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反撥 [Blu-ray]

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フォーマット ワイドスクリーン, ブラック&ホワイト
コントリビュータ イアン・ヘンドリー, イヴォンヌ・フルノー, ロマン・ポランスキー, カトリーヌ・ドヌーヴ
言語 英語
稼働時間 1 時間 45 分

アニメ 『デート・ア・ライブⅤ』Blu-ray・DVD 上巻 07/24発売
Amazon.co.jp限定数量限定版は「崇宮澪 サマーワンピースver. 1/7スケールフィギュア」付き、全巻購入特典は「アニメ描き下ろしイラスト使用上下巻収納BOX」付き。 詳細は特集ページをチェック

商品の説明

●ポーランドを離れ渡英したポランスキーが、カトリーヌ・ドヌーヴを主演に迎えて発表した異色の心理スリラー。

●若きドヌーヴのニューロティックな演技が炸裂する傑作サスペンス!
●映像特典
・予告編

ベルギー人のキャロルは、姉のヘレンといっしょにロンドンのアパートで暮らしている。
ヘレンには恋人がいるが、キャロルは内気でいつも孤独。
ある日、ヘレンと恋人は旅行に出かけてしまう。
一人アパートに取り残されたキャロルだったが……。

登録情報

  • アスペクト比 ‏ : ‎ 1.78:1
  • メーカーにより製造中止になりました ‏ : ‎ いいえ
  • 言語 ‏ : ‎ 英語
  • 製品サイズ ‏ : ‎ 30 x 10 x 20 cm; 80 g
  • EAN ‏ : ‎ 4988111145093
  • 監督 ‏ : ‎ ロマン・ポランスキー
  • メディア形式 ‏ : ‎ ワイドスクリーン, ブラック&ホワイト
  • 時間 ‏ : ‎ 1 時間 45 分
  • 発売日 ‏ : ‎ 2013/10/25
  • 出演 ‏ : ‎ カトリーヌ・ドヌーヴ, イアン・ヘンドリー, イヴォンヌ・フルノー
  • 字幕: ‏ : ‎ 日本語
  • 言語 ‏ : ‎ 英語 (Mono)
  • 販売元 ‏ : ‎ 角川書店
  • ASIN ‏ : ‎ B00E7IQAFU
  • ディスク枚数 ‏ : ‎ 1
  • カスタマーレビュー:
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女の中で発芽した病理の成長と爆発
5 星
女の中で発芽した病理の成長と爆発
キャロル(カトリーヌ・ドヌーヴ)はロンドンのフラットで姉と暮らしている。姉にはこの部屋に通う妻帯者の恋人がいる。キャロルには彼女を深く愛している男性がいるのだが、彼女にそれに応じることができない・・。ポランスキーが処女長編『水の中のナイフ』の次にロンドンで撮りあげた、こちらの神経までかき乱される恐ろしく忘れがたい1作。Repulsionは反撥というより嫌悪、拒絶。構成はいたってシンプルな本作です。抽象的に浮かぶ言葉は、崩壊、分裂、遮断、遊離、逃避、混沌、麻痺、逸脱、錯乱、・・。とにかくキャロルが崩れ、壊れ、乱れ、歪んで、裂けて遮られ離れていくさまをポランスキーが冷徹にこれでもかと執拗に追います。姉と恋人が旅行に出て、キャロルは一人フラットに残されます。もともと男性・接触・侵入恐怖があるように描かれていますが、この2人が彼女を現実認識につなぎとめていたのか、彼女は静かに静かに病んでいきます。皮膚の裏側でうごめく神経・吹き荒れる嵐。急に切り替わる感情のスイッチ。この隔絶感、孤立感。以下、★まで具体的に書いています。幻覚、幻聴が彼女を昼夜なく襲います(そういえば室内は何日か何時かわからないように描写されます)。ひび割れる壁、鏡に映る男、壁から彼女に伸びる無数の手、柔らかい壁。侵入し彼女を襲う男・・(この男は冒頭で彼女に卑猥な言葉を投げる男ではないでしょうか)。果ては室内に入った、ある2名を現実に「排除」してしまいます。ここは流血の表現・描写は鮮烈です。★彼女を捉える、そして彼女の観る室内を捉えるギル・テイラー(『博士の異常な愛情』『袋小路』『マクベス』『オーメン』『フレンジー』)のモノクロ・カメラがユニークなのです。広角レンズでしょうか、時に歪んで空虚な室内。アリス症候群というのでしょうか、天井高く低く見えたり、壁が遠く近く見えたりします。そのカメラが捉える、やかんに映る彼女の顔の歪み、次第に腐っていくうさぎ肉、発芽し、伸びていくじゃがいもの芽は、彼女の中で大きくなる病理とダブッて不気味でした。そして音。鐘の音、壁の破断音、電話のベル、突然鳴り響くドラム(音楽全体がウェスト・コーストのドラマー、チコ・ハミルトンによる)。しかし襲われる幻覚を見る時は無音。強弱ある音響設計も見事。冒頭の彼女の瞳のドupからしておかしい。右目と左目が違う人のそれに見えます。何も見ていない、あえていえば内側を見ているような生気のない眼。無表情、無反応、無自覚。すでに問題を抱えていることがわかります。私は精神病理の素人です。それに監督の意図ではないので原因・病名探しは止めます。弊害もあるし、監督の意図でもないでしょう。そしてフラット自体が彼女の脳と重なって感じられて、脳に中にまた彼女自身が棲んでいるように思えます。壁に入る亀裂は強固な自意識の崩壊です。閉所で進む広所恐怖でしょうか、玄関の覗き穴、窓は彼女の眼孔であり、そこから見る教会やシスターは遠い存在に思えます。それは救済を求めているみたいに見えますし、反面、遠ざけているようにも見えます。オカルトではありませんが、例えば、彼女は何かに憑依・寄生されているみたいに異常です。世が世なら悪魔憑きといわれるかも知れません。家(脳内)にいることを何とか許容しているのは、姉と(かろうじて)姉の恋人のみ。それ以外は脅威であり「排除」されるのですね。この姉の恋人が本作のミソのひとつです。ラストの彼にも注目です。同じドヌーヴ主演、ブニュエル監督の『昼顔』も想起します。ひょっとしてキャロルにも欲望・抑圧・引き裂かれた感覚はあるのか?でも『昼顔』が女性の葛藤・妄想をあいまいに眩惑的に描いて、そして本人は性関係、夫の拒絶に対して申し訳なさ、贖罪を感じているようですが、本作は妄想をはるかに超えた幻覚、嫌悪、排除のベクトルがあるようで、異なるエンジンを積んでいると思います。ポランスキー作品は、現在に至るまで(90年代もすべて)素晴らしいですが、処女作から『テス』までは特に映画界の巨大な山脈として屹立していますね。本作でも壁をめぐる描写など下手すればいかにも新人監督がアイディア一発でやりそうなのですが、陳腐に感じられないのは、うまく全体を覆う神経質な空気を醸成しているからでしょうね。本作はモノクロであることが被現実感をてっぺんまで高めていると思います。曖昧な言葉ですがいわゆる広義の表現主義の流れを汲んでいるのかと思います。最後の家族写真の彼女の顔と眼つきの怖さ。この家族写真がなにかを暗示している可能性はあります。複数回でてきます。深読みすれば、問題は父親との関係と見えないこともないですが、それなら視線の先の父親へカメラ・パンするのかと思うのです。この視線から、荒涼とした彼女の内面の垣間見るとき、どこか(私も含めた)現代人の病理めいたものも感じ、ラストの絵面に戦慄します。でも原因説明は行わない。監督に訊いても「お好きにどうぞ」と言うでしょう。「Rotten Tomatoes」が発表した「ホラー映画ベスト75(The 75 best-reviewed horror movies of all time)」では堂々の3位に輝いています(2015年8月12日現在。適時、変動するようです。昨年は1位でした)。観る者に爪痕を残す、複数の鑑賞に耐えうる傑作と思います。一人暮らしの人には堪える作品です。REPULSION 1965 UK Compton FilmsDVD画質 可もなく不可もなく 少しキズ、ノイズあり。オリジナルアスペクト1.66 : 1(THEATRICAL ASPECT RATIO 1.85: 1 の表記サイトもあり)関連キーワード:幻覚、男性恐怖、ロンドン、フラット、密室、異常心理、錯乱、姉妹、瞳、抑圧、レイプ、壁、ジャガイモ、手、ネイリスト、シスター、電話、家主、家族写真、表現主義、求婚者、処女連想作:『昼顔』『ローズマリーの赤ちゃん』『テナント』『三人の女』
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上位レビュー、対象国: 日本

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