この本を読まなくても、夢枕漠氏の「陰陽師」シリーズは十分に楽しめます。でも、この本を読んだあとで、例えば「付喪神の巻」に収録されている「鉄輪」を読みかえすとき、貴船の闇がいちだんと深く、大きく感じられることでしょう。
夢枕漠氏を始めとして荒俣宏、旭堂小南陵、河合隼雄といった多彩な人たちがつむぎだす時代の空気、清明や博雅が生きた世界のかけらとでも表現すれば良いのでしょうか、それがこの本のあちこちに散らばってきらきら光っているように感じます。
清明や博雅の会話を、息遣いをより身近に感じたい人のために。そんな一冊がこの本です。

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陰陽師・徹底解剖: 陰陽夜話安倍晴明の世界 (朝日文庫 ゆ 3-2) 文庫 – 2003/9/1
- 本の長さ245ページ
- 言語日本語
- 出版社朝日新聞出版
- 発売日2003/9/1
- ISBN-104022614269
- ISBN-13978-4022614261
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著者について
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1951年、神奈川県小田原市生まれ。77年に作家デビュー後、“キマイラ・吼”“魔獣狩り”“闇狩り師”“陰陽師”シリーズ等人気作品を発表し、今日に 至る。89年『上弦の月を喰べる獅子』で、第10回日本SF大賞を、98年『神々の山嶺』で第11回柴田錬三郎賞を受賞。日本SF作家クラブ会員(「BOOK著者紹介情報」より:本データは『 天海の秘宝(上) (ISBN-13: 978-4022507631 )』が刊行された当時に掲載されていたものです)