしょう。これは数学にもいえることかもしれませんが。
有名な言葉ですが、個人的にあらためて印象的に残ったひとことをあげておきます。
井伏鱒二の漢詩の訳
「花に嵐のたとえもあるさ さよならだけが人生だ」
昔国語の教科書で読んだような北原白秋や島崎藤村の詩や童謡の歌詞、百人一首に俳句等、今思いかえせばなんとも美しいという言葉達です。国語教育は日本文化教育であり、同時に芸術教育としても重要なのでしょう。これは数学にもいえることかもしれませんが。
有名な言葉ですが、個人的にあらためて印象的に残ったひとことをあげておきます。
井伏鱒二の漢詩の訳
「花に嵐のたとえもあるさ さよならだけが人生だ」
2016年4月5日に日本でレビュー済み
文語文について、まったく関心がなかった方には良いのかもしれませんが、内容としては、雑誌記事程度の軽い対談です。ひっきょう、企画としての面白さに尽きるのかもしれません。接点のなさそうな画家と数学者が、じつはかつての師弟で、対談の内容は、画家にも数学者にも関係のなさそうな文語文。
安野さんの一押しは 『即興詩人』。 ついで、『特命全権大使米欧回覧実記』というところ。
小学唱歌(「冬景色」、「雨」、「美しき天然」などが話題にあがります)で、文語文になじむというのは、たしかに良いかと思います。
あと、石井勲先生の漢字教育の話は、興味深く感じました。子どもは、「九」や「鳥」など抽象度の高い漢字よりも、画数が多くても具体性のある「鳩」のほうが覚えやすいそうです。正確に言えば、「鳩」→「鳥」から「九」の順番だそうです。
当時4歳だった長男に対する藤原先生の教育体験でも、林檎、麒麟、豆腐、葡萄はすぐに読めるようになり、右、左、上、下、これは全然読めなかったそうです。もっともこれは、読める読めないというより、抽象概念がじゅうぶん形成されていないので、言葉とのマッチングがうまくできないせいかもしれないと、思いました。
安野さんの一押しは 『即興詩人』。 ついで、『特命全権大使米欧回覧実記』というところ。
小学唱歌(「冬景色」、「雨」、「美しき天然」などが話題にあがります)で、文語文になじむというのは、たしかに良いかと思います。
あと、石井勲先生の漢字教育の話は、興味深く感じました。子どもは、「九」や「鳥」など抽象度の高い漢字よりも、画数が多くても具体性のある「鳩」のほうが覚えやすいそうです。正確に言えば、「鳩」→「鳥」から「九」の順番だそうです。
当時4歳だった長男に対する藤原先生の教育体験でも、林檎、麒麟、豆腐、葡萄はすぐに読めるようになり、右、左、上、下、これは全然読めなかったそうです。もっともこれは、読める読めないというより、抽象概念がじゅうぶん形成されていないので、言葉とのマッチングがうまくできないせいかもしれないと、思いました。