前作まで感じられたザ・フーの影響に加え、中期以降のビートルズにインスパイアされたようなサイケデリックな雰囲気が立ち込める、さながらジャム版Revolverともいうべき作品。Taxmanのリフを引用したようなヒット曲Start!はその象徴。
さらにスカやダブを取り入れたニューウェイヴ的なアグレッシブさ、濃厚なリズム&ブルースの影響など様々な要素が見事に融合した実験性とポップさを兼ね備えた快作。
そして後にモリッシーもカヴァーしたThat's Entertainment はポール・ウェラーのソングライターとしての成熟を雄弁に告げる名曲。