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ブレストの乱暴者 (河出文庫 シ 3-1) 文庫 – 2002/12/1
霧が立ちこめる港町ブレストを舞台に、言葉の魔術師ジャン・ジュネが描く、愛と裏切りの物語。“分身・殺人・同性愛”をテーマに、サルトルやデリダを驚愕させた現代文学の極北が、澁澤龍彦の名訳で今、蘇る!!
- 本の長さ413ページ
- 言語日本語
- 出版社河出書房新社
- 発売日2002/12/1
- ISBN-104309462243
- ISBN-13978-4309462240
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登録情報
- 出版社 : 河出書房新社 (2002/12/1)
- 発売日 : 2002/12/1
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 413ページ
- ISBN-10 : 4309462243
- ISBN-13 : 978-4309462240
- Amazon 売れ筋ランキング: - 316,208位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 430位フランス文学研究
- - 465位フランス文学 (本)
- - 1,238位河出文庫
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2013年3月10日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
内容的には殺人・窃盗・男色とえげつないこと揃いですが、そういうものに真剣にこだわらなければ、文章・表現・比喩の不思議な魅力がたっぷりと味わえます。ストーリーももちろんあるのですが、行き当たりばったりにページを開いて、そこの文章を読むだけでも楽しめます。訳もよいです、読みやすいですよ。ただし、倫理的にどうしても受け付けない人は受け付けないと思います・・・
2008年12月18日に日本でレビュー済み
フランス語で「クレル」とはすなわち「乱暴」という意味で、「クレル・ド・ブレスト」はずばり「ブレストの乱暴者」と直訳されてよかったと思う。
さて、ストーリーだが、やはりジュネ、言語やレトリックにおいて実験的だ。50年前に書かれた小説だとはやや信じがたい。
クレルの生き様は愚かだが、どこか涙をそそわれる哀しみがそなわっている。己の愛情がどうしても相手に伝わらない・・・だからクレルは殺人を犯すのだ。
そして、殺人を犯したとして、クレルは救われるか・・・結局、殺人によっても、いや、どんなことであっても、クレルは救われない。
その厳然たる事実に打ちのめされた。恐ろしい小説だ。
なお、本作は、ライナー・ヴェルナー・ファスビンダーによって映画化されている。
さて、ストーリーだが、やはりジュネ、言語やレトリックにおいて実験的だ。50年前に書かれた小説だとはやや信じがたい。
クレルの生き様は愚かだが、どこか涙をそそわれる哀しみがそなわっている。己の愛情がどうしても相手に伝わらない・・・だからクレルは殺人を犯すのだ。
そして、殺人を犯したとして、クレルは救われるか・・・結局、殺人によっても、いや、どんなことであっても、クレルは救われない。
その厳然たる事実に打ちのめされた。恐ろしい小説だ。
なお、本作は、ライナー・ヴェルナー・ファスビンダーによって映画化されている。
2004年6月23日に日本でレビュー済み
けた外れの湿り気。邪悪な言動。犯罪と交接と官能による糊塗。
同性愛はその最も頑健で最も無艶なコンテクストの中では賞賛さえされる。
このブレストの漠とした錨地から、ジュネは鋭いポエジーを引き出している。魂の絶望、死のオードを。
それはつらく、強く、ひびいています。
同性愛はその最も頑健で最も無艶なコンテクストの中では賞賛さえされる。
このブレストの漠とした錨地から、ジュネは鋭いポエジーを引き出している。魂の絶望、死のオードを。
それはつらく、強く、ひびいています。